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KANON コンビニ店員(長髪時代をイメージ)
RUI 大手会社員
の設定です☆
K side
…ピロピロン♪ピロピロン♪
K「いらっしゃいませ」
RUI「あ、おはようございます♪」
ドキン…
今日も来た。
最近毎朝来るようになったお客さん。
背が高くて、顔小さくて、色白でカッコよくて、
高そうなスーツを誰よりも着こなしている人。
その姿が眩しくて すぐに目を逸らしてしまう。
決まって買うのはカルボナーラとお茶と
時々、マーブルチョコ。
R「お願いします」
K「はい、ありがとうございます」
ピッピッ…
あ、今日はチョコ買うんだ。そんな事を考えながら 黙々とスキャンする。
R「今日あったかいっすね〜もうすぐ春って感じで」
K「ぁ…そうですね…!」
初めて話しかけられて心臓が跳ねる。
かろうじて返事をすることができた。
R「俺、桜が好きなんですよ。楽しみだなあ」
K「いいですよね、桜…」
何で気の利いた言葉が出てこないんだろう、他の常連さんとは適当な会話ができるのに。
と思ってる内に、
R「…ゆもとさん…って言うんですね」
ふいに名前を呼ばれる。
K「ぁ…!そうです…」
コクコクと頷き、 読み上げたと思われる 左胸の名札に手で触れながら答える。
名前を呼ばれた驚きで 頭の中が真っ白になる。商品を袋詰めしている手に汗が滲む。
R「俺は川島っていいます、川島塁」
ルイ?
ふと目を上げるとやっぱりそこには格好良過ぎるあのお客さんがいて。その人の顔に『ルイ』という名前があてがわれる。
さらにかっこいいと思ってしまう。
K「カノンです…///」
戸惑いのあまり、聞かれてもいないのに下の名前を言ってしまった。
R「………」
黙ってポカンとしている。
余計な事を言ってしまったようだ。
そうこうしている内に商品の袋詰めが終わった。
K「…ありがとうございました」
R「ぁ!すいません!」
慌てた様子で袋を手に取る。
そして、顔を逸らして何か考えているような時間が一瞬あったかと思うと、
R「ありがとうございます ………カノンさん♪」
低くて柔らかい声でそう言われた。
ドキッ…!
驚いてルイさんの顔に焦点を当てると目を細めて笑っていた。 前に、エイの裏側が笑ってるみたいで可愛いーって動画、流行ってたな…似てる…可愛い笑顔。
そんな事をぼうっとした頭で考えてた。
今度は俺の方がポカンとしてしまって…。
R「あれ、馴れ馴れしかったかな…?」
子どもみたいにヘヘッと笑う。
顔が一気に熱くなる。
うわ、もう無理…!
K「いえいえ、そんなことないです。またお越し下さいませ」
まるでお経を唱えるように無愛想にそう言って、 逃げるようにバックヤードへ向かう。
頭の中でルイさんの声と可愛い笑顔が何度も浮かぶ。
毎朝目にする格好良いスーツ姿のルイさんとのギャップ。ハマってはいけない沼に片足突っ込んだかのような感覚になる。
K「いったん落ち着こ…」
生温くなったペットボトルの水を一口飲んだ。