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※その他捏造した設定が多く含まれます。
※srngです
夕方、大粒の雨が降るバーチャル東京。
今日はもう外へ出るような依頼もなく、セラフと私、四季凪はRoom4’s事務所内でそれぞれの時間を過ごしていた。
セラフにはお隣のおばあちゃんのお知り合いから頼まれたフェルト人形の作成を頼んでいるため、先程から大きな体躯を丸めて、手元でちくちくやっていた。相変わらず手先は器用だった。
すると、突然ぐぅーっと大きく伸びをして私の方を振り向いた。
『ねぇ〜、なぎちゃんはさっきから何してんのぉ?』
気怠げ、というよりかなりリラックスしているセラフの声。おそらく作業に飽きたのだろう。
眠そうに目を擦って、ゆっくりとした動作で私の元へ歩み寄ってきた。……これはまずい。
「え?あぁ、これは、あー……いや、別に……」
咄嗟に調べ物途中のノートPCを閉じ、抱き込むようにして隠してしまった。疚しいことはない、と言えばもちろん大嘘になる。
『おーい、なに隠したぁ〜?見せろ見せろ』
「おい!やめろ馬鹿!」
ノートPCを隠すために机に突っ伏した私の上にセラフがのしっと体重をかけ
て覆い被さってきた。服越しに厚い胸板が背中に当たって、なんだか妙な気持ちになってくる。
そんなことは知らずか、 私の腕を退けてノートPCを奪おうとするセラフの手、だけど本気ではない。証拠に明らかな力加減をされている。彼は私を面白がっているだけだと思う。
『……ねぇ、』
耳元、本当に耳元で囁かれた。もう少しでセラフの唇が私の耳へ触れてしまうのではないかとまでいう距離だ。
喋る直前の息を吸う音まで聞こえる。
『なんで、勃ってんの?』
「…ぇ……?」
言葉に驚き、反射的に自分の股ぐらを見た。言われて初めて気がついた。
確かにズボンをきつく押し上げるソレ、狼狽える私をよそにセラフはニヤついている。
『仕事中にえっちなヤツ見てたの?なぎちゃんてば〜』
「ち、ちが、ッ……おい、セラ夫…!」
『えー?じゃあ、なんでおっきくしてんの?』
するりと細長い指が後ろから伸びてきて太ももを撫で、そのまま少し上へ移動する。期待するように膨れたそこを焦らすように円を描いてさらに撫でる。
情けない声が漏れ出そうになるのを必死になって食い止めるが己の意思は届かないようだった。
「ッぅあ…!ばか、やめろ、セラフっ!」
『あはっ♡かわいー声出るねぇ、なぎちゃん。いつもの低音ボイス(笑)はどうしたの?』
小馬鹿にするようにケラケラと笑いながらセラフは、ズボンから容易にベルトを抜き去り、私のものは外気に晒される形になった。
『んふふ、先っぽからおしる出ちゃってる』
そう愉しげに言い、セラフは私のモノの先端を指先でぐりぐりと押してきた。
ぎゅうっと強く押されるたびに腰の辺りが熱くなり、痺れる。つられるようにして引き攣れた音が喉から絞り出される。情けない、そう思っても快感には抗えない。
「ッひ、っ…!?」
『痛いの、きもちーの?……
凪ちゃんの変態…♡』
一言、たったの一言で私の頭の中は真っ白になってしまった。
ビクン、と大きく腰が痙攣したように跳ねて、椅子からずり落ちた。
「ッ、いてぇ゛…!」
強かに腰を打ち付けた痛みで咄嗟に目を閉じてしまった。
すぐさま目を開き、立ち上がろうと椅子を掴むが、力み過ぎたせいでキャスターは勢いよく転がって椅子が逃げる。
ならばと机に掴まるが書類で滑って、また阻まれた。
『えぇ…ちょっと、凪ちゃん大丈夫?なにしてんの?』
「いや、貴方が変なことするから……っ!」
『俺ぇ? ずっとここでネチコ作ってんだけど…』
「あれ?私、セラ夫に……」
『うっかり寝てたんじゃないの?最近お疲れだしさ』
かもしれない、とだけ呟いて自分の口元を手で覆う。
もし夢だとしても相方相手になんてことをさせているんだろうか。そんなに欲求不満になっていたのか。
しょうがない、家に帰ったらとびきりのおかずを用意して早いところ発散させよう。 など考えながら、なんとか立ち上がって逃げた椅子を元の位置に戻す。
『ふっ、……ねぇ、』
突然、セラフが何かを見つけて吹き出したように笑った。
コケた私を笑っているのだろうか、失礼な奴だ。
「…なんですか。」
不機嫌を隠さずに椅子へ座り直すと、セラフが立ち上がって私の座る椅子の真後ろに来た。
なんだか嫌な予感がして、振り返ろうとするが遅かった。
『なーぎちゃん…。』
いつの間にかセラフの長い腕が椅子ごと私を抱くように伸びてきていた。
「…ちょ、セラ夫?!」
大きな手のひらが腹に添えられて、もう片方はある場所まで指先を伸ばしていた。
それだけでも過敏になってしまうのに、 私の耳元のすぐ横にセラフの顔があるから、息を吸う微かな音まで聞こえる。
『なぁんで、勃ってんの?♡』
ズボンを押し上げる私のそれを指でもて遊ぶセラフは、また、楽しそうに笑っていた。