テラーノベル
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akfw・r18・bl表現あり
・本編伏字無し
・二次創作
ご本人様とは関係ありません。
ak『』
fw「」
akは生徒、fwが教師
高校2年の夏、親の仕事の都合で別の高校に転校することになった。俺の住んでいた所とは程遠い、都会の中にある高校だ。
正直、あまり楽しみではなかった。どうしても地元に残りたいとか、好きな人がいるから転校したくないとか、そういう理由では一切ない。小さい頃から転校は何度か経験してきたし、一人でいる方が気が楽なので友達作りの不安もあまりない。
それでも、都会の学校は正直気乗りがしなかった。せめて先生くらいはいい先生だといいなと、どう足掻いても変えようのないことを考える。
そうこうしているうちに新しい家に着いた。移動で長時間座っていたので尻が痛い。
一息つきたいところだが、生憎数日後には新しい学校で授業を受けなければならない為、これから高校に行って手続きを済ませなければならなかった。とても面倒くさい。
校舎は俺の通っていた学校の2倍はあるであろう大きさだった。案内無しじゃ迷子になってしまいそうなくらいだ。親について行き、先生らしき人に案内され空き教室に連れていかれた。
『…よろしくお願いします。』
とだけ挨拶すると、後の大抵の話は親が応答しているので、特にやる事もない俺はぼうっと無駄に広い廊下を見つめていた。
すると、廊下の奥の方から1人歩いてくるのが見えた。親の声が廊下まで聞こえたのか、頭を上げこちらを見てくるので目が合ってしまった。
《あ、丁度良かった!不破先生、転校生の子に色々教えたげてよ》
親と話していた先生も不破先生と言うらしい人に気づいたのか、立ち上がり声をかけた。
「んぇ、ああ転校生の子かぁ!明那君やっけ?宜しくなぁ。」
教室と廊下の境にある窓から身を乗り出して、軽そうに笑う男。先生の身なりはしているが、ボタンは2つほど外れておりピアスや指輪などをギラギラ纏わせている。
正直いちばん苦手なタイプだ。
俺の苦手なタイプはうるさい人、チャラい人、そしてウザ絡みしてくる人だ。今のところ見た目でチャラいは確定で、ウザ絡みもしてくるタイプだ。俺には分かる。
先生に促されて、俺は廊下に出た。これからこの先生と色々話す流れになるのだろう。サシで話すのは嫌いだった。もっとも、こういう苦手なタイプと喋るのはいちばん嫌だ。
「俺、明那君の担任の不破湊!不破先生って呼んで!あ、でも生徒からはふわっちとかって呼ばれる事多いわぁ…。ふわっち先生でもええで!」
『…あ、よろしくお願いします……。』
こういう陽キャっぽい人間は何故一人で永遠に喋ってられそうなんだ。俺は真反対で、しかも人の話を聞くのが好きという訳でもない。1人が1番いい。要するに今の状態は最悪だった。
「ここ校舎広いやろ?俺もよぉ迷子なるけど授業遅れんように頑張りや!…あ、今から案内したろか?まずー…………」
『あ、いや、大丈夫っす、学校の案内貰ったんで…。暑いからあんま動きたないし…』
「あそうなん、暑い??じゃあ隣の教室入ろうや、クーラー付けたる!」
『…あざっす………』
「部活何はいるか決めとる?ちなみに俺はバスケ部の顧問!」
『…いや、特に入らん予定です…、』
「そーなん、まあ見学とかあるし、興味持ったら入りや〜。待っとるで!!」
『ぁは、そうっすね…………』
多少暑くても校舎をまわっていたほうが良かったかもしれない、と後悔した。静かな教室では相手の話に相槌を打たないと気まずい沈黙が流れてしまう。会話の隙を埋めるために何か発言しなければならない空気感になってしまっている。
『……………… 』
『…先生ってふわふわしてるからふわ先生なんすか?』
