こんばんは。
ついさっきほぼ完成していたのが全部消えて一から書き直しました。メンタルがボロボロです。
頑張って書いたのでぜひ最後まで読んでください。
注意事項
地雷さんや苦手な方はそっと閉じてください
この作品はご本人様と何一つ関係ありません
コメントをする際には批判ではなくアドバイスをしてください。
それでは楽しんでいってください!
葛葉さん視点。
ふぅ。
いちごミルクを飲みながら一息つく。
今日はくろのわ武道館の打ち合わせで事務所に来ていてさっきやっと終わった所だ。
武道館なんて初めてでつい叶ともマネージャーとも熱くなってしまい打ち合わせはのびにのびた。多分、俺のテンションが高かったのも原因の一つ。いつもならあり得ないほどのやる気で2人も影響されたんだろう。でも全く疲れてない。それどころか今日はアラームとマネージャーからの電話がくる前に起きて10分前には事務所に来ていた。猫背もいつもと違ってピシッと伸びてシャキシャキしている。恋の力ってすげぇ。ローレンの連絡一つでここまで元気になるなんて。絶対、俺のチャーム以上に効果あるだろ笑。
「ふふっ、いちごミルクうまぁ。」
『それは良かった。』
「は、ローレン!?」
声のする方に振り返るとエナドリを持ったローレンがいた。いつもより高い位置のポニーテールが大人びていてかっこいい。
「いや、何?いつから?」
『んーとね、ふぅ。から笑』
「最初からじゃんかよ、声かけろよ〜。」
『そっちのがおもろいかなって。』
そう言いながら俺の隣に座るローレン。
ベンチが小さいため距離が近い。ドキドキと心臓が音をたてる。顔が赤くなっていたらどうしよう、、、、。
『葛葉!』
「うわぁっ!なんだよ急に。」
『いや返事しないからでしょ笑』
「えっ、ごめん気づかんかった。」
『打ち合わせだったんだもんなお疲れ様。』
ローレンに頭を撫でられる。その手つきが優しくて思わず目を逸らす。
「ありがと///」
『いーえ。』
ローレンさん視点。
今日は2時だとかのライブの打ち合わせで事務所に来た。葛葉も事務所に入ることは知っていたので打ち合わせが終わった後、控室を飛び出た。会いたい、でも 廊下、トイレ、控室どこにも居ない。帰ったのか?肩を落とし帰ろうとした所で目立つ銀髪がちょうど反対側の窓から見えた。見つけた!
『はぁ、はぁ』
と上がる息を整えて影に隠れる。俺も男だ。好きな人の前ではカッコつけたい。
息が整って葛葉に声をかける。手にはいちごミルクを持っていてにこにこと嬉しそうだ。
うん、なるほど可愛い。
ここに来るまで走った疲れが一瞬にして吹き飛ぶ。国宝級だろ、この可愛さ。国で保護するべきだ。それより本題はここからだ。 よし。俺なら出来る!そう決意し葛葉の隣に座る。昨日の夜に調べたんだ。かっこよくて色んな人をメロメロにする方法
1、普段とのギャップを見せる。
2、さりげないスキンシップをする。
3、相手をいたわる言葉や褒め言葉をかける。
4、食事や旅行に誘って一緒に行動する。
ギャップと言えるのかは分からないがいつもより高めのポニーテール。さり気なく頭も撫でたしいたわる言葉もかけた。完璧だ✨️。
あとは4の食事や旅行に誘うだけだ!
