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side涼ちゃん
今日は、久しぶりのオフの日。
お家デート終わりを告げる夕焼けが空を染める頃、二人は、茜色の切ない雰囲気に身を委ねながら、他愛のない話をしていた。
僕は、滉斗の肩に身を委ねながら、小さな
声で言った。
「ねぇ、滉斗、今日、楽しかったね///。」
滉斗は、その言葉に微笑んで、悪戯っぽく答える。
「なーにぃ、今日は、甘えたモードなの?。」
今度は、柔らかく優しい声で
「俺もだよ…。」
と、呟いてくれた。
それが心の底から嬉しくて僕は滉斗の手をそっと握った、すると、恋人繋ぎに自然と変えられる。
キュンとしちゃうなぁ…。
ふと隣を見ると……滉斗の横顔には、底なしの優しさと少しだけ切なさが混じっている。
いつまでも、こうやって一緒にいられたらいいな。
と、心の中で願いつつも、過ぎていく時間を感じることしか出来ないことに少しの儚さを覚える。
二人が笑い合いながら過ごす時間は、どこか温かくて、少しだけ切ない。
でも、そんな1日が何よりも大切だった。
「また次に休める時も、こうやって一緒にいられるかな」
と、僕は心の奥で願いながら、滉斗の腕の中にそっと身を委ねた。