「あぇ…??ふわふわ…?ちゃうよぉ、不滅の不に破壊の破!俺そんなふわふわしとる??」
『…なんか緩いっていうか、天然?』
「んぇぇ〜!?嘘ぉ、緩いって何やねん………っあ、……」
『?』
変なことを問いかけたが上手く話になっていた所で、慌てたように2つ外れた服のボタンを直していた。と思っていたが、正確には3つだった。すぐには気づかなかったが腹の辺りのボタンが外れている。何故そんなところが、と思ったが、この感じでは普段からドジを踏んでいるのだろう。
「にゃは、…緩いってこーいうとこがかにゃぁ……??w」
『…それもそうっすけど………』
さっきまでの饒舌はどこに行ったのか、ボタンをし忘れただけでそんなに取り乱すかと思ったが、深くは聞かないことにした。にゃあだの言って軽く流そうとしているが、明らかに動揺していた。
暫く沈黙が続くと、先程の先生が呼びに来た。話は終わったようだ。不破先生は笑顔で先生と話しているが、先程までのチャラそうな笑顔とはまた違った。
《えーと、じゃあ教科書とかだけ取りに行って貰って、その後は帰って頂いて結構ですので… 》
『ありがとうございました…。』
「じゃあ明那君、また明日な!最初は職員室来てくれればええから!」
『ぁ、はい……分かりました……』
今日はどっと疲れた。しかし俺みたいな無愛想でも転校初日の教室では物珍しさで最初は必ず囲まれることになる。今日よりもっと疲れるだろう。 休み時間になったらすぐに別の教室に行こう、と思った。
翌朝、乗り気ではない気持ちと体をなんとか起こし、制服に腕を通す。流石に転校初日に遅刻はまずいので、余裕をもって家を出た。
学校につくなり、不破先生の姿が見えた。一瞬気が付かなかったのは、あまりにも生徒との距離が近く、俺の目には友達のように映ったからだった。男子生徒何人かに囲まれるようにして笑っている。
仲がいいのはいい事だとも思うが距離が近すぎるのも如何なものかと思いつつ、遠くにいる不破先生の後を着いていくようにして職員室まで向かう。
『すいません、不破先生……あ。』
「明那君〜!めっちゃ早いなぁ、予定表とか配りたいから入ってきて! 」
職員室は朝早いせいか職員は少なく、ほぼサシ状態だった。さっき先生と喋っていた男子生徒はどちらかというとやんちゃ系の見た目だったが、こんな朝早いということは優等生なのか…?部活の朝練とかか。
「これが時間割表で、これ日課表…。校則とかは聞いとるかもしれんけど、ぶっちゃけ主任に見つかんなければ大丈夫!!ここ結構緩い方やし……」
緩い、という言葉で先日のことを思い出した。今日はきちんとボタンが閉まっている。流石に昨日の指摘で気にしているようだ。
『…先生がそんなんでいいんすか、さっきの男子達ともめっちゃ距離近かったし…』
「さっきの…?ぁ、あ〜見とったんかwあれはバスケ部の子達!今日は朝練あったんよ」
『そうなんすね…、朝練とか大変っすね』
「…そうなんよ〜…、まぁでももう慣れたけどな、」
『?…ぁ、さっきの……』
やけに廊下が騒がしくなると、さっきのバスケ部の男子達が入口で不破先生を呼んでいた。どうせ話しに行くだろうし、俺は教室にでも行こうと立ち上がりかけると、
「話は休み時間にしてや〜っ、先生今忙しいから!!」
『…ぇ、俺なら全然大丈夫っすけど……』
「んにゃ、まだ渡す書類とかあるし…まだおって……??」
『は、はぁ…分かりました……』
男子達の無駄にでかい声が遠ざかり、不破先生の方を向き直す。先生はまだ入口の方を見ていた。そんな見るくらい喋りたいなら別にいいのに…と思ったが、入口を見つめる目は揺れて、饒舌だった口も動かない。
『…不破せんせ?』
「ぁッ…ごめ、えっと、これ………」
ばさばさと書類が渡されるが、明らかに動揺している様子だった。昨日からこの先生は何か変だ。と言っても普段の様子を知らないから変なのか分からない。普段からこんなキャラなのかもしれなかった。
