「よっしゃああああああああッ!!!」
「クソがぁぁぁぁぁッ!!」
「ちょ、うるせぇ…」
「31点!ほら見てみこち!31点!」
「そのテスト破くッ!」
「無理〜!」
「……何してんのお前ら」
「すばちゃん!こいつ、赤点ギリギリ回避したからって煽ってくる!!」
「そうなんだ、、みこちは何点なの?」
「29点」
「…………」
ドンマイしか言いようがない、、、
みこちはテスト前日、スバルに電話かけてきて『みこノー勉でテスト受ける!天才だからにぇ!』って言ってたな。
あ、これ終わったな…ってスバルは思った。あの時止めてあげればよかったけど、今の状況面白いから言わなくてよかったかも。
「放課後補習だあぁぁぁぁッ!いやだぁぁぁぁぁぁ!!」
「可哀想にw」
「何笑ってんだお!」
「でもすい31点でしょ?どんぐりの背比べ…」
「いやいやスバちゃん。31点と29点は天国と地獄を表してるんだよ?」
「そ、そうなんだ…」
♢♢♢
ー帰りの会ー
「はい、赤点取った人は教室に残ってくださいね。それではさようなら」
「よっしゃッ!ゲーセン行こうぜ!」「〇〇ちゃん一緒にカラオケ行こ!」
「やっとゲームできる~!」「やっべぇ、、親に叱られる…」
ガヤガヤ
「…………」
あれ?この感じみこだけ補習?
いやいや、流石に誰か一人は……ってみんな教室出て行った…
あ、みこだけだこれ。え、笑えてくるわw
「はぁぁ、、、、さいあk」
「よ!」
「わああああああッ!?!?」
「なんでそんな驚いてんのw」
「うぅ…みこだけしか補習いない、、」
「ノー勉で挑むからだよ」
「でもさッ!ノー勉で29点だよ?すごくない!?」
「いや、ただのバカ」
「……でもすいちゃんギリギリじゃん」
「すいちゃんは教科書チラッて見てからテストに挑んだもんね〜」
「みこに味方なんていない…すいちゃんも帰ればいいじゃん」
「え、暇だし残る」
「帰れよ!みこ静かに補修するだけだしつまんないよ?」
「それでもいいよ」
「……そっか」
変なやつ…
「………」カキカキ
「あ、そこ間違ってる」
「え、?」
「ここはこうだよ」
「…なんで知ってるの?ここすいちゃん間違えてたじゃん」
「あー、テスト終わってから分かることってたまにあるじゃん?」
「まあ確かに…」
「そこも違う!」
「もうやだ!うるさい!!!」
「______!!」
「____________💢」
「______ww」
すいちゃんがみこに間違ってるところを教えてくれてた。
所々ムカついた時はあったけど、、、
「終わったぁぁぁぁ!!!」
「よかったねw」
「うん!すいちゃんのおかげ!」
「よし!じゃあ帰ろう!」
「うん!」
「…………」
あいつらは帰ったかな…
♢♢♢
『俺、さくらさんに告白する!!』
『おっ!やっとか!』
『うん!さくらさん今、補習らしいから呼び出してくる!』
『補習、?今回のテスト簡単だったけど、、、』
『そんなおバカなとこも可愛い、、』
『…どんだけ好きなんだよw』
「………」
教室戻るか…
♢♢♢
人がいたら呼び出せない。あいつ、あんなに告白する気あったのにな。
そんぐらいの気持ちなら告白しようとすんな…
「みこちはすいちゃんだけのもの…」ボソッ
「ん?どうしたの?」
「え!な、なんでもない!」
「……そっかw」
「何笑ってんの、、、」
「いやー、焦ってるの面白いなってw」
「……手伝ってあげた恩あるよな?」
「……ごめん」
すいちゃんはいつみこに告白するのかな…
楽しみにしとこう。
コメント
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ほかの話も楽しみにしてます!!
国語でこんな文書いてみたい、、、どうやったらそんなに上手く雰囲気つくれて書けるの❔
小説書くのうますぎやろがい