シェアする
豚っ子の報告で牢屋内にパンを置いている最中、和服男と女性らしい豚のバッチを着けた男の牢屋にパンを置いていた。
ちなみに報告の内容はパンが時々猫に食われるらしい、可愛そうに。
なので牢屋内設置に励んでいるのだが…。
「おいメス!俺のしもべになれ」
牢屋内に入った途端コレだ、話した事なかったが暴君だとも思わなかった。
思わず反射的に言葉が出る
「黙れ。」
殺されるか…?とも考えたけど大丈夫だろう、体細いし。
「あぁ!」
彼はどう見ても怒っている、だが私悪くないしなぁ。
教育…するかな、なんて思いながらパンを目の前にひらひらとする。
内心誰が復讐に来ないかビビリながら。
「…誰かの前でその態度をだした、こうだから。」
そしてパンを潰してやった。
「…ぁ…俺の、パン…。」
部屋の相方の分にしなかった所は褒めたい、なんて考えながら潰したパンを皿へ再設置した。
「今日はなし」
「せいぜい、あるかもしれない未来の君みたいに潰されたパンでも食べたら?」
これは脅しだ、脅してからなんでこんな事してしまったんだろう…なんて考えた。
それほどまでに目の前のコイツが可愛そうだった。
…人前でされた時にやれば良かったな、なんて考えながら出ていった。
その日は報告に来た奴隷の顔も、その時牢屋にいた奴隷の顔も見れなかった。
その日はふて寝もした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!