『…ぼんさんは、人生辛いと思いますか?』
【随分急だね…まあ、辛い事もあるけど…】
【仲間に会えて嬉しい‼︎】
『…そうですか。』
ごろんと屋上の床に寝転ぶ。コンクリート製の、硬くてひんやりした床。
ぼんさんは立ち上がり、ぐるぐると周りながら話しかけてくる。
【この世界ってさ、理不尽だと思わない?】
『まあ、そうですね』
【でしょ〜⁉︎】
【だからさ、この世界を、】
一緒に変えない?
なんだこいつ。突然大きいというか大きすぎてこの規模ではできない様な事を言い出したぞ。呆れて、ぼんさんから貰ったコーヒーを口にする。
ほろ苦くて、でも少し甘かった。
【あ〜、仲間はいるよ‼︎】
ちょうどチャイムが鳴る。
【お、授業終わったっぽいし、来ると思うよ〜】
「ぼんさーん‼︎」
〈ぼんさんまた授業サボってたんですか?w〉
《あ…ぼんさんの隣にいる人…》
『えっ…あっ…そのっ…』
『おんりー…です』
【あ〜、そうそう、おんりーちゃん‼︎】
ちゃん…?よくわからない人だな。
【そーそー、おんりーちゃん、ドズさん、おらふくん、おおはらmenだよ‼︎俺の仲間!】
『あっ…よろしくお願いします…』
この人達は…ぼんさんの仲間…か。
俺には1人も居ない。いいなぁ…
でも、この人達は仲が良さそうだけど…俺は入れる自信がない。
「よろしく!ねぇ、おんりーって呼んでいい?」
ドズルさんは優しく話しかけてくれる。
『あ…はい』
〈よろしく!おんりー!〉
『よろしくお願いします』
《堅い堅いwもっと緩く〜》
『ん…こういう事?』
《タメ口!いいねえ〜》
『…慣れないな…』
こうして、5人で世界を変える…為に色々する事に。
プロセカ小説も書いてる(ニーゴ)からお楽しみに