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💜「やばい…眠れなかった。私このままじゃ倒れるかも…。」

2日もモヤモヤと考えて眠れなかった。何でメロンちゃんはそんな事したの?ニキ君を見たって言ったのは結局どうだったの!?

ずっとループが続く。


(学校に行く前に聞こう!!)


私はメロンちゃんのお家に行った。…けど朝から講義があるからもう出たと伝えられた。

近所だからという理由でLINEも交換してないので、仕方ないと諦め学校へ向かう。


(寝不足で具合悪いな。今日休んだ方が良かったかも)

と後悔しながら下駄箱に着いた。


💛「じゅうはち…。おはよ。」

ニキ君が私を待ってくれてたみたい。

💜「ニキ君。おはよ。…顔色悪いやん。大丈夫?」

ニキ君も昨日眠れなかったのかな?顔色が少し悪くみえた。

💛「うん。…でもじゅうはちも顔色悪いよ。」

疲れた笑顔を見せてくれるのが、痛々しい。

💛「目の下のくまが…。」

そういうとニキ君がスリっと親指でくまが酷い所を優しく撫でてくれた。

💜「正直…もう何が何だか分からなくなっちゃって。」

💛「だろうな…。」

ずっと撫でてくれるのがマッサージみたいで落ち着いていると。

【おい!おめーら出来てんの?】

【ここ学校!!】

【イヤーマジ離れてー。】

【イチャイチャしないで!】

学校だと言う事をすっかり忘れてた。


💜「!…ありがとう。もう大丈夫だから!」


パッとニキ君から離れた。

ニキ君は冷やかしている人達をじっと見つめている。彼はたまに想定外な事をするので、何をするのか怖い。


💛「言わせて貰うんだけどさー。俺が誰とどうこうしようと別に勝手じゃない?」


【えー】

【おお!認めるんですか?】


💜「ニキ君…もう大丈夫だから。」

💛「認めるも何も、俺じゅうはちの事好きだから!」


まさかの言葉が返ってきて私は固まってしまった。

いきなり過ぎて頭が追いつかない。


(えっ?…今ニキ君好きって言った??違うよね?聞き間違いだよね?)


ニキ君は周りの人達にもういいだろ、散れ、去れと追い払っていた。

その後こっちにきてと違う場所へ連れて行かれた。


💛「はぁー。」

💜「…。」

大きなため息をつき、髪をガシガシとかく姿を見て、ニキ君も困ってるんだなと冷静に思った。


💛「ごめん。もう少し違った感じで告白したかったけど。昨日の件もあって色々と我慢出来なかった。でも俺が言ったのは嘘じゃないから!」


💜「気持ちは嬉しいありがとう。…でも正直い」

💛「あーーーー!!!」

💜「…??」

💛「待って待って。まだ早い。もう少し考えてあげて!」

💜「ぇ?…??」

💛「今言われたらニキさんメンタルボロボロになっちゃう。」

💜「あぁ!…違うよ。正直今考えられないから少し待ってて下さいって言おうとしたの。」

💛「あーーー。良かった。もぅじゅうはちぃぃぃ。 」


ニキ君には夕方にメロンちゃんとなぜこんな事したのか話をしてくると伝えた。

ニキ君が危ないからついていく!って言われたけど、家の前で話すのと必ずニキ君に連絡すると伝えたらやっと諦めてくれた。


💜「…よし!」

1人で帰宅していると…視線を感じる。


(…いるよね。)


家の前まで着くと、フゥと深呼吸をして振り返る。


「…!!」


相手もまさか振り返ると思っていなかったみたいで、物陰に隠れる時に慌てていたのかザっと足音がした。


💜「大丈夫。怒らないし分かってるから出て来て。話をしよ?メロンちゃん。」


何分たったかな?堪忍したように物陰からスッとメロンちゃんが出てきた。


❤️「やっぱり気づいてたんだね。」

💜「うん。どうして?教えて欲しい。」

❤️「じゅうはっちーが男と帰るのを見たらいてもたってもいられなくなったんだ!」

取り乱したメロンちゃんを見るのが初めてで、驚いたけど彼の優しさなんだろうなと思った。

💜「大丈夫だよ。ありがとう。もう私も高三なんだから大丈夫だよ。過保護だな〜」


何とか笑いに持っていこうと私も必死だった。彼は保護者と言われたのが嫌だったのか、


❤️「俺は…俺は!君をそういう目では見てないっ!ずっと大好きだった!!!」


メロンちゃんは手で顔を覆ってまさかの言葉を伝えてきた。


❤️「君はまだ未成年だ。だから俺はずっと、ずっと…ずっとずっと!待っていた!!」

❤️「君に嫌われたくないんだっ!!」

💜「メ…メロンちゃん。」


まさかの告白で私もどう言葉をかけていいか分からない。

❤️「じゅうはっちー…君が大好きだ。パッと出の奴なんかに君を盗られたくない。」


メロンちゃんは必死に伝えてくれている。気持ちが昂っているのか私の肩を掴んでいる力が強い。


💜「っ!…ありがとうメロンちゃん。でも痛いから離して欲しいな。」


❤️「っ!!…あっゴメン!」


パッと勢いよく離してくれた。…けど、絶対アザになってるよなー…。


💜「ちょっと予想外だった。メロンちゃんありがとう。でも正直今考えられないから待って欲しい。」


メロンちゃんは、待って欲しいと伝えた途端パッとこちらを見てきた。

❤️「うん!待つ!待つから!!考えて欲しい!」


そう言って私はパタンと家の玄関を閉じた。


💜「私…どうしたらいいんだろ。…また寝れない。」


ズルズルと玄関のタイルに座り込む。ヒンヤリして気持ち良いなぁ〜と思いながら2人の告白を考えた。




+++++++++++++++++++++++++++++++

長文で申し訳ないです。

読んで頂きありがとうございます!

沢山のいいね❤️ありがとうございます✨

めっっっっっちゃ嬉しかったです。

次回完結?分岐?予定ですのでまた読んで頂いたら嬉しいです!


蓮見。

女子研究大学 短編集

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