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⚠︎ 赤さん友情出演 ⚠︎

⚠︎ 学パロ 短編 ⚠︎








「ころちゃん!」

「!やっほ〜るぅとくん またね」

「またね」


「…はぁ」


高校一年生、春。

僕が幼い頃からの友達のころちゃんは高校二年生。僕はころちゃんのことがずっと好き。

でも中学生になってから忙しくなって お互いあまり遊べなくなって 僕は断られたらとか嫌われたらとか考えて ころちゃんを遊びに誘えなくて。受験もありお互いあまり会えない遊べない時期が続いていた。でも高校生になってやっところちゃんと遊べるかも、なんて考えたけどころちゃんは結構問題児らしくいつも先生に呼び出されてるのを見るし女の人から怒られてるのを見る。中学生の時はちょっといきってたけど 高校生になってもっと悪化してた。遊んでる…僕とは遊んでくれないのに。


そんなことを思いつつ僕も親友のお友達が出来た。でもその子ところちゃんをあわせて二人。僕が友達だと思える人は二人。友達作った方がいいよねぇ、でもどうやって作るの?そんなことを思いながら下校していると後ろから るぅちゃーん!! と元気な声。


「りいぬ!」

振り返るとりいぬが駆け足で僕の方に向かってきていた。僕もりいぬの所にかけつけて……


「わっ!!」


転んだ。









「え!?るぅちゃん大丈夫!?!」

りいぬに抱きつこうとまあまあ早く走ってたら足元に気づかず道路の段差で転けてしまった。普通にいたい、りいぬ〜〜 としゃがみこんで僕を見つめてるりいぬを見つめ返した。


「あわわ、、大丈夫?るぅちゃん」

「いたいぃ…けど大丈夫!」

「ほ、ほんと……??」

心配してくれてるりいぬにありがとうって言いながら頑張って体を起こす。

うん、足を擦りむいただけ、ちょっと血。

まだ心配してくれてるりいぬににこっと笑いかけて立ち上がった。

「ごめんねりいぬ、心配かけて」

「え?いやいやいや俺は大丈夫だよ るぅちゃんは大丈夫なの?保健室行く??」

「うーん、でももう学校出ちゃってるし歩けないなんて事はないから大丈夫かも!」

りいぬはやさしいなぁ、こんな僕の足なんかを心配してくれて。僕には勿体ない友達。

「そっか、、じゃあ帰ろっか、?」

「うん!」


と、家に向かって歩こうとし始めた時だった。


「るぅとくうううううん!!!!!!!」


後ろからすごい大声。そしてガサガサ。

この声は、、


「!ころちゃん!?!」

ころちゃんが足早に僕のとこに駆けつけて、はぁはぁと息を吐いている。

「ど、どうしたんですか……?」

「るぅとくんけが、してるじゃん……??これ、持って来た、よ……」

そうやってころちゃんがみせてきたのは救急箱。

「え!?な、なんで…分かったんですか?」

「いや転けてて気づかなかったと思う、けど僕が校門出た当たりでるぅとくんが転けてるの見て急いで取ってきたんよ」

そう言いながら救急箱を開ける彼、と眺めるりいぬ。どうしたらいいんだろ……りいぬきまづいよね、??


「あ、りいぬ、あの僕手当して貰えるみたいだからちょっと時間かかりそう、だからあの、先帰っても大丈夫だよ…!」

僕なりの言葉で。そしたらりいぬは おっけー!またねるぅちゃん!お大事に! と言って笑顔で手を振ってくれた。やさしい。かわいい。僕もちょっと控えめに手を振り返しころちゃんの方に視線を向ける。

そしたら明らかにころちゃんが拗ねてますよ、という雰囲気を出してきた。

「るぅとくん、あの男ダレ?」

「え、り、りいぬですけど…?」

「友達?」

ジトっとした目で僕を見つめるころちゃん。なになに僕なんかしたかな…?

「そ、そうですけど」

「ふーん」


じゃあ早く座って、そう言われて大人しく地面に体育座り。ころちゃんが消毒液を僕の傷に付ける。

「いたっ」

「ごめん、我慢して」

そして白い布で拭き取って、絆創膏を貼る。

ころちゃん手当て手慣れてる…!

「わ、ありがとうございます!」

「ん。」


ころちゃんが救急箱を片付ける。そして立ち上がりふと気づく。


「あれ、ころちゃん背縮みました?」

そう言うと彼の地雷を踏んだらしくはぁ!?と大きな声が響いた。

もしかして言っちゃダメだった系ですか。。?

慌てて僕がのびただけかも!!なんて付け足したら余計にころちゃんは無口になった。ヤバいかも。

なんて思ってたのに

「るぅとくんはさ、伸びたよね」

急にしんみりした声で言うころちゃん。

「え、あ、そう、ですかね…」

「でもさ」


急にころちゃんが僕の腕をころちゃんの方に引っ張って、ころちゃんが耳元で言う。

「背高くなったったからって、舐めんなよ」

そう言われて、腕を離される。じゃ、なんて言って学校へ帰ってったころちゃんの後ろ姿はなんだかカッコよく見えた。

そんな舐めることなんてないし、そんな背高くなってないし。そんなことを思いながらころちゃんのボディタッチにときめいて頬を赤めながら下校をした。


僕は背が縮んだころちゃんも好きですよ。

今日は久々にころちゃんと長く一緒に居れて、距離が縮んだかもなぁ なんて。

たまには転んでも悪くないかも。


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