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rbru  長編集

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rbru  長編集

13 - 可愛いのは

♥

192

2025年07月06日

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rbru/nmmn/誤字あるかも

ご本人様関係NOTHING/




リクエストして頂いた片思い系、

純情ものを作ろうとしたけど純情の物語を作ろうとすると最終的に首絞めorセンシティブになっている というとんでも ない呪いにかかっているので純情から時々闇が見え隠れするかもしれませんがご了承下さい。


この呪い誰か解ける方います?!(切実)





長々とすいません。

それではどうぞ!


















ru side



ふとした時だった。


彼のその横顔と笑い方、話し方。

その些細な行動に何故かドキドキしてしまった。


その時俺は直感した。



「⋯やべぇ、これ好きだ。」



思わず一人の空間で呟いてしまう。

自分の手は口を覆っていて、どうしようもなく上がっていく自分の口角と熱くなって行く顔を隠していた。



彼が好きだというホワイトムスクの香りも毎日付けて。

髪も邪魔な時はハーフアップとかにしたりして。


彼の好きな物全部把握しようとした。





もっと仲良くなるために、ラインだって沢山した





可愛いって思って欲しかったんだよ、!








『小柳くんって好きな人とか居るんです?』


これって好きな人に聞く質問じゃない?


「なんで?」


『いやこの前先輩達と話してて。』


『俺はもう140億年くらい生きてるんでそういうのよく分からないんですよ』


「へー。」


『で、結局居るんですか?』


「俺の恋愛事情知って得なんてねぇだろ。」


『心はピチピチの高校生ですよ?恋バナくらいしません? 』

「気持ち悪いこと言うんじゃねぇ。」

「お前もウェンになったのか?ギャルだっけか。」

『おじいちゃんには分からないですよね、すいません』


「うっせぇな!!」


「俺だって狼であれど人間と同じ心はあるよ。お前もそうだろ。」


『えー、そうなんですね。じゃあおじいちゃんじゃない小柳くんなら好きな人の作り方くらい分かりますよね?』


「お前はそんなに好きな人作りたいんか。」


なんでそんな好きな人作りてぇんだ。

⋯、俺の事好きになればいいのに。



『作りたい訳でも無いですけど、知ってみたいです。』



え、これもしかして振られてるのと同じ?



「⋯俺も分かんねぇけど、可愛いと思う人作れば良いんじゃねぇの。」


「好きな人なんて作るもんじゃなくて気づくもんだよ。」


『なるほど⋯?』




俺の事可愛いって思えばいいのに。

このバカタコ。




「⋯こんなもんで良いだろ。」


「答えてやったんだから俺の質問にも答えろ。」


『良いですよ。何でも質問して下さい』


「⋯うーん、そうだな⋯」


『いや決まってるんじゃないですか!?』


「質問なんてすぐ思いつく訳ねぇだろ。」


「⋯そーだなぁ⋯。」


「最近可愛いって思った人居る?」


『⋯へ?』


「なんだその間抜けな声。」


『そんな質問だと思ってませんでした』


「どんな質問だと思ってたんだよ。 で、結局居るの?」


『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯居るかもしれませんね』





まじかよ、?誰だ、俺の知ってる人か?


⋯聞いてみるか



「誰よ?」


『げ⋯、それ言うんですか?』


「ぁたりめぇだろ。訳の分かんねぇ質問に答えてやったんだから。」


『⋯⋯⋯⋯俺、虚言癖ですからね』


『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯信用しないで下さいよ』


「んなん知ってるよ」



言って欲しくないのに聞きたい。

なんだこの最悪な気持ち。





『⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯目の前に居る人ですよ』


「⋯へ、?」



君の目の前に居るの俺だけど大丈夫そ?


