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※hrfwです

※付き合ってます

※アンチコメはお控えください


スタート


hr side


はぁ~…もうマジでなんなのこの人…


数日前……


「不破さん見てくださいッ!推しの○○ちゃんのフィギュア当たったんすよ!!」


「へぇ…おめでとなぁ。」


「ほんっと、もうマジで嬉しいっ!!」


「晴はどうてーやもんなぁ。2次元の女の子で満足できるんやろ?w」


「は…?」


回想は戻り…


はぁ?って感じですよ!!別に2次元に好きな子がいたって問題ないだろ!


まぁ、童貞…なのは確かだけど、いくらなんでもオタクを童貞認識されちゃ困る!!誰だってアニメとかゲームとかは好きだし!!


しかも、それを皮切りに不破さんは常に僕を「童貞だから」という理由でなんでも解決するようになった。


ある日は…


「晴~夕飯何がいい〜?」


「別にカップ麺とかでいっすよ?」


「あー、引き込もり童貞くんチョイスねww」


そのまた別の日は…


「不破さんどっか行きたいとこある?」


「ん〜、俺はどこでも行けるよ~、晴は?」


「僕は…とりあえずアニ○イトで推しのキーホルダー買いたいな…」


「フッ…オタクのどーてー…ボソッ」


「今なんか言いましたー?(圧)」


「別に何も?ww」


流石に僕ももう限界。というわけでいつも童貞と言ってまぁ許している僕、今日こそ許しません。反撃します。


「晴~、今日配信やんの?」


(来たっ!)

「はい!今日は最近人気のギャルゲーやるんすよ!」


もちろんこれは嘘で、ギャルゲーなんて裏で全ルートコンプ済みである。なので配信ではやらない。(普通に載せられないような内容もあったから。)

「へ〜、童貞みたいなチョイスやなぁ、草ww」

よし…今だ!

「不破さん、甲斐田のこといつも童貞童貞言ってますけど…僕童貞じゃないですよ?」


「ぇ……?」


「昔高校時代に彼女いたんですよ~、それでまぁ、お盛んですからね!?ヤッちゃったことあって~!」


「って、昔の話はいいんですけど、とりあえず甲斐田は童貞じゃな…い…」


「ポロポロポロ……ッ…グスッ……」


(え!?は!?泣いてる…!?)


「ふ、不破さん…?」


「ッ…こ、こっち来んなや!!」

「いい!俺もう部屋帰る!!」


「は!?ちょっ…! 」

な、なんで怒ってたんだ……??


fw side


なんなんだよ…なんなんだよもうッ…!!


「おれがはじめてだとおもってたのに……ッ」


晴に、昔彼女がいるなんて話、今まで聞いたことない…


なんで、なんで、なんで……悔しい、悔しい………悔しいッ…!!


俺だけだったのかよ、いつでもどこでも晴と一緒にいたいって思ってたのは。


晴の1番は…俺じゃないのかよ…。


甲斐田の初恋も、キスも全部、俺が最初っておもってたのに…ッ!


(先…もう越されてた…ッ)


もう…自信が無い。男の俺が、女の子を抱いたことのある甲斐田に、満足感を与えることなんてできっこない…。


(……これ以上、晴の昔について知りたくない……。)


コンコンコン

「ふわさーん?」


「ッ、はる…?」


「あの…大丈夫ですか?」


「えッ…と、だ、大丈夫!」


(頼む…早く帰ってくれ……。)


「あの…話が…したいんです。」


(はな…し…?)


どうしよう。別れ話…とかなのかな…。やっぱり女の子がいいです、とかか…?


と、とりあえず、入れなきゃ…


「な、何…?」


「あ…あの…実は…」


「別れ話……?」


「えッ!?いや、違くて!!」


(じゃあ……何?)


「その…童貞じゃないって言うの…嘘で…。」


「へ…?」


「えっと…話すと長くなるんですけど……。」


話を聞いた。どうやら、俺が最近「童貞」やら「オタク」やら煽ってきて、腹が立ったのでやり返した…との事…。


煽ってるって思ってる晴には言わない方がいいよなぁ……。それただの俺の照れ隠しだって…。


でも……そうなんだ…。嘘…だったんだ…。


俺が……甲斐田の1番なんだ……ッ!


「ッ……うぅ…ッ」


「えぇ!?もしかしてこれに怒ってた訳じゃないの!?」


そう言って、よしよしと宥めてくれる晴。


俺はガキじゃねぇって言おうと思ったけど、今は、この大きな掌が心の安定剤みたいで…


心が…どんどん安らかになっていく……。


ホントは、心配だったんだ。


自分だけが、晴の何もかもの1番を貰えるかが。


俺が童貞童貞と言ったところで否定も肯定もしない、無言の晴に安心感があった。


だからこそ、今日怖かった。自分が最初じゃないとわかった瞬間、ずっと願っている晴との行為が一瞬で怖くなった。


でも、心配しなくても、晴は俺だけしか見てなかった。俺の事を見てくれてた。その事実が、今は嬉しい。


「ん……はる…。」


「どしたの今日、甘えただね。」


しょうがないじゃないか。1番を取られるって思ってたんだから。


「俺…晴の中でどんくらい大事…?」


「え?ん〜…こーーーーのくらい!!」

「いっぱいいっぱい好きだし、不破さんが1番なんですよ!!」


「僕は、貴方のことが1番大好きです…!!」


「………ッ」

「そっか……。」

「俺も……晴が1番じゃなきゃ嫌や…。」


適当ですまん。ここまでが限界じゃった。

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