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赤ずきんちゃんパロディです。
狼太宰×赤ずきん中也♀。
走り書きなので誤字ってます。
ある深い森のふもとに、ひときわ目を引く美しい少女が暮らしていた。彼女の名前は中也。燃えるような美しい橙色の髪をなびかせ、いつもお気に入りの、深い真紅の頭巾を被っている。その愛らしい姿から、周囲の者たちは親しみを込めて彼女を「赤ずきん」と呼んでいた。もっとも、本人はその可愛らしいあだ名で呼ばれるたびに、端正な顔を不機嫌そうに歪めて「俺をガキ扱いするな」と、小さな拳を握りしめて怒るのが常だったのだが。
ある爽やかな朝のこと、中也が暮らす屋敷の主であり、彼女を実の妹のように、時には娘のように慈しんでいる美しい女性――紅葉が、丁寧にラッピングされた一本の高級なワインと、手作りの焼き菓子が詰まった籠を抱えてやってきた。
「中也、すまないが少々お使いを頼まれてはくれぬか」
「紅葉姐さん。構わねえよ、どこへ行きゃいいんだ?」
中也はふわりと赤ずきんを揺らしながら、快く引き受けた。紅葉は中也の頭を優しく撫でながら、森の奥を指さす。
「この森の奥深くに庵を構えておられる、医者の森殿のところへな。少しばかり体調を崩されていると聞いてな、この特製のワインと菓子を届けてやってほしいのじゃ。ただ、あそこへ至る道には少々、質の悪い『野獣』が出没すると聞く。くれぐれも道草を食わず、まっすぐ向かうのですよ」
「森の医者、森さんか。あそこには確か、エリス嬢も一緒に住んでるんだよな。分かった、姐さん。荷物は確かに預かった。寄り道なんかしないで、とっとと届けてくるわ」
中也は籠をしっかりと腕に抱え、自信たっぷりに胸を張った。小柄ながらも身のこなしが軽く、いざとなれば護身の術も心得ている中也は、森の危険などさして気にとめていなかったのだ。紅葉の心配そうな視線に見送られながら、中也は軽快な足取りで、木漏れ日の差し込む深い森の小道へと足を踏み入れていった。
燦々と降り注ぐ木漏れ日、小鳥たちのさえずり。しばらくは心地よい森の空気を楽しみながら歩いていた中也だったが、森の深部へ進むにつれて、木々が鬱蒼と茂り、周囲の空気がじっとりと肌にまとわりつくようになっていく。
その時だった。背後の茂みが、ガサリと大きく揺れた。
「――おや、こんな森の奥深くに、なんとも愛らしい赤ずきんちゃんが迷い込んでいるね」
背後から掛けられた、どこか軽薄で、それでいて鼓膜の奥を揺さぶるような甘い男の声。中也が驚いて振り返ると、そこに立っていたのは、包帯を全身のいたるところに巻き付けた、妙に長身の男だった。その背中には、灰色の毛並みをした立派な狼の尾が、退屈そうに左右に揺れている。男の瞳は底知れない闇を孕んでおり、中也を値踏みするように細められた。
「なんだ、手前……。狼の獣人か? 俺は急いでるんだ、邪魔するなら容赦しねえぞ」
「おやおや、手厳しい。私は太宰。ただの通りすがりの、無害な狼さ」
#中太
夏の穂|双黒中心|フォロバ
2,029
怜
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44
自らを太宰と名乗った狼は、わざとらしく両手を挙げておどけてみせた。しかし、その視線は中也の、赤ずきんから覗く美しい顔立ちや、華奢でありながら引き締まった身体のラインを、舐めるように這い回っている。
「それで、そんなに急いでどこへ行くんだい? 可愛いお嬢さん」
「……森の奥の医者、森さんの家だよ。紅葉姐さんからのお使いだ。これ以上、俺の行く手を遮るな」
