テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
1件
急降下、風が吹く。 寂れた文の端々から戦争末期が感じられる、、、。多分、忠誠心の中に本当にいいのか疑問を抱いていたのかな、、、
「君にはなにができる?」
そう問われたのはほんの数年前。
でも、そのの頃の低俗な僕はなんて言ったけな。
あまり覚えていないが、今言おうものなら腹を切っても死にきれないほどの酷いことを言った気がする。
まあ、もういいか。
今は訓練に集中しないと。訓練途中で死んだら洒落にならない。
それにしても、航空機の中は気圧の変化が酷くて息がしにくい。
これ、急降下しても意識たもてんのか?
やはり、これをこなしてきた者は神に愛され、神の御加護と共に散って征ったのだろう。
そんな風にてきとうに思考を飛ばしながら、司令官に言われた旋回や急上昇、急降下を訓練終了まで繰り返す。
数十分そんなことを繰り返していると、耳元から雑音が入り数秒後訓練終了の合図が出される。
もうちょっと飛んでいたかったな。
だが、命令に反するなど生きる価値なし。大人しく着陸の準備をする。