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注意は前回と同様。
今回はそんなに甘えないかな?
私からかなかなへの愛だけは詰まってます。
叶 、という男をあなたならどう例える?
天使?
悪魔?
サイコパス?
はたまたメンヘラ?
アイドル?
人妻?
もちろん。それは決められたものではない。その人をどう捉えるかは人それぞれ。
この世には、惚れた弱み という言葉がある。
配信が始まったあとの気の抜けた挨拶も
視聴者をことごとく煽る無邪気さも
甘い低音ボイスを響かせる喉から出す多種多様な声も
話すときに前後左右にゆらゆら揺れる姿も
強い言葉で、静かに叱りつける時も
小学生のような下ネタを投げつけるときも
ぶりっ子をして誰かにねだるときも
広いステージで彼の魅力を最大限生かしたパフォーマンスも
すべて、
ひとつ残さず愛してしまうのだ。
毎日配信を覗いていると錯覚してしまう。
彼は身近な存在だと。
サイコパスだ、ドSだと形容される裏で
少し抜けた可愛さを知っている。
声のトーンが変わらない。気持ちが伝わらないと言われる裏で
彼が感情豊かに、楽しく笑い、怒り、驚くことを知っている。
すべてを知っていると錯覚する。
だから、彼の知らない裏を
本物の天使をぶつけられたあなた達は。
彼をこれから、どう例えますか?
3日ぶりの配信。
kanae channelで行われたそのライブに叶本人が現れることはなかった。
変わりに出てきたのはあの日傍にいた葛葉。
遠くから叶の声が聞こえるので、変わりに配信をつけたのだろう。
視聴者は、知らなかった裏側を知るため集まる。
もっと彼らしさを知るために。
正しく彼を例えるために。
「叶じゃねぇのに集まってくれてありがと」
「難しい話じゃーねぇけど、混乱する奴はいると思う。」
ゆっくり、ゆっくりと話を進める葛葉。
誰も攻めず、ただ次の言葉が紡がれることを待つ。
「まず、叶はストレスで一回倒れた。
医者には前のように戻るにはかなり時間がかかるって伝えられた。」
「そんな風には見えなかった?まぁそうだよな。俺も配信見てて思ったし。
でも、俺の目の前で倒れたんだよ。
これについては、お前らにもちゃんと謝らなきゃなって、まじで、傍にいたのに、助けられなくて、気づかなくて悪かった。」
何かを思い出すように目に影を落としうつむく。
誰もが驚き、手を止めた。
その瞬間だけ、コメントは動かなかった。
「それで、倒れたあと。
寝不足と栄養失調だけだと思ってて、早めに回復できるかもってなった時に、俺だけ担当の医者に呼ばれてさ。」
「いや、え?俺ですけど?マネじゃないっすよ??って言ったら。えぇ、あなたにお願いがあるんですって言われて~。」
「ほんで、
叶さんは、甘え方を忘れてこうなってしまわれたかもしれませんって。」
「お前らも知るように、元々叶は重度のかまちょだ。承認欲求は高めだし、誰かに構って貰いたい。
でも、どうやって甘えたら構って貰えるか、分かんなくなってたみてぇなんだよ。」
「要するに、ストレスの捌け口が分からなくなるし、それにストレスも溜まると。」
「それを、甘え方を教えるのが俺の役目だったわけ。」
・え?
・流れ変わったな
・じゃぁ、あれ葛葉のシュ…ミ…?
・かなかなを自分が好きなように育て……
・ハグもしてほしくて…あっ…
・任せたのが葛葉で良かったのか悪かったのか
「え、コメント酷くね?
ちげーから!!俺だけで教えた訳じゃねーから!!!いや、まぁ、ハグを教えたのは……俺だな。」
・ほらみろ
・犯人
・警察の方はいらっしゃいますかーー!!
・育成ゲームかな?
・💡
・開くな
「べ、別にいいだろ!簡単なほうがいいし!」
「ッッ!もう配信終わるから!
明日から普通に叶配信始めるし、なんなら、普通に配信中でも甘え出すと思うから!!」
・甘える、把握
・え?俺らにも甘えてくれんの?
・なるほど天国
・叶、俺に甘えてもいいんだぞ
・てぇてぇ
・乙
「じゃあ、きるぞッ…
「くずーー!!ジャージ借りるよ!!」
おーーー……はは、元気だよなぁ…」
「は?俺のジャージ?」
「どこいった?外?」
「くッそやろ!!あんなんで出てくなバカ!!」
ッーーーーーーーーー
・お、おつ
・ぽや~
・うーーん独占欲の香り
・かわいいな叶
・良い夢見れそう
かっこよく説明する意味は無かったようです。
ただの天使ですね。はい。