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腐女子☆
10
優しい甘さのコンクリート
313
#カンヒュ
腐女子☆
224
早速使おう、けれどどこで。
美少年なんてそこらへんにいるわけがない。と思っていたのだが、ふと思いついたのだ。
誠の母校の高校では、芸能の道を歩く子が多く集う場所である。そうすれば美しい少年の一人や二人とも会えるのだろう、そう期待で胸が高鳴っていた。
午後の日差しが差すマンションの一室、今日は仕事を休んだ。もちろん例の飴玉の出番ゆえに一刻でも早く行動に出たいのだ、下半身が今にもうずいている本能の具現化こと――誠。
向かった先は母校、懐かしいものだ。夏の盛りゆえにどの少年も半袖、砂利のすこしばかり舗装されていない道をたどればそこに着く。
青い葉が爽やかに揺らいで一枚一枚が生き生きと、白い壁はすこし土の汚れをまとう場所。
いた、愛らしい美少年。
甘美なる果実は目の前にいる、まるで荒廃した泥と血に濡れた世界に救済を与える天使のようだ。
衝撃、誠の体中に張り巡らされた無数の神経が共鳴して騒いで仕方がない。思わず瞳孔が開き、自分でも驚くほどに息が荒く浅くなっていった。
白い肌はなめらかで、流れた艶やかでありつつも空気をはらんだ黒髪、大きなこげ茶の瞳は優し気な眉と、伏せられたまつ毛に縁どられている。耽美という言葉これほどまでに似あう少年もいない。
誠は美少年の唇にキスをできてしまうなら、脳にピストルを撃ちこみたくなるのだろう。
少年と目が合った、一目見て彫れるほどに。透き通った瞳と己の冴えない瞳がぶつかる。少年は首を傾げる、それでいてゆっくりと歩み寄ってきた。
この男がどれほど危うく、仮面の下は汚らわしい獣であるかもしらず。無垢な存在が一人男のもとへと歩み寄る。
「ここの関係者さん?ぼくは聡といいます、あなたは?」
コメント
1件
第2話、読んだよ……まずね、誠の飴玉に対する執着とか、美少年を見たときの♡♡♡的な反応の描き方が生々しくて、ちょっと鳥肌たったわ。まだ2話だけど、この「綺麗な仮面の下が実は獣」って構図、すごく緊張感があって好き。聡くんが無垢だからこそ、こっちがハラハラする。次どうなるか気になる🔥