TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

起床時刻 12月4日 6時10分__

犬の鳴き声で眼を覚ます。同時にスマホから父の怒鳴り声のようなアラームが耳を刺激する。止めようとスマホに手を付ける。冷たい。水蒸気のせいか少し湿っている。

「(あぁ、今日も学校か。部活もある。行きたくない。)」毎日習慣で行うのは、起きた時今日の予定を脳内に再生させること。

あともう一つ。「(昨日は本誌、最高だったなあ。中也イケメンだったなあ。また来月か、)」私は所謂オタクである。文豪ストレイドッグス(通称文スト)、実在した文豪を擬人化させ、キャラクタアが持つ「異能力」で戦い合う物語。「中也」はそのキャラクタアであり、私の推しである。

制服に着替え、熱々のトーストを口に入れ咽る。歯を磨き、顔を洗い、マフラーを首にかける。毎朝この繰り返し。でも毎月4日は、文スト本誌が発売される日、脳内は文ストで埋め尽くされている。友達と他愛もない会話をする時も、頭の片隅にいる。

_______そんな普通の日々だった。

でも、「普通」は今日が最後だった。

初めての恋が終わる時

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