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『宝探し。』全12話、文字数約63,000字(『鬼ごっこ。』より多いのはなぜだ??)、最後までお読みいただきありがとうございました!
お読みくださる方、感想や評価をくださる方のおかげでここまで走り抜けることができました。
だいぶ前にいただいたリクエスト(のひとつ)を、やっと……ッ、お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
いつもながら断片的なシーンをいくつか思い浮かべただけで書き始めたので、なんでこうなった? これで大丈夫? って何度もなりつつ、もう魔王でよくない? 魔王が奪えばよくない? みなさん魔王を求めてるよ……と、不穏ドロ沼に片足を突っ込みつつ、最終話に魔王が言った「俺とお前以外は許されない」という言葉が最初に浮かんでいたので、そこに辿り着きたくてこうなりました。間の内容はその日暮らし、その日執筆……矛盾はないように気をつけたつもりですが不安しかない。
いやはや新境地でした。手を出したことがない領域というか、お酒で記憶が〜とは違う物語。夢と希望と絶望と浪漫には胸が熱くなりました。
とても楽しかったです。何があっても魔王が回収してくれるだろとそのときの感情ままに書いて、やはり回収は魔王がしてくれましたね。
できるだけ『鬼ごっこ。』と差が出るように、魔王と若様に私が抱く印象の違いが出るように、プロポーズは夢の国、結婚式もきちんと挙げる王道スタイルにしてみましたがいかがでしたでしょうか。魔王は仕舞い込んでしまいたい派だと思ってる。
私自身が夢の国に疎く、ホテルの値段を調べて「たっっっっっか!」と叫び、閉園後の貸切のお値段なんて高級車買えるやんと驚愕し、リゾートウエディングを調べているときは、二人の結婚式参列してぇと呻いていました。こういったこともこのお話を書かなければ調べなかったので新鮮でした。
それにしても、本当に私の書きたいように書き、やりたいようにやらせてもらいました。このお話を書く機会をくださってありがとうございます。
ただ、書ききれなかったところが多々ございまして、それはやっぱり書きたいなぁと思うわけでして。
なので『宝石箱。』みたいな続編かつ番外編を収載する短編を書こうかなと思っております。その際はまたお付き合いいただけましたらさいわいです。
その前に他の連載を進めろって話だし、はたまた別物を書き始める可能性もありますが、何らかの形で昇華したいなと思っています。
本当はどういう意味づけでそれぞれ和歌を選んだのかを語ろうかと思ったけどあまりに長くなるのでやめておきます。
それと、他のお話も読んでくださったことがあればお気付きだと思いますが、風呂でいちゃつかせるのは私の性癖です。自分の家の風呂でいちゃつかせるか、ホテルでいちゃつかせるかってところもそれぞれに抱く印象の差が出ているところですね。
これからも懲りずにお付き合いいただき、お気軽にリクエストやコメントなどしてくださると嬉しいです。
書き手にとっていちばんの幸福は、読み手の皆様が存在し、反応をいただけることだと改めて実感しております。心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。末筆ながら、季節の変わり目、どうぞ皆様ご自愛ください。
2025.6.27
Kei
コメント
20件
一気読みさせていただきました!! 1話目から涙が止まらず、フェイスタオルがびしょ濡れです😭😭 とっても素敵なお話で、私の中のTOP3に入るくらい好みの作品でした💗 これからも作品楽しみにしています!
完結おめでとうございます!!! ほんとうにKeiさんのお話どんどん感情が入っていくので、毎度表情が変なのになってます。笑 若井さんが記憶をなくして、酷い態度をとられて悲しんでいた藤澤さんを大森さんが心の隙間を埋めるというか...!とりあえず最高でした✨ ここで言うことではないかもしれませんが...、Keiさんのお話に、Keiさんに出会えてすっごく嬉しいです。 これからも応援してます!!!
完結おめでとうございます!! 毎回感動しながら読ませて頂いてました。 宝石箱の様な短編でまたこの3人に会えると思うと今から楽しみです。 これからも作品楽しみにしています🫶🏻