「へえ、森先生のところへ。なるほど、あそこならこの道をまっすぐだね。でも、せっかくのお見舞いなのに、そんな籠の中身だけで足りるのかな?」
太宰はふっと唇を吊り上げ、中也のすぐ傍まで距離を詰めた。中也が警戒して一歩身を引くと、太宰は彼女の視線を誘導するように、小道の脇にある、鬱蒼とした木々の隙間を指さした。
「ここから少し外れたところにね、それは見事な花畑があるんだ。今を盛りと咲き誇る、色鮮やかで美しい花たちがね。手ぶらとは言わないけれど、そんな無機質な籠だけよりも、綺麗な花束を添えてあげた方が、きっと喜ばれると思わないかい?」
「花……?」
中也は眉をひそめた。紅葉からはまっすぐ行けと言われていた。だが、太宰の言葉を聞いた瞬間、中也の脳裏に、森の家でいつも我儘に振る舞っている愛らしい少女、エリスの姿が浮かんだ。
「(確かに、エリス嬢も花が好きだしな……。いつも森さんに我儘言って困らせてるが、綺麗な花でも持っていけば、少しはあの退屈な療養の慰めになるか……?)」
少しだけなら、寄り道をしても罰は当たらないだろう。中也の心に、ほんの小さな隙が生まれた。太宰はその変化を見逃さず、目を細めて微笑んだ。
「ほんの数分、そこを曲がるだけさ。先生も、それについているおしゃまな女の子も、きっと大喜びする。さあ、行っておいでよ」
「……チッ、分かったよ。そこまで言うなら、ちょっとだけ摘んでってやる。手前、妙な真似したらただじゃおかねえからな!」
中也は太宰を鋭く睨みつけると、促されるままに小道を外れ、太宰が指し示した方向へと走っていった。
中也の小さな背中が見えなくなるのを見届けると、太宰の優しげな微笑みは、瞬時に冷酷な肉食獣のそれへと変貌した。
「くすくす……本当に素直で、騙しやすいお嬢さんだ。さて、それじゃあ私は、一足お先に特等席へ向かおうか」
太宰は長い脚を活かし、中也が向かったのとは別の、森の獣だけが知る近道を猛スピードで駆け抜けた。その目的はただ一つ、赤ずきんが到着する前に、彼女を迎える舞台を整えることだった。
数分もしないうちに、太宰は森の奥深くにひっそりと佇む、森の家に到着した。木造の古びた、しかし手入れの行き届いた医者の家だ。太宰は音もなく勝手口から侵入し、家の中の様子を窺う。
家の中は静まり返っていた。ちょうど運の良いことに、家の主である森とエリスは、つい先ほどから外出しているようだった。
「おや、留守かい。好都合だね」
太宰は躊躇うことなく奥の寝室へと向かった。そこには大きな天蓋付きのベッドがある。太宰は衣服を脱ぎ捨てると、ベッドに潜り込み、布団を頭まですっぽりと被った。あとは、純真な獲物が自ら罠に飛び込んでくるのを、静かに待つだけだった。
一方、中也は太宰に教えられた花畑で、夢中になって花を摘んでいた。エリスの喜びそうな、鮮やかな赤や黄色の花を選び、丁寧に束ねていく。気がつけば、思っていたよりもずいぶんと時間が経過していた。
「しまってい、つい長居しちまった! 早く行かねえと!」
慌てて花束を抱え、中也は本来の小道へと戻り、森の家へと急いだ。
ようやく見えてきた森の家は、不気味なほどに静まり返っていた。中也は少し息を切らしながら、玄関の扉を叩く。
「森さん! エリス嬢! 紅葉姐さんからのお使いで、見舞いに来たぜ!」
しかし、中からの返事はない。不審に思った中也がドアノブを回すと、鍵はかかっておらず、静かに扉が開いた。中也は恐る恐る足を踏み入れる。
「……森さん? 入るぞ?」
