お久しぶりですーー!!!
遅れてすみません😭😭😭
今回は司千!時間軸はアメリカ大陸へ出航する前です!
つかさん口調迷子ですすみません
(千空目線)
宝島での戦い。石化装置の入手によって…
コールドスリープから、司は目覚めた。
数日後には、アメリカ大陸…コーンの街を次の目標に再び海へ…
「…ま、そんな余韻に浸ってる暇なんざねーわな」
今は夜…さっさと睡眠をとるのが合理的だ。
…上下前後左右…全方向が真っ白で、壁などの仕切りが全くない空間…
この白は光なのか…眩しい。
…
夢、だな。
『千空!』
やけに響いた、低めのしゃがれている声。
俺の名前を…活力がある声色で呼ぶ…どこか優しい声。
聞き間違えない…聞き間違えるはずがない。
この声は…
「…百夜…」
「……ククク、 後ろから話しかけるたぁ悪趣味じゃねぇか…」
振り返ると、真っ白な眩しい光景や、記憶のままの百夜は目に映らず…
水面に夜空が映る夜の川で、随分と老いた百夜が身をかがめていた。
ジャブ、ジャブ…
…あの瓶は……
砂金…プラチナ…!
…あ”ー、あれにはお世話になったわ…
これは何千年も前…百夜がまだ生きていた頃の光景、か…
…このクソ地道な作業を何十年も…
ジャブ………
……
百夜が動きを止めた。
目を細め、体の重心が崩れ…
そのまま前へ…
バシャッ!
「ッはぁっ!」
「…ふっ、…ふっ、…」
耳を抑えなくとも、心臓の音がよく聞こえる。
呼吸を整えられない。
冷や汗が酷い。
「…ちーっと頭冷やすか…」
「はあ、…はぁ…っ」
今は深夜の一時。
日中との気温差が大きく、秋の冷気が火照った体を徐々に、徐々に、ひんやりと冷やす。
そんな中、俺は居住区から少し離れた上り坂を登っていた。
『こんな夜遅くに一人で外へ出るなんて危険だ。』
『わざわざ遠くまで行くのは合理的じゃねぇ。』
そんな、自分のツッコミが脳内でぐるぐると回る。
それでも、今はどうしても…
「…着いた」
微小な煌めく光が散りばめられた夜空と、今後の目標である月がはっきりと見えるこの場所で
気持ちの切り替えをしたい…
何故か、その一心だった。
「…ふー、…っ」
坂登りの疲れから、地面に粗雑に座り込む。
…脈が、早い。
それは果たして、運動後の脈の乱れだけのものなのか…
「……」
…そもそも、俺が知るはずのない何千年も前の光景が何故夢に出てきた?
それとも、ただの俺の想像の映像?
『千空!』
「……百夜…」
か細く、掠れた声でそう呟いた途端。
ガサッと、草が動く音がした。
常に輝き続ける夜空から、音がした方に視線を逸らし、そして目に映ったのは…
「…司?」
(司目線)
「うん…こんな深夜の外で君を一人にする訳にはいかないからね」
「あまりにも危険すぎる」
「ま、大方、俺が居住区から出ていく所をテメーが偶然見かけちまったっつーことだろ?」
「クク、ご苦労なこったなァ、最強のナイト様はよ」
千空が普段通りのような口調、表情で話している間、千空の隣に何気なく座る。
…千空…君は頭が切れるから、わざわざ相手に焦りや負の感情を表に出そうとしない。だからこそ、わざと悪態をつく。
あの時も…俺が杠を人質とし、石化復活液のレシピを聞き出そうとしたあの時も、そうだった。
そして、今もそう。
千空が居住区を抜け出す時の顔色の悪さ…
何かがあったのだろうと察することが出来る。メンタリストでなくとも。
「…今日の夜は冷えるね、そんな薄着じゃ風邪を引くんじゃないかな」
すぐ隣に座っている千空に、パサッと自分の上着を被せた。形で見ると、俺の服の中に千空がいるような感じだ。
「っぁ…?」
「うん、服の中に人間二人の体温が籠って暖かくなるんじゃないかなと思ってね」
「…あぁ、しまった。これだとお互いの顔を見て会話ができないね」
「……ぁ”ー…そうだな…」
この行動が今の千空にするべき最善なことだったのかは疑問が残るが…
少なくとも、君が無理に表情を取り繕う必要はなくなったよ、千空。
カプ要素…入れるのむずかったですごめんなさいーーー!!!!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
リクボでまだまだリクエスト待ってます🎶
コメント
4件
リクエストの奴だ!ありがとうございます!!やっぱり司千と百夜の関係が…良い(号泣)夜空の表現とか千空の感情とかがすごい表現されてて神です…良き良きです…司さんの何にも分からないけど千空が辛いのはわかるみたいな…愛が…!!最高ですありがとうございますッ…もうほんと何回でも読み返します…✨こっちの小説も頑張ります!!
え、え、ええ?神ですか?神ですよね?ありがとうございます… 司がちゃーんと千空に上着かけてあげんの優しすぎだろおいおいおい… 百夜に一言言えるならば君の息子が泣いてるよ!さっさと蘇って慰めて!!って言いたい…(?) 主様の作品のカプって本当に尊いです…一生見てても飽きない自信があります!(?) 続き楽しみに待ってます!