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atprtgですっ.ᐟ 前話の続きですっ.ᐟ
attgが結ばれる感じのやつですっ
どうぞ.ᐟ
『俺のこと、ちゃんと見てくれてありがとう』
放課後、空がオレンジ色で、ちょっとだけ冷たい風が吹いてた。
at あのさ、ちぐ。俺ちぐのこと、前から好きだった
tg ――っ
あっとくんの声が、すごく真っ直ぐで、ズルくて。
俺の胸の奥が、どくんって鳴った。
at もう我慢できない、付き合ってくれ
ねえ、そんなこと言われたら、ドキドキ止まらなくなるに決まってるじゃん……っ。
tg …ほんとに、俺でいいの?俺、可愛いだけで、中身ふつーだよ?
at ちぐがいい。俺、誰よりもちぐが好きだから
その瞬間、俺のなかの何かが、ぶわーってあったかくなった。
tg ん、じゃあ俺も…あっとくんのこと、好きっ
at っ、ちぐ…!
ふたりして真っ赤になって、なんか笑っちゃった。
でも――
そのすぐ隣で、ぷりちゃんが黙ってたの、ちゃんと分かってた。
次の日から、あっとくんと俺は「恋人」になった。
特別なことはしてないけど、あっとくんの隣にいると、胸がぎゅーってなる。
目が合っただけで、すぐ顔がぽかぽかになっちゃう。
pr あーあ、ちぐ、完全に恋してる顔やん
tg ちょ、ぷりちゃんっ! や、やめてよー!からかわないでよぉ~っ!
そうやって、ぷりちゃんはいつも通り笑ってくれる。
でも、その目が、すこーしだけ、さみしそうなの。俺、気づいてるんだよ。
ほんとは俺、ぷりちゃんのことも、すごく大事なんだ。
いつもいじってきて、でもちゃんと見ててくれて、
俺がわがまま言っても笑って許してくれて。
tg …ごめんね、ぷりちゃん
誰にも聞こえない声でつぶやいたら、
風が全部さらっていった。
でも――
tg …俺、あっとくんが好き。だから、この気持ちは、大事にするの
ちゃんと胸を張って、そう思えた。
だって、俺のことをまっすぐに見て、選んでくれたんだもん。
だから俺も、ちゃんと前に進むんだ。
でも、いつか――
tg ぷりちゃんにも、すっごく幸せになってほしいの…そのときは俺、めっちゃ応援するからっ!
そう思いながら、俺はあっとくんの隣で、小さく笑った。
終わりです.ᐟ
リクエストあったらコメ欄にお願いしますっ.ᐟ