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第1章:始まり
町外れの細い路地 街灯がチカチカ輝くその場所に 夜の12時を過ぎた時だけ現れる暖簾(のれん)があります
主人公の「さら」はいつもイライラしていました。
「あいつ・・・ホントにムカつく・・・顔見てるだけで腹が立つ」
口を開ければ毒を吐き クラスメイトを泣かせる
そんな自分が嫌いなのにどうしたらどうか分からなくて さらに性格を悪くさせる
そんな毎日
ある深夜 家を飛び出したら 偶然見つけたのが、その店でした
「・・・・・クリーニング屋?こんな深夜に?」
さらは、引き戸を「バシッ」と開けました。
カウンターに居たのは、影が薄そうな店主でした。
「ねぇ、早くクリーニングしてよ。さっさと」
さらが乱暴にカーディガンを投げつけると、店主は困ったように微笑みました
「すみません。ここは「心のクリーニング屋」です。お洋服ではなくあなたの心をクリーニングしましょうか?」
「はあ?何それ?バカじゃないの?」
さらは笑いましたが、店主は構わずスプレーをかけました。
それは夜のようなひんやりとするような甘い匂いでした。
「・・・・・汚れがひどいようですね・・・でも大丈夫です。明日の朝には乾いてますよ」