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私の小学六年生の日々
(省略)
6.その幸せは
千代と乃愛が二人で楽しそうに喋って、楽しそうに笑ってる。
その幸せを、誰があげた?
その空間の裏には、誰がいると思う?
その幸せの裏を考えたことはないの?
あなたたちを幸せに太陽のもとに照らしてあげているのは誰?
私。
私がいつも我慢してるから乃愛と千代はずっと笑うことが出来てる。
しょうもないちっぽけなことで悩んで怒って愚痴る。
なら、この永遠に納得のいく正解がでない私のこの問題について考えてみたら?
ちょっとは目が覚めるんじゃない?
乃愛が千代と一緒にいるから私はずっと気をつかって千代と乃愛のいるところにいないようにしてる。
私は乃愛とは違って一人じゃ何していいか分からないから。
私は、
陰キャになりたくないの
嫌われたくないの
だから、こうなってんの。
無理なの。
乃愛にどんなことされようと、乃愛のことを可哀想とまで思ってる。
私は二人が話している話を聞いて、それをわざわざ調べて、好きでもないことを調べて、それを三人の話題にしているのに、その話をさえぎり、千代と話そうとするんだよね。乃愛は。
どんだけ空気の読めない最低野郎なのか。
やっぱり私は乃愛の事が嫌いなのかもしれない。
いや、千代も嫌いだ。
人は変わらないから自分が変わるしかない。
そんなの知ってる。
でも、自分が変わるのも嫌。
今のこの性格こそが、まさに自分。
自分の性格を変えろということになる。
自分の性格を変えるということは、自分を捨てるということにならないだろうか。
コメント
5件
うわあ、この第6話、すごく重くて苦しい…。語り手が「私が我慢してるから二人は笑えてる」って思うところ、読んでて胸が締め付けられたよ。陰キャになりたくない、嫌われたくない、でも自分を変えるのも嫌——その葛藤が生々しくて。ラストの「自分を捨てる」って問いかけがずっと頭の中に残ってる。このモノローグ、三人称じゃなくて一人称で書かれてるからこその痛さがあったなあ。屍音さん、続きも気になります。
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