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前回の続き……
俺たちはゆきなりの部屋にいる。そして今、すごろくをしようとしていた。
「えっと、ルール説明するねー、ルールは、簡単、勝つ!最下位だった人は今日一日一位だった人の言うことを聞く!」
「まじか」
俺は意外に運がいいから大丈夫だけど、ゆきなり、こういう系弱いんだよなぁ……
「ちょっと兄さん、これ、俺の苦手なやt」
「それじゃあやろー!」
「話聞いてる!?」
なりあき先輩はゆきなりの話を聞かずに話を進めていった。
「まあ、ただのすごろくだから!うん!」
「俺、運ゲー弱いんだけど…」
「さて、一番目誰やるー?」
「だから兄さん!俺運ゲー弱いんだって!虐めだよ!」
いじめっ子がそれを言うな……
「じゃあ!俺一番目で!」
なぎさがそう言う。
「良いよー、はい!サイコロ!」
なりあき先輩がなぎさにサイコロを渡す。そして、なぎさはそのサイコロを回した。
「あ、4だ」
「不吉だね…」
なぎさは4コマ進んだ。
次はなりあき先輩で、3。次がゆきひと君で5。
「えっと、お、2コマ進む!」
……合計7。
次が俺で……
「……6かぁ」
そしてゆきなり………
「んで俺は1なんだよ!おかしい!」
「ま、まあまあ」
1コマ。更に……
「一回休み……詰んだ!」
「ど、ドンマイ…」
そして、2週目、3週目、………………
今のところ一位がなりあき先輩、最下位がゆきなりだ。
「おかしい………3以上がでない…」
「やっぱり運が悪い…」
そして、また何周かして………
一位は今のところ俺になった。ってか、次のターンでゴールする。
そして、ゆきなり……
「おかしいよ!俺だけこんなに離れてる!」
未だ、スタート地点の近くへいた。
「えっと、心が痛いけど、サイコロ降るね」
俺がサイコロを降る。
6。はい、ゴール。
「おかしいって!」
「ま、まあまあ、落ち着いて~」
そして終わった。
まあ、当たり前のようにゆきなりが最下位だ。
「絶対おかしい、俺運ゲー弱いし」
「ま、まあまあ……」
「まあ、確かにゆきなりには少し不利だったかな?」
「少しどころじゃない」
ゆきなりがなりあき先輩を睨んだ。
「……ごめんて」
ゆきなりの圧に負けた……
「よし、それじゃあ、りょーた君!ゆきなりにバンバン言っちゃって!」
「えぇっ」
俺は迷った。このまま命令しないようにするか、それとも、命令をするか。でも、命令すると虐められそうだし。うーん……
「……今日一日、ゆきなりに、命令権を渡す」
「…は?」
俺も何を言ってるのかが分からない。
「りょーた君、天才だ、わざと自分が命令しないようにするなんて」
「え、あ、まあ、そんなにゆきなりを命令したくないんでね……」
何かなりあき先輩に褒められた。
「………ってか、そろそろ帰らないと親が心配しちゃう」
「あ、確か買い物の途中だったからね、帰る?」
「うん」
俺はそろそろ帰ろうとした。
「それじゃあ、帰るね、ばいばい」
「「「「ばいばーい」」」」
ようやく家に帰ってこれた。何とか買い物も終わって、今日一日が終わった。
今日の日記
『今日も疲れた。毎日毎日疲れるって……
明日は学校休もっかな……でも、ゆきなりに何か言われそうだし……
本当に辛かったら学校休んでも良いよね?もう俺頑張ったよ?
でも、今日は眠いや。寝るね。』
いやあ、何やかんやあったわー(おい)
最近歴史にハマっててねー、本当、真田信之神だわ(知るか)