「⋯お前幽霊でも見えてんのか?」


『見えてませんよ、』


『こんな恥ずかしいこと2度も言わせないで下さい』



『⋯拗ねた顔して聞いてこられたら誰でも可愛いって思いますよ、⋯可愛いのは小柳くんです』



『⋯もー、』



「⋯へ、っ、?、」



「おま、⋯、それ他の人に言うなよ、?」
























もうちょっと2人とも前に進んで欲しいですね❦




まぁ片思いなのでここで終了






なんて嘘です。

終了しません。


このまま続けます。

片思いで終わりたい方は今すぐお逃げ下さい。



rbru/誤字あるかも/nmmn/

ご本人様関係NOTHING














可愛いって言われた俺、流石に思考停止。


もしかしてこいつ、言いふらしてんじゃないの

と思ったけど、そんな事無かった。



『⋯こんな事小柳くんにしか言いません』


「⋯おま、それどういう意味か分かるだろうな?いくら恋愛に疎いとはいえ⋯、」


『⋯分かってますよ』



「⋯俺、勘違いするぞ」


『⋯勘違いして下さい』


『⋯⋯⋯⋯⋯⋯それで合ってますから』




こいつ回りくどいけど言ってること分かってんのかよ。


俺心臓バクバクなんだけど。 顔あつ。

逆にため息でそう。というか息できない。

これ好きな人聞いてもいいよね。

「⋯好きな人居んの?」


『⋯えぇ、勿論。』



「⋯誰だよ。」




『⋯⋯⋯⋯⋯⋯目の前に居る人です。』


「ドッキリだったら許さんぞ」


『ほんとです』


「⋯いいのか、お前」


「これ以上何も言わないなら、本当に勘違いするぞ」


『⋯勘違いしてください、それが正解です』


「⋯っ、ほんとお前ずるいぞ」


『⋯ずるいのは小柳くんです、あんな顔するせいですよ』



『⋯⋯⋯小柳くんの好きな人、言ってください』



「⋯⋯⋯⋯今一緒に話してるやつだよ、バカ。」



『⋯俺も勘違いしますよ、良いんですか?』


「⋯⋯⋯一生勘違いしとけ、⋯勘違いなんかじゃねぇから」








『⋯、っほんとずるいですってぇ〜⋯。』










『⋯こっち、隣来てください』






「⋯ん、」



『俺の足の上座って』


「遠慮しとく」


遠慮したのに強制的にとっ捕まえられても座らされた。




「頭こんがらがってて何も感じねぇよ」




『そんな、味わって下さいよ』







てかしれっと腰に手添えるの辞めてくれる?




めっちゃかっこよく見えるから。




あと恥ずかしすぎるから。










「味わう余裕ないんだけど」


『そんな。まぁ俺は小柳くんの顔がよぉーく見えるので良いですけど。』








『⋯嫌だったら、突き飛ばして下さいね』


『突き飛ばさなかったら今度こそ一生勘違いしますから』




顔近づいてきたと思ったら唇に感触。

思考が大暴れしてる。



一旦冷静になろ。



キスされてるやん。まじかよ。

体動かないんだけど。しかもめっちゃなんか幸せなんだけど。





「⋯っは、」


『⋯良いですか?もう、一生勘違いしますよ』


「⋯俺のファーストキス奪ったんだからな、責任取れ」


『⋯一生責任取りますね』


「⋯⋯そうしといて。」






「⋯⋯⋯⋯星導、好き。」


『⋯俺もですよ、小柳くん。』


「⋯責任取るんだから、俺から離れないでくれよ」


『⋯当たり前です。そっちこそ、好きにさせた責任取って下さいよ』


「⋯はいはい」



『⋯⋯⋯もう一回、いいですか?』


「⋯良いよ、好きにして。」






星導にキスされるとめちゃくちゃ幸せ。

あと、その微笑み顔良すぎね。






「⋯これから宜しく」


『こちらこそ。』


「これから沢山思い出作ろうな」


『はい。一緒の家にも住みましょうね。』


「⋯だな」





辛いことも多いだろうけど、それ以上に幸せな事が待ってる。


これから沢山の思い出と幸せを頂戴ね。













『大好きです、ずっと。』



「⋯おれも」















本当は⋯っ!センシティブ入れたかったんですけど⋯!純愛で終わらせました⋯っ!

呪いは何とか鎮めました。



まぁ次のセンシティブに乞うごご期待を。



なんか結局片思いでは無かったのでまたチャレンジですかね。


それまでに呪いを解いて純愛練習しますかね。


この作品はいかがでしたか?

192

コメント

5

ユーザー

あぁ…もう歳かな…こういう純情な作品を夜中に見ると泣けてくるんだ…

ユーザー

胸がすごくキュンキュンしました!やはり天才ですね!?

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