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私の小学六年生の日々
(省略)
7.どういうこと?
今日は学校で給食なしの四時間。
夏休みだ~
先生が廊下で一人一人に通知表を渡すとき、クラスにいる私たちは読書か、自由帳か、タブレットをする。
隣にいる音弥に、
「ねぇ、ハムスターの名前この中だったら何が良いと思う?」
「え、全部俺の名前の漢字のこの部分入ってるじゃん。」
それは本当にたまたまの話。
「これやだ?」
「うん。」
「じゃあなんか考えて。」
「え、うーん‥‥ぴのとかいいんじゃない?」
うーん…え
ちろぴの…の、「ぴの」さん…?
それとも…
「アイスのほう?」
「うん。」
「ユーチューバーのほう?」
「は?」
「他は?」
「チロルチョコとか」
ん…
やっぱりそうじゃない?
チロルチョコっていったって、チョコってところ消したら、ちろぴのの「ちろる」さんだし。
え、知ってんのかな…
知らないとしても素晴らしいミラクルでは…?
でも、
ぴのって名前、可愛いよね。
「ぴ」って響きが可愛いし、ぴのの「の」って、私がハムスターの名前に入れたかった「音」っていう漢字に変えられるよね。
べつに名前を漢字にするわけじゃない。
しかも、ピノのアイス美味しいし。
好きな音弥が考えてくれたし。
これにしようかな。
帰りの会が終わったら隣のクラスから美亜が私に、
「ねぇ屍音ちゃん、今日四時間じゃん?だからさ、学童で一緒に遊ばない?」
「あ、うん。遊ぼ」
「えやった。何時にする?」
「じゃあ、二時半ちょっとすぎぐらいに学童前集合で。五分ぐらい待っていなかったら先に中に入ってるか帰るか。」
「おけー。」
「じゃあ、また後でね。」
―そして二時半―
あれー。
美亜、いないな。
一回学童のなか、入ってみよう。
私は学童に入って、じどうかんの人(学童に遊びに来る人)の名簿を見た。
じどうかんの人は学童に来たら必ず、名前とどこの小学校か中学校か、を書く。
あれ、私、書いたっけ。
多分書いてないけど、まぁ、いっか。
図書室に行くと先に美亜が一人で遊んでいた。
「え、ねぇ美亜!外ずっと待ってたけど中にいたの!?え、何分に学童きたの?」
「え、二時十五分ぐらい」
「早…私そのときご飯食べてたよ。あ、てか、音弥来てない?名簿に音弥の名前があった」
「え、あったよね。しかも、二組のあの人とか、あの人とか、あの人もいっぱい来てるよね。一組のほうも。」
「ね。今日は六年生のオンパレードだね。」
「ねー。」
そしてしばらくして音弥が図書室に。
クソ男子共を連れて。
「あ、焼きそばパン♪」
「焼きそばパン♪」
二人して私をバカにした歌を歌うなっ
「うるっさいな!河童と豚キムチはだまっててくれない!?」(焼きそばと言ってくるクソ男子に自分がつけたあだ名)
「ねぇ、なんで屍音はこいつらに焼きそばって呼ばれんの?」
音弥が私に話しかけてくる。
「髪の毛の色が焼きそばみたいなのと、髪の毛がうねうねしてて焼きそばみたいなんだってさ。」
「え~自覚してんの?」
「あったりまえでしょ」
「へ~」
それから音弥とわちゃわちゃ喧嘩をいたしまして。
どんなわちゃわちゃといいますと。
音弥が蛇口で手を濡らして私に水を飛ばしてくる。
そしたら私は自分の手に蛇口から出てくる水で手を濡らして音弥の背中をたたくついでに水をおまけという感じで水も服につける。
あとは、私が音弥の左腕につくったあざを強くおす。
音弥はわーわーいう。
痛いって。
悪魔だって。
でも、学童のとき、音弥は学童の先生に反抗的な態度をとる。
なんでだろ。
もしかして、好きバレしてる?
もしこんな俺だったら嫌いになるだろ?みたいな?
どうして?
深く考えすぎ?
まぁ、好きってことに変わりはないんだけどね。
コメント
5件
おお、第7話!小学6年生の日常感がめっちゃ伝わってきたわ。ハムスターの名前、音弥くんの考えた「ぴの」が偶然にも「ちろぴの」とリンクしてるところ、可愛いしミラクルw 学童での水かけ合戦とか、先生に反抗的な態度を見せる音弥くんに「好きバレしてる?」って深読みするところ、小学生の恋愛あるあるで微笑ましかった。ぴのって名前、確かにいい響きだよね。
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