「━━━━━━ッん、」
なんだ、ここ…
身体を動かそうと足を持ち上げると
ジャラッ
「ッ、え…?」
鈍く重いものがオレの足に巻きついていた
「な、ッなに、これ」
どんなに引っ張ったって、壊そうとしても、取れない
「…あ、司くん、起きてたんだ」
「ッるい…ッ」
「おや、足が赤くなっているね、痛かっただろう?」
「こ、れ、類がやったのか…?」
「んー、」
「や、外してくれ…ッ 」
「……無理、かな」
ヒュッと息を飲む
笑顔を顔に張りつけた類
怖い。
「…家に帰りたい…、」
「…」
「母さんや、咲希が…ッ心配する」
「…うん」
「このままだと学校にもワンダーステージにも行けない…ッ友達や寧々やえむにも会えないだろ…ッ」
「…………」
類は黙り込む
すると表情が鋭いものに変わった
「…ッ、 」
「…君は、僕だけでいいんだよ、」
「え…ッ…?」
「家族、友達、寧々やえむくん、そんなの全部いらない」
「類…?」
「ねぇ、どうして?どうして…ッ」
「…るい…ッ」
「どうして…こんなに苦しいの…ッなんで僕のものにならないの…ッ」
類が大粒の涙をこぼす
「…、類、、」
「好きで好きでたまらないのに届かない…僕が1番愛してるのに…ッ」
「……でもこんなやり方間違ってるぞ」
「こうでもしなきゃ、、無理だからに決まってるだろう…」
「…オレは、これからも類のそばにいる、、だから、これをほどいてくれ」
「…無理な頼みさ、 」
「…ッなんでだ…ッ」
「だめだよ、もう、他の人になんか触れさせないから」
「……ッ!!」
口を塞がれる
「んん、、ッ!!」
「……ッは、」
口付けのついでに液体も飲まされる
「…僕だけの司くん」
背筋が凍る
こんなのいつもの類じゃない
逃げなきゃ
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類ぃぃ