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鷹槻れん

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鷹槻れん

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#恋愛
水無月 京
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#オフィスラブ
草原草原

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「社長、正直に答えてください。百合菜から連絡は来ていますか?」
私が真剣な顔でストレートに尋ねてみると、彼は少し考えてから首を小さく縦に振った。
やはりな、と嫌な予感が当たった私は自然と口をへの字に曲げてうつむいた。
「何度か会社に電話があったみたいだけど、俺は直接話してはいない」
「社長には彼女の色仕掛けの罠にはまってほしくありません。気を付けてくださいね」
「俺のことが心配?」
社長はフフッと余裕たっぷりに笑っている。私は百合菜が怖くて仕方ないというのに。
「ああいう悪知恵がはたらくタイプには引っかからないよ。俺はもっと一生懸命で真っすぐで、心が清流みたいな女性が好きだから」
綺麗な川のほとりで言われたあの日の言葉がよみがえり、再びドキドキと心臓が早鐘を打ち始める。
『この川の流れを見ていたら、まさに君のことだなって思った』
あんなふうに褒めれたのは生まれて初めてですごく感動したから、あの言葉だけは絶対に忘れられない。
「それよりも、俺は君と氷室の関係のほうが気になってる」
「……え?」
「この前、ロビーの隅で真剣な顔をして話してるのを見た」
人目につかないようにと気を使って端に寄ったというのに、まさか社長に見られていたとは思わなくて、私は目を丸くして驚いた。
「あれは氷室が告白してたのかもなって、あとで気付いたんだけど……」
「な、なんでわかったんですか?!」
「氷室の表情。なんとなく腹をくくってた感じがしたから。やっぱり告白されたのか」
海を眺めながら笑っていたはずの彼の顔がしだいに曇り、どんどんむずかしい表情に変わっていく。
そのあと急にパッと視線を向けられた私は、ビックリして心臓が止まりそうになった。
「まだ間に合うなら……いや、たとえ間に合わなくても」
彼が私の両肩に手を置き、熱のこもった瞳で私をじっと見つめた。
彼の大きな手で包み込まれ、触れられていると意識するだけで胸が高鳴ってくる。
「俺を選んでほしい」
逃げ場なんて最初からなかった。
真剣に向けられるその瞳から、目を逸らすことなんてできない。
「あ、あの……」
胸がいっぱいで、言葉がうまく出てこなくなる。
「君の想像をはるかに超えて、俺は君が好きだ」
その一言で、すべてが満たされた気がした。
どうしてこの人は、こんなにもまっすぐに気持ちを伝えてくれるのだろう。
うれしくて、胸の奥がじんわりと熱くなる。ふにゃりとした笑みを浮かべた途端、彼が私の背に腕を回してギュッと抱きしめた。
「私も」
気付けば、彼の胸元にそっと額を預けていた。
ずっと前から私はこの人に恋をしていたのだと今さら思い知る。
「朝陽さんが大好きです」
一度口にしてしまえば、もう止まらなかった。
雲の上の存在で、手の届かない人、住む世界が違う人だからとあきらめようとしていたけれど、ずっと胸の奥にしまい込んでいた想いがあふれ出していく。
「やっと言ってくれた」
耳元で落ちてきた低い声に、身体の奥がじんと震えた。
素直に、この人のそばにいたいと思った。彼の腕の中は驚くほど温かくて、安心できる場所だったから。
波の音だけが静かに聞こえ、しばらく抱き合ったまま沈黙が続いた。
先ほどまで胸の中を占めていた不安や迷いがウソみたいに消えていく。
彼が少しだけ身体を離し、私の顔を覗き込む。
「目、逸らすなよ」
からかうようにそう言われて、思わず小さく笑ってしまう。
「……はい」
想いが通じ合った今、逃げずに彼を見つめ返す。
すると彼は満足そうに目を細め、そっと私の頬に触れた。
コメント
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わあ、ついに告白……! しかも「君の想像をはるかに超えて、俺は君が好きだ」って、その言い回しがカッコよすぎて胸ぐわってなったわ。今までもお互い意識してた感じはあったけど、こうして海辺でまっすぐ伝え合うシーン、すごく温かくてほっこりした。社長の「やっと言ってくれた」も、ずっと待ってた感が出ててニヤけた。氷室の件も気になるけど、とりあえずこの想いが通じ合った瞬間、素直に「おめでとう!」って言いたい🔥