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兄さんとの戦いから半年私は殲滅部隊の仕事をこなしながら幸せな日々を過ごしていた。
「ただいまぁー」
「おかえり結奈ちゃん」
私はこの半年間で変わったと思う。
みんなともっと仲良くなるためにタメ口をやめて、言いたいことははっきりと言う。
そんな女の子になりました。
しかも私は好きな人までできてその人と付き合って幸せだって思います。
「あ、今日は真昼さんがご飯作ってるんですか?」
「うん!美味しいかは分からないけど優斗に教えて貰った料理作ってるんだー」
「楽しみにして待ってる!」
私は食いしん坊ではないが人が作る料理は大好きだ。
「ただいま」
「おかえりー」
帰ってきたのは蓮だ。
「おかえり蓮」
「うんただいま結奈、真昼」
「じゃあ私部屋行くから」
私だけじゃなくて真昼さんと蓮にも変化があった。
蓮はあの戦いのあといつ自分が死ぬか分からないから自分が後悔しないように生きると決めたらしい。
それで蓮が真昼さんに告白して二人は付き合ったのだ。
部屋に行くと私はベットに横たわった。
少し目を閉じてこの家族との思い出を頭の中に流していた。
流しているといつも泣いてしまう。その涙は楽しいのか悲しいのか悔しいのか嬉しいのか、何も分からない。でも何故か泣いてしまう。
だから私はこう考えるようにした。
自分は今幸せか幸せならその幸せを頑張って保つんだ。保てなかったらそこにいる人で幸せを取り戻せと。涙に繋がるかは分からない。でもそう思わなかったら理由がわからないのだ。
コンコンコン
「はーい」
ガチャン
「結奈?少し話そ?」
「いいよ?」
しゅんは私の横に座った。
「何話すの?」
「うん。俺が死んだら結奈は泣いてくれる?」
「え?」