やっと中也でます
中太です
「んー!何しよっかな」
そう言うのは、ポートマフィア幹部 中原中也だった。
中也は今日から3日、休暇を貰っていた。
ここ最近例年に比べ裏社会は平穏なので許されたものだ。
中也は最近、長期任務で遠くに行っていたから、久しぶりの横浜だ。
「偶にはただぶらぶら散歩するのもいいか」
中也は特にあてもなく街の中へと入っていった。
少し歩くと近くで何か大きな物が水に落ちるような音がした。
軽い石が落ちたような軽い音じゃない。
そこで中也はあることを考えついた。
「…….いや、まさか…な……?」
急いで音がした方へと走り出す。
なんと予想は的中。
太宰が落ちていた。
しかし様子がおかしい。
いつもなら巫山戯ているが、今回は違う。
溺れていた。
「ッおい!太宰!!」
太宰は全くこっちに気づかないようだった。
「……ちゅ…や…….」
「!!」
中也は急いで太宰を引き上げた。
音がしてすぐに来たので、多分大丈夫だろう。
水に濡れたはずなのに、太宰の身体は熱かった。
「とりあえず、家行くか。」
家に着き、太宰の服を着替えさせる。
「ったく。前に来た時の服があって良かったぜ。」
それからベットに寝かせた。
「ん………ちゅ…….や…」
「どうした?もう大丈夫だぞ。」
「…んへへ…….ちゅーやだ…」
まだ意識がはっきりしていないよう。
「ふはっ…お前寝ぼけてるだろ」
「ん〜?ん…….んんん???」
「ん?」
「なんで中也いんの?!」
「…溺れてるお前を助けたからだ」
「え、溺れ…たのか私。…ふふっ!ありがと!ちゅーや!」
「おう。ていうか太宰、お前熱あんだろ?」
「え、あー、まぁ、、」
「ま、流れてた袋見りゃ大体察しはつくが…どうせなんも食ってねぇんだろ?飯食うか?」
「うん」
「じゃ、作ってくるから待ってろ。」
「…うん」
中也が部屋から出ていく。
太宰はここで後悔していた。
「ど、どうしよう…….」
コメント
2件
風邪で弱ってる太宰ッッッ可愛すぎる。
ソファーに座ってみてて,首を後ろにグリィィィンってやって胸と首と腰が痛いです。有難う御座います