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圖阿です!
前回からの続きです!
どうぞ!
・・・
💎side
家に帰る道中、僕は突然腕を強く引かれ路地裏に連れ込まれた。
路地裏に入ると同時に、僕は地面に投げ飛ばされた。
💎「……ッッ……!」
生徒「……あれ?お前ちょっと見ない間に随分いい反応するようになったなww」
連れ込んだ相手は僕をいじめていたクラスメイトの内の3人だった。
💎「………………何か…ようですか…?」
生徒「何かって…そんなつれない反応すんなよなぁ♪」
生徒「俺らあの後、てめぇが勝手にいなくなったせいで超つまんなかったんだよ」
生徒「他のやつ虐めても親が守るから校長にもバレちまうしよ」
生徒「そのせいで俺ら謹慎食らってさぁ………どうしてくれるわけ?」
そう言って、僕の胸元を掴み、睨んでくる彼ら。
前までの僕なら何とも思わなかった。
けど、今は怖くて仕方がなかった。
また、痛い思いをする…やめてって言っても殴られ続ける。
過去の出来事を思い出し僕は震えた。
それに気を良くした彼らは不敵な笑みを浮かべて言った。
生徒「…なぁ…俺等に悪いと思ってるなら金よこせよ」
💎「……お、お金は今は持ってません…ッ…!」
生徒「はぁ??嘘つくなよ」
生徒「お前がこないだ髪の長い男と一緒に買い物してんの見たんだよ」
生徒「学校にも家族にも味方がいないお前が、今までまともに生きてたってことはそいつに金貰ってたんだろ?」
生徒「………もしかして……パパ活相手とか?ww」
💎「……………は………?」
生徒「それ言えてるわww親に愛されてないこいつが金をゲットできたのって絶対そいつに体売ったからじゃんww」
生徒「うわきっしょwwつか、物好きなやつもいるもんだなw」
生徒「まぁ、こいつ顔だけは良いしなww」
そう言って僕の顔を掴むクラスメイト。
💎「………ざ………るな……」
生徒「………あ???」
💎「ふざけるなって言ったんだよ…ッ!」
僕は顔をつかんでいたクラスメイトの手を叩いた。
💎「あの人を…!!僕を助けてくれたあの人を侮辱するなッッ!!」
💎「あの人は!お前らみたいな奴らと違って本当にいい人なんだ!」
💎「それをパパ活だのなんだの言ってお前らが侮辱するなッッ!!」
気づいた時には震えは止まっていた。
彼らがアニキをパパ活の相手だの、体目的だの言ったのが許せなかった。
僕が反抗したことに一瞬驚いた3人だったが、状況を理解して、僕に殴りかかってきた。
生徒「…ッ…てめぇ誰に口聞いてんだッッ!!」
顔を殴られて、鉄の味がした。
お腹を何度も殴られて、吐いてしまった。
自分の血や吐瀉物で服が汚れても僕は気にもとめずに彼らを殴った。
彼らに比べたら殴り慣れてない僕の攻撃なんて痛くも痒くもないだろう。
それでも僕は自分にできる精一杯の反抗をした。
💎「………ッ……ゲホッ……ッ…!」
3対1なんて当然勝てるはずもなく、僕は地面に横たわっていた。
そんな僕を見下ろす3人の背後に誰かがいるのが見えた。
💎「………アニ………キ……?」
そこにいたのは初めて見る顔をしたアニキが、1人のクラスメイトに殴りかかっているところだった。
続く
・・・
見てくださりありがとうございました!