段々と職員室の先生も増えていき、始業らしきチャイムも鳴って俺は教室に通される。
転校生を紹介します、なんて言われて扉を開け教室に入るアニメのような紹介の仕方は現実ではしない。
今日からの俺が座る席に案内され、釈然とそこに座る。当然知らない人が入ってきたらクラスの人は俺に注目する。出来るだけそれを浴びないように俺は突っ伏した。
「はーい、今日から俺らのクラスに転校生が来ました!明那君、前来てや〜。」
『…はい。』
『三枝明那です、__から来ました。趣味はゲームする事です、宜しく…』
自己紹介ももう慣れたもので、当たり障りのない事を一通り言い、頭を下げる。パチパチと拍手が鳴り、話し声が聞こえる。初日こそ注目されるものだが、数日後には目新しさもなくなるだろう。
その日はクラスの人と軽く話して、分かんないことあったら聞いてだの転校する上で絶対と言っていいほど何回も聞いた言葉をやはり聞いて、授業を普通に受け終わった。
今日は早く帰りたい。なんなら明日も明後日もだ。帰りのチャイムが鳴るとプリント類を纏めて鞄に詰める。と、
『…うわ。』
今日中に提出のプリントを出すのをすっかり忘れていた。気がつくと先生はおらず、探す羽目になりそうだと悟った。
職員室に行くと、先日親と話していた方の先生が丁度不破先生の場所を教えてくれた。
『…失礼します、2年_組の三枝です。不破先生は…』
《不破先生?あー多分部活だね、体育館だと思う》
それを聞くと、校内の案内を見ながらなんとか体育館を探し出す。着くなり中を覗いてみたが、不破先生はおろかバスケ部員も数人しか見受けられなかった。
部活の時ですら部員を放って雑談でもしてるのかと思ったが、流石にそれはないと体育館の外側をぐるりと回ってみると、準備室だか倉庫だか分からない部屋があった。ガサガサと物音がしているので誰かいるのは間違いない。
先生かと思ったが、違った場合知らない人だと気まずいので隙間からどうにか中を見ようとする。中から聞こえる声を聞き耳を疑った。
[え〜やば、エロ……]
『…っ???』
聞き間違いではない。男の声がした。薄暗い中では誰かが積み立てられたマットの上に押し倒され、また誰かが覆いかぶさっている。やはりここは倉庫のようなものらしい。
高校生なんてこんなもんだ。彼女とおっぱじめるなら頼むから別のとこでやってくれとため息をつきながらその場を離れようとした時、
[…なー不破せんせッ!こっち向いて。……じゃないと……]
『…はッ?』
今、男は不破先生と言った。信じたくはなかった。聞き間違いだろうと。その場で固まってしまった俺の耳には次々と言葉が流れ込んでくる。その声のひとつは先生のものだった。
「ゃッ…きょう、は………」
[俺らの言いなりになるんでしょ、ね。]
「ッやだぁ、そこッ…♡♡♡もま、ないでぇっ…!!」
[やば、煽ってんじゃん。そうだよねぇいつも男にしてるんだもんね、そーゆーの。]
口を押さえながらなんとか息を潜める。どんどん頭が混乱する。先生が生徒と?姿は見えないものの先程の影と声からそういう事をしているのは俺でも分かる。
普通ありえない。先生が生徒に無理やりさせられる状況なんてない筈だ。そんな事をしたら退学どころか最悪捕まるかもしれないのに。
こんな混乱した頭でもひとつ考えられるのは、弱みを握られている事しかない。男にそういうことしてるんだよね、という言葉が頭から離れない。不破先生は彼氏でもいて、そこを偶然生徒に見られ脅されているといった所だろう。
転校初日から物凄い事になりそうだ。
ずっとだらだら書き続けてたやつです
先生がちょっと可哀想
次→2000♡くらい
コメント
3件

ねぇ!!!ほんとに最高すぎます!!!!😭😭😭😭😭😭😭