薄暗い廊下を進み、一番奥にある寝室のドアを開ける。そこには、カーテンが閉め切られ、昼間だというのに夜のように暗い部屋があった。そして、中央の大きなベッドには、すっぽりと布団を被った人影が横たわっている。
「森さん、体調が悪いってのは本当なのか? 姐さんから、ワインと菓子を預かって……」
中也がベッドの脇に歩み寄り、覗き込んだその時だった。
「待っていたよ、中也」
布団が跳ね除けられ、中から現れたのは、森の医者ではなく、先ほど森の中で出会ったあの狼――太宰だった。
「なっ、手前……!? なんでここに――」
驚愕に目を見開いた中也が叫ぶよりも早く、太宰の長い腕が伸びてきた。中也の手から籠と花束が滑り落ち、床に転がる。次の瞬間、中也の身体は強い力でベッドの上へと押し倒されていた。
「――っく、離せ! 何しやがる、この泥棒狼!」
「泥棒だなんて人聞きが悪いな。私はただ、ずっと君という極上の獲物を食べるために、ここで待っていたんだよ」
太宰は中也の両手首を片手で軽々と掴み上げ、頭の上へと縫い付けた。中也の小柄な身体は、太宰の大きな体躯の下に完全に覆い隠されてしまう。身動きが取れない恐怖と屈辱に、中也の顔が怒りで赤く染まる。
「ふざけんじゃねえ! 森さんはどうしたんだよ!? お前、まさか森さんたちを……!」
「ああ、そっちの心配かい? 安心しなよ、私はベジタリアンではないけれど、流石にあの髭面の元軍医殿や、その拘りの人形を食べる趣味はないからね。彼らなら、ついさっき二人仲良く散歩に出かけて行ったよ。当分は戻らないさ」
太宰は中也の耳元で低く囁きながら、ふっと息を吹きかけた。中也の身体がビクリと跳ねる。
「じゃあ、完全に空き巣じゃねえか……! 退け、太宰! 俺を誰だと思ってやがる!」
「知っているよ。気が強くて、乱暴で、でも誰よりも純粋で美味しい、私の赤ずきんちゃん」
太宰のもう片方の手が、中也の象徴である真紅の頭巾をゆっくりと剥ぎ取った。露わになった艶やかな橙色の髪がベッドに散らばる。太宰の瞳に、獰猛な肉食獣の情欲が灯った。
「嫌だ……、やめろ……っ!」
「嫌と言っても、もう逃がさないよ。せっかくここまでお膳立てしたんだから、骨の髄まで、おいしくいただかせてもらうよ」
太宰の唇が、中也の拒絶の言葉を塞ぐように、強引に重ねられた。
「んむ……っ!? ん、んう……!」
激しい口づけに、中也の思考は白く染まっていく。太宰の舌が容赦なく口内を侵略し、蜜を貪るように舐め回す。中也が必死に抵抗しようと身体を揺らすたび、太宰の重い体躯がそれを圧し潰し、さらに深い快楽の沼へと引きずり込んでいく。
ようやく唇が離された時、中也の唇は艶やかに濡れ、呼吸は激しく乱れていた。
「はっ、あ……っ、てめ……なに、を……」
「まだ始まったばかりだよ、中也」
太宰の手はすでに中也の衣服のボタンを器用に外し、その下の白い肌を露わにしていた。冷たい空気に触れた肌が粟立つ。太宰の大きな掌が、中也の華奢な腰を掴み、滑らかな太ももを割り開いた。
「待て……本当に、やめろ……俺は、そんなの、したこと……っ」
「知っているさ。君の『初めて』を、私が全部もらい受けるために、こうして騙したんだから」
太宰の指が、中也の最も秘められた、未だ誰の手にも触れられたことのない未開の地へと触れた。中也は恐怖と、生まれて初めて感じる未知の熱に身を震わせる。
「あ……っ、や、やめ……っ!」
「力を抜いて、中也。私をちゃんと見て」
太宰の言葉は呪縛のように中也の身体を縛り付ける。太宰は自身の熱い質量を、中也の狭く、硬いそこへと宛がった。そして、躊躇うことなく、一気に深くへと身を沈めた。
「――あ、ぐっ……あ、痛い……っ! 痛えよ……っ!」
