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#バレンタイン
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今日、ヴォックスはアラスターとルシファーを捕らえ、シャットの魂を奪い、天国に宣戦布告を果たした――
まさに、地獄で最強の罪人となる日であった。
ヴォックス「おぉ!これは大事なゲストがいらっしゃった!
プリンセス・モーニングスター!
招待に応じてくれてありがとう!
さぁ、こちらへ。皆さんの前へどうぞ!」
チャーリー「ヴォックス!パパはどこなの?
来るって言ったじゃない!」
ヴォックス「来てますよ!ご心配なく!
そちらはパートナーですか?しかも天使とは…いやはや、素晴らしい意思表示ですね」
ヴァギー「はははっ…あんたってクソ笑える」
ヴォックス「あはは。そうでしょ?
さて、プリンセス、今宵は私の勝利の前祝いです。
明日は天国を力づくで奪う予定ですからね!
そうだろ?皆!!」
悪魔たちの興奮した視線が、一斉にヴォックスに注がれる。
チャーリーの目は自然とアラスターに向く。
チャーリー「!アラスター!」
ヴォックス「おっと!ダメです。プリンセス、特別な席をご用意しておりますから!」
ヴォックスは電話を取り、苛立ちをにじませる。
ヴォックス「…チッ…」
電話をかける。
シャット「なんですか?」
ヴォックス「なんですか?じゃねぇよ!早く来い!」
シャット「無理です。めんどくさい」
ヴォックス「招待状送っただろう!?」
シャット「…今見ました。無理です。さようなら」
ヴォックス「スマホ解約するぞ!」
シャット「どうぞ…?」
チェリーボムからメールが届く。
『ヴォックスを足止めして』
ヴォックス「チッ…」
シャット「ちょっと待ってください」
ヴォックス「なんだ?」
シャット「今どういう状況ですか?アラスターがいるなら行きます」
ヴォックス「いるから早く来い」
シャット「状況を教えろ。早く言え」
ヴォックス「命令口調だな。目で見た方が早いから来い」
電話が切れる。
シャット「…チッ…Fuck you」
一方、地獄の中心では、ヴォックスがチャーリーの前に立つ。
カメラは生中継中で、ヴォックスは高らかに宣言を要求する。
ヴォックス「宣言しろ、チャーリー!
みんなの前で敗北宣言するんだ!
認めろ!俺が地獄で最強だと!
リリスでもアラスターでもチームVでもない!
俺だと!」
チャーリー「嫌よ!」
どれだけ詰め寄られても、意志を曲げない。
その瞬間、囚われたアラスターが微笑む。
アラスター「はははっ、まぁ、ドラマチック!
仕方ない、言っておやりなさい、チャーリー?」
チャーリー「え?アラスター、なんで?」
アラスター「ねぇ、いいでしょ?チャーリー?
私のほんのちょっとした頼み事です」
チャーリーとアラスターの契約が発動――
『天使の秘密を教える代わりに、私の言うことをひとつ聞く』
アラスター「さぁ、宣言して?
ヴォックスが地獄最強の罪人だと!」
チャーリーは深呼吸する。
チャーリー「…はぁ…」
そして、静かに口を開いた。
チャーリー「……ヴォックスは、地獄最強の罪人です」
歓声が地獄中に轟く――
その瞬間、アラスターを縛っていた“契約”そしてアラスターをもう1つ縛っていたロージーとの契約が自動で解除される。
理由は単純――
『ロージーがアラスターを地獄最強の罪人にする契約が、チャーリーによるヴォックスが地獄最強の罪人と言う宣言の契約が衝突したため』
ヴォックス「あぁ!チャーリー…本当に感謝しかない!
これは本当、一から十までヘタを売ってくれたおかげだなぁ、笑」
ヴォックスはチャーリーの背後に回り
ヴォックス「本当に…ありがとう」
肩に手を置く。
その瞬間――
アラスター「ふふっ…なははははっ!!」
ヴォックスの契約による拘束を破る。
アラスター「どうしようもない馬鹿ですね!!!」
ヴォックス「どういうことだ!?椅子に座ってろ!」
アラスターはステッキを取り出す。
アラスター「チャーリーに指一本触れないと取引したでしょ?
でも我慢できなかったんですねぇ?」
アラスター「いつもいつもそう!そこが嫌いなんです!」
ヴォックス「これが?こんなのノーカウントだろ!痛みつけてないし!」
アラスター「痛みつけるなんて言ってません。
私は『指一本触れないこと』って言ったんです。
指が触れた!」
ヴォックス「揚げ足取りか!?嘘だろ!?
クソ!ざけんな!
また力づくで従わせてやる!
強大な力を手に入れたからな!
いいさ!こっちにはシャットがいるからな!」
アラスター「大丈夫でしょ?
あなたは今や最強の罪人ですから〜!
感謝してますよ?私を長年縛った契約を断ち切ってくれたんですからね!
それにシャットは元から私のものですから」
ヴォックス「証明してみるか?
ほら!契約書があるぞ!私のものだ!」
セレーネ「どうでしょうね?」
ヴォックスは拳を握るが、シャットを縛る契約は発動できない。
セレーネ「出ない?そうでしょ?契約書って本名じゃないとダメだよ?」
ヴォックス「シャットは本名だろ?」
セレーネ「いいえ、芸名みたいなもの。ラジオ司会者のね」
アラスターはシャットの契約書を見せる。
アラスター「ほら!シャルロットって書いてある。
なんであだ名で分かりませんかね?
シャットでシャルになるわけないでしょうに!!」
ヴォックス「クソが!!いいさ!また手に入れてやる!」
セレーネ「頑張ってくださァい。
一番面白いのは…好きだ好きだって言ってるのに…
私とシャットの違い分からないなんてね!
はははっw
あーあ…私とシャットの違いさえ分かれば良かったのに」
アラスター「全く!愛があれば分かるでしょうに!
髪の長さも目の形も喋り方も名前の呼び方も雰囲気も声も反応も笑い方も!
全く違うのに!」
ヴォックス「全部おなじだろ!」
アラスター「あなたはLikeでしょ?でも私はLoveですから、分からないのも当然ですね。
さてと…ようやくあなたと決着をつける時が来ましたね。
私と同レベルになれましたか?
ラジオ放送にはうってつけですよ!あなたの悲鳴は!」
ヴォックス「黙れ!また力づくで従わせてやる!」
アラスター「セレーネ、主においでと言ってきてください」