でも旅行に誘うのは流石にいきなり過ぎる。
食事も今は夕方でお昼には遅くて夕食には早い。クソッ。タイミング悪すぎだろ。
どうするか、、、、、。
葛葉さん視点。
ローレンとの会話は楽しい。
ユーモアが合って面白いしテンポが良くて心地良い。でももうローレンはエナドリを飲み終わっていていつ解散でもおかしくない。
嫌だ、もう少しで良いからローレンと一緒に居たい。飯に誘ってみようかな。断られても良いからもう少し話をしたい。
「あのさ!ローレン、」
緊張して声が大きくなってしまった。
やばい、失敗した。どうしよう。
『どうしたの?葛葉。』
「いや、あの…その…えっとぉ、、」
言わなきゃ。でも言えない。また失敗するかもしれないし。
『ゆっくりで良いよ。待ってるから』
『言ってみ?』
ローレンは心配そうな顔をして聞いてくる。
別に深刻なことじゃないのに気を使わせてしまった。
「別に心配されるようなことじゃ無くてさ」
『うん。』
「嫌だったらごめん。」
『良いよ。言うだけ言ってみな。』
「じゃあ今から飯行かねぇ?」
勇気を振り絞って伝えた。でもローレンは目を丸くして固まっている。断られんのかな、
『えっ?』
「いやっ!別に全然断って良いよ!」
「ごめん。いや…その///」
冷や汗が止まらない。ごめん、どうしよう。
『良いの!?』
「えっ?」
『行こうぜ!飯。今誘うか迷ってたし俺も』
「ありがとう✨️早く行こう!」
嬉しい。まだ一緒にいられる。
ローレンさん視点。
葛葉が飯に誘ってくれた。
嬉しいけど俺から誘いたかった気持ちもある
でも勇気が出なかったから葛葉が言ってくれて今回は良かったな。
店は焼肉店にした。葛葉は肉好きだしガッツリ食べれる。もっと混んでるかと思ったけど時間が早いからか空いていてリラックス出来る。人混みは身バレに気をつけなきゃならない。めんどい、正直。それに食べてる時の可愛い葛葉を見せたくない。今も俺が焼いたカルビを口いっぱいに詰め込んで食べてる。
汚いとかではなくてリスに近いと思う。
ほっぺもちもちそうだな。本人も配信で自慢してたし可愛い。
「ローレン焼くの美味すぎ✨️天才かよ!」
『葛葉が下手なだけじゃね?』
「は〜!せっかくお世辞言ってやったのに」
『いやお世辞マ!?』
その後も肉を頼んで腹いっぱいになるまで食った。もう入らん、無理だわ。葛葉は最後にバニラアイスを俺は杏仁豆腐を注文して席を立つ。
【お会計6802円になります。】
安いな。葛葉がそんなに食べないからか。
かりんちょりんめ。
『じゃあ現金で』
【7000円のお預かりで198円のお釣りになります。またおこしください。】
会計を終えて振り向くと申し訳なさそうな葛葉が立っていた。
「ごめん。奢らせて」
あぁ、こういう所だよな。お金が好きでモラルが欠ける用に見えるけど本当はどこまでも優しくて純粋だ。葛葉の好かれる理由の一つ
『良いよ、誘ってもらったんだし。』
「うん、」
気にしてんなぁ笑。分かりやすっ。
『じゃあ次は葛葉が奢ってよ。』
「うん、分かったありがと。」
さり気なく次の約束をしてしまった。そしてOKされてしまった。
何?今日、俺命日?幸せすぎて軽く死ねる。
赤くなった顔をごまかすように店を出る。
足をふみだした時に水滴があたる感覚がした
いやまさかの
『雨マ?』
葛葉さん視点。
店を出ていってしまったローレンを追いかけ外に出る。
「えっ?雨かよぉ。」
最悪だ。今は薄着で寒い。タクシーもいつ捕まるか分からない。いつかのタクシー事件を思い出し気分が沈む。
『タクシー待つか。』
「そうだな。」
ローレンと2人でタクシーを待つ。なんだか気まずい。なんか言わねぇと。せっかく2人きりなんだから。好きな人とか聞いてみようかな。 でもタイミングが悪くローレンのタクシーが来てしまった。
「またな、ローレン。」
そう言うと同時に体が傾きタクシーに詰め込まれた。
ローレンさん視点。
「またな、ローレン。」
葛葉の細い体が震えていて悲しそうで不安そうでついタクシーに乗せてしまった。1人に出来ない、置いていったら消えてしまいそうで。つい。この時間帯はタクシーが中々止まらないうえに雨がひどく雷もなりだした。
危険だ。
「あの?ローレン?」
いきなりの事で混乱している葛葉を見て必死に言い訳を並べる。
『この時間はタクシーほぼ止まらないし雨も雷もすごいから危ないと思ってさ。ついごめん。』
「いや良いよ、ありがと。」
『は?』
「ちょっと不安だったから1人。」
困った用に眉を下げて笑う葛葉を見て自然に口が動く。タクシーに乗せちゃったんだ。今から向かうのは俺の家な訳で。今帰るのは危ない訳で。必死に新しい言い訳を探しながら緊張で震える声で聞く。
『じゃあ今日さ。俺の家泊まる?』
はい!
ここまで読んでくれてありがとうございます
長いので前編と後編に分けました。
以上きい。でした(*‘ω‘ *)
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