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俺をシメようと3人の男子生徒たちが殴り掛かってくる。
とはいえ、所詮はただの不良。
マトモな戦闘の経験があるわけでもない3人の拳は避けやすい。
「くそっ、ちょこまかと!」
「避けんじゃねぇ!」
避けながら俺はため息を吐いた。
(仕方ない、言葉でも分からないなら……ここは俺の愛のあるビンタで目を覚まさせてやるか)
前時代的かもしれないが、人が受ける痛みを分からせてやるのも教育だ。
あまり強くはたく必要はない。
重要なのはビンタを通して伝えるメッセージだ。
巨漢の男子学生の拳を避けると、俺は平手を軽く振りかぶった。
「この、バカチンがっ!」
――ブベっ!?
愛のあるビンタを受けた巨漢の学生は数メートル吹き飛んで家の壁に身体を打ちつける。
それを見た2人は言葉を失った。
「…………」
「……は?」
――しまった。
ここに来る前に自分にかけていた『肉体強化の魔法』の魔法、解除するの忘れてた……。