身体を引き裂かれるような激痛に、中也の目から一筋の涙がこぼれ落ちた。処女の証である鮮血が、白いシーツに小さな大輪の花を咲かせる。中也は太宰の背中に爪を立て、痛みに耐えるように歯を食いしばった。
「痛いかい……可愛そうな中也。でも、すぐに気持ち良くなるからね……」
太宰は中也の涙を舌で優しく舐めとると、容赦なく腰を動かし始めた。痛みが徐々に、痺れるような甘い快楽へと変貌していく。
「あ、は……っ、あ、んく……っ、太、宰……っ!」
「そう、私の名前を呼んで。もっと、壊れるくらいに私を求めてよ」
暗い寝室の中に、肉と肉がぶつかり合う淫らな音と、中也の艶っぽい悲鳴が響き渡る。狼に完全に組み伏せられた赤ずきんは、もう抵抗する術を持たず、ただその強烈な愛の快楽に翻弄され、何度も何度も、甘い絶頂へと導かれていった。
どれほどの時間が経ったのだろうか。
部屋を満たしていた激しい熱情が、ようやく静かな余韻へと変わっていく。
天蓋付きのベッドの上は、今や見る影もなく乱れていた。床には、中也が苦労して摘んできた花束が散らばり、踏み潰された花弁が微かに甘い香りを放っている。
中也は、太宰の広い胸の中にすっぽりと収まるように抱き合わされていた。彼女の身体には、太宰のものと思われる愛の痕跡――赤い鬱血が、首筋から胸元、太ももに至るまで、無数に刻み込まれている。
「……う、……ん……」
中也は小さく声を漏らし、重い瞼を開けた。身体中が芯から気怠く、特に腰のあたりにはズキズキとした鈍い痛みが残っている。自分が狼に、文字通り「おいしく食べられてしまった」のだという現実が、じわじわと脳裏に蘇ってきた。
「目覚めたかい、中也」
頭上から降ってきたのは、先ほどまで自分を貪っていた男の、満足げで、どこか甘やかな声だった。太宰の長い指が、中也の汗ばんだ橙色の髪を優しく梳いている。
「……てめえ……よくも、やりやがったな……」
中也はかすれた声で、精一杯の睨みを利かせた。しかし、その目元はまだ赤く潤んでおり、お世辞にも威嚇としての効果は薄かった。むしろ、事後の妖艶さを際立たせるだけであった。
「ふふ、そんなに睨まないでおくれよ。君があまりにも可愛くて、つい我慢ができなかったんだ。それに、君の初めてを貰えたのは、狼冥利に尽きるというものさ」
太宰は嬉しそうに目を細め、中也の額に優しく口づけを落とした。中也はフンと顔を背けたが、太宰の腕の中から抜け出す気力は、もう今の彼女には残っていなかった。
「……森さんたちが、帰ってきたら……どうすんだよ」
「その時はその時さ。でも、今はこのままでいさせておくれ。私の、可愛い赤ずきんちゃん」
太宰は再び中也の腰を強く抱き寄せ、その白い肌に顔を埋めた。中也は小さくため息をつき、諦めたように目を閉じる。森の奥の静かな寝室で、狼に全てを奪われた赤ずきんは、その温もりから逃れることなく、再び深い眠りへと落ちていくのだった。
はい。
今回はここまでです。
えっと、皆様に一つ質問があります。
投稿時間って何時くらいがいいですかね・・・?
コメント
7件
中也を食べて全部奪っちゃう狼な太宰さんが最高…! 私は投稿時間いつでも良いと思います! 強いて言うなら夕方くらいですかね…?
うわあ……赤ずきんパロ、めっちゃ熱かったです🥀 中也が純真でちょっとツンデレで、太宰の狡猾な狼っぷりが本当にゾクゾクしました。「待っていたよ、中也」のシーンで背筋が冷えたけど、その後の甘くて濃密な展開にドキドキが止まらなかった…。童話の枠を借りた大人な解釈、すごく好みです。投稿時間は夜遅め(22時〜0時)が私は嬉しいです🌙