テラーノベル
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私たちは陛下の部屋のベッドにもつれ込んでいた。もつれ込むという言い方をすれば、まぁ、少しいやらしいものだが…
陛下は私に口付けし続けるのだ。
私は唇を手で覆い、キス攻撃から逃げようとする。
「ダメだ。
唇は拒むことを許さぬ。
さぁ、手を退けて俺を受け入れるのだ…」
「ンッ…んん…!」
陛下のキスは止まらない。
唇を舌で舐められた時には眩暈がするかと思った。
「な、な、なりませぬ…!
へ、へ、 陛下…!」
「ファウル…」
「え?
ンッ…!
また…!」
「ふふふ。
そなたは可愛い。
俺の名はファウルと言うのだ。
呼んでくれ…
ファウル、と…」
陛下は私の首筋に頭を潜り込ませ、キスしながら言う。
「ダメ…っ…
首舐めないでぇぇ…」
「呼ぶんだ…
エティーナ…
もっと俺を求めてくれ…」
「ファ、ファ、あぁん…っ…!
ファウルっっっ!
やめてっ!!!」
「そうだ、もっと呼んでくれ。
そなたの愛らしい口から俺の名が呼ばれるのは、気分を昂らせる。」
「こ、こ、これ以上、昂ってもらっては困ります!!!」
「何故だ?」
「な、な、なぜっていけない事だからですわっ!」
「答えになっておらぬ。
もっと口を開け。
入りにくい。」
「エロ陛下っっっ!」
「だから、ファウルだ…」
「ファウル…
ンッ…
ファウル…っ…」
優しくも激しい口付けが私に降りてくる。
「なぁ、今どのくらい好きなのだ?」
「へ?」
「やはり、一割なのか…?」
ファウルは泣きそうな顔で私にそう聞いた。
「ふふふ。
それは…
ご想像にお任せしますわ。」
「ずるいな、その返答は…
では、口付けにて確かめる事にしよう…」
「そんな確か方ありませぬぅぅぅぅう…!!!」
そうして、ラブラブな夜は更けていくのだった。
♦︎♦︎♦︎
翌朝、私の唇は赤くなっていたし、首筋にはいくつものキスマークがついていた。
「おはよう、エティーナ…」
それでも、優しげに微笑むファウルを、少しは好きになったのだろうか?
私も微笑んで、「おはよう、ファウル…」と言った。
そうして、一日がまた始まっていく。
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