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lrfw - 🗝️💸 × 🥂✨
fwの紫が本当は黒だった世界線
つまり、髪は染めていて目はカラコン
・両片想い
・不穏
自分の気持ちに↓
lr¦自覚あり fw¦自覚なし
お互いの気持ちに↓
lr¦気づいてない fw¦薄々察してる
START
fwside
今日はロレとパタちの新番組にゲストとして呼ばれていて収録をしに事務所へ足を運んだ。
ついさっきまで本営をしていてそのままの足で控え室に立っている。つまり寝ていない。最近はLiveやマリカ杯、gta、甲子園など色々と忙しすぎてまともに睡眠をとっていない。そのため、元々酷かったくまは濃くなって目もゴロゴロする。幸い早めに到着してしまったため、まだこの控え室には俺しかいなかった。
せっかちに胸ポケットから目薬とコンタクトレンズケースを取り出す。普段なら少しでも誰かに見られる可能性がある場所でカラコンを取ることは絶対にない。ありえない。それでも目が乾いて涙が出るようなレベルになってしまったなら仕方がない。
なぜ髪を染めたのか、人前で裸眼にならないのか。それには理由があった。
物心がつく前から家族、友達、先生やご近所の人。それからただの通りすがりの人にまでこの目を不気味だと怖いと言われてきた。毎朝、鏡に映る自分を見ても俺はみんなの言うことが理解できなかった。基本、他人の言うことは気にしない俺だが高校のときふと気になってどこが嫌なのかクラスの奴らに聞いたことがある。そいつらは俺の質問にこう答えた。
光がない。真っ黒。何考えてるかわからん。感情なさそう。
などなどわかってはいたがマイナスな言葉ばかりだった。これからずっとそんなことを思われながら生きていくのか?そう考えたとき面倒くさいと思った。けれど、にじさんじのライバーたちと出会った今では大好きな人達にこの目を見られるのが怖いと思っている。それに大好きな人たちが自分が理由で怖い思いをするのは嫌だ。この気持ちに気づいてからはカラコンは命の次に大切なものになっている。
収まりきらなかった目薬が涙のように頬を伝う。
こんな姿見られてはいけない。だから早く拭き取ってカラコンを付け直してしまいたい。そのはずなのに行動に移すことはできなかった。不安になったのだ。このままでは本当の自分が消えてしまうのではないかと。ライバーや友達、ホスト仲間や姫、家族の前ですらこの髪とこの目の色で過ごしている。最近では一人のときですらカラコンをつけたままなんてことも珍しくなかった。本当の俺を求めてくれる奴はいるのだろうか。本当の姿の俺を誰が愛してくれるのだろうか。
そんなことを考えていたせいか目の前の赤髪の彼に気づくのにラグが生じてしまった。
視線が交わる。彼は驚いている。どうしてわかるかって?そんなの表情を見ればわかる。だって何度も何度も見てきた“それ”だから。
「湊、、よね?」
「ん。おはよ、ロレ」
「え?あーうん。おはよう。ところで答えたくなかったら無視してほしんだけどなんで泣いてんの?んでその目どうしたん?」
「泣いてへんよ、目薬。 、、ほら、嘘やないで?」
誤魔化さないでとでも言いたげな表情で見つめてくるため、一度しまった目薬をもう一度光の当たる場所へ出し、ロレに見せる。
「へー。で、それは?バグかなんか?」
この髪も目も地毛、裸眼だと思っていたのだろうか。まぁほとんどの人がそう認識しているとは思うがロレは当然のようにこの目を俺だとは思わなかった。
「、、目薬したかったの。これ以上は言わせんで」
目薬をするにはコンタクトは邪魔だろう。そんなの誰もがわかるはずだ。
「え、、は!?湊カラコンだったの!?」
「、、お前デリカシーなさすぎやろ」
「あーごめん。でもだって泊まったりするときも紫だったよね?」
「はぁ、、お前意外と鈍感よな。普通にバレたくなかった、見られたくなかったんよ。それだけ」
一刻も早くこの目を隠したいのだがカラコンを付け直すタイミングを完全に見失ってしまった。気まずくて怖くて怖いと思われたくなくてロレを見れなかった。
lrside
最初、目があったとき一瞬ほんとに一瞬だけど湊だとわからなかった。その目に俺は映っていなくて目視することはできないけれど俺には孤独を映しているように見えた。
目の色が違うだけでこんなにも雰囲気が変わるんだなとかどうして隠したかったんだろうとか色々考えてしまう。湊は珍しく消極的でずっと俯いている。そんなに俺にバレたことが嫌だったのだろうか。
まだ予定の時間まで結構時間がある。収録に支障が出ないよう、みんなが来るまでにいつもの雰囲気に戻したかった。けどそれでも気になってしまったのだ。だからもう直接本人に聞くことにした。
「どうして隠してんの?それ」
「聞くか?この流れで」
「知りたい」
「、、髪色に合わんかったから」
「今更、今考えたような嘘で騙せると思ってんの?」
カラコンてことは髪も…ともう髪も染めていることには気づいている。普段、本当か嘘か見分けることのできないミステリアスな彼がこんなわかりやすい嘘をつくなんてびっくりした。そんなどこか必死に見える彼の姿から本当は素直になりたいと思っているのではないかと勝手に解釈した。
「湊こっち向いて?目、見てよ」
「、、誰にも言わんといてな」
少し躊躇ってから不安そうな表情で俺を見つめてそう言った湊はどこか寂しそうに俺の目には映った。けれどやっぱり少し不気味に感じた。
「めっちゃ黒いね?」
「、、怖い?」
「え、なんで?」
急に心臓を鷲掴みにされたような気分だった。まさかこちらの心情がバレていたとは。
「大丈夫やよ。そう思っとるんはロレだけやないから。ロレは正常やで」
またどこか悲しそうな寂しそうな表情で笑った湊は儚く、シャボン玉のように触れてしまえばプツンと弾けてこの世から消えてしまうのではないかと思うほどだった。
「誰かに言われたの?怖いって」
「みんな。俺の目を見た奴はみんな怯えた顔をする」
「俺も湊にはそういう風に見えてる?」
「、、わからん。ロレは隠すのが上手いから」
「、、湊にはバレてたんだ?まぁ職業柄ね」
「俺も嘘つく仕事やっとるからわかったよ」
そっか。俺と湊は意外と似てるのかもしれない。さっきの発言からもわかる通り、ある程度湊は俺のことを理解している。対して俺はどうだ?湊の何がわかる?知りたい。好きな奴のことはなんでも知りたいと思う。これは普通だ。
「ねぇ俺と二人の時はカラコンつけなくてもいいよ?目、疲れるでしょ」
「ロレはこの目、嫌やないの?」
「湊は湊でしょ。俺からしたら目の色が何色だろうと大して変わんないよ」
「ロレっていい奴やね。そんなん初めて言われたわ」
湊は控えめに笑って頬を濡らした。それは目薬なのか涙なのか見分けはつかなかったが俺を真っ直ぐ見つめる湊が心做しか嬉しそうに見えた。
収録を終えた俺らは個室のあるちょっとお高いお店に来ていた。前々から約束していたので別に収録前の会話は関係ない。とは言いつつ個室に入ったときカラコンを取っても構わないという話はしておいた。意外と湊はすんなりと素直にカラコンを外した。
「ね、これからずっとロレと二人だけの時はこれでもええ?」
「全然いいよ?なんか俺だけってちょっと嬉しくはあるし」
「ははっ意味わからん。でもありがと」