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41日目
瑞希と、話してくる…。
上手く話せるかなんて分からないけど…
……でも、頑張ってみる。
何で急に救われたかも気になるし……
……うん、行ってくるね
奏
コンコン、と優しくノックをする。
「どうぞー?」という明るい瑞希の声と共に、私は病室の扉を開けた。
「わっ、奏…!」
瑞希は目をキラキラと輝かせる
「今ボクから奏の病室に行こうと思ってたんだよ~!…来てくれてありがと、奏!」
ニコッと微笑む瑞希は、今の私には眩しいぐらいだった。
『…瑞希、少し……話したいんだ』
「……うん、いいよ」
「あ、そこの椅子座ったら?」
『うん…ありがとう』
私は近くの椅子に腰掛ける。
『……えっと、、「救われた」って言ってたけど、な、何があったの…?』
「…あはは、、ビックリさせちゃったよね。 ごめんね……。」
「……でもその名の通り、ボクは救われたんだ。…大切な人達のおかげでね 」
瑞希は優しく微笑む
『そっか…、』
何故か寂しかった。
『あれ、そういえば……日記はどうしたの?』
「あー…実はアレ、セカイの湖に捨てたんだ」
『!?』
衝撃の言葉に思わずフリーズしてしまう。
『え、え…え……?』
「んー…あの日記があるとまた消えたくなっちゃうかな、って思って……」
瑞希は、完全に呪いを解けたんだ…。
私とは、違って…自分の意思で……
『……瑞希は、凄いね…』
「ん?何が?」
『…自分から呪いを解けて……』
「……それは違うかな 」
『え?』
「…ボクの呪いは、皆のお陰で解けたんだよ」
『……』