こんもちゃ!主です!
今回は!現在私が投稿している!
どんな貴方でもいいから側に居てほしかった。
の第5話〜7話までを文章だけであらわしてみました!!
ちなみに「」内のセリフが金久保さん
〈〉内のセリフが指原さんです!!
それでは!どうぞ!!
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第5話 穏やかな日
来てしまった。
そう考えながら屋上のドアを開ける。
だが、ドアを開けた瞬間と同時に、屋上へきた理由は消え去ってしまった。まるで、最初から無かったかのように……
不思議に思いつつ、屋上の床に座る。
今日は風が吹いていないためかあまり肌寒さは感じないようだ。
だが、気温のせいか、自分が座っている床は冷たく冷え切っている……
まるであの時のあなたの冷たくなった体のように……
そう考えているとドアを開ける音が聞こえてきた
どうやら指原が自分を探しに来たようだ…
〈先輩……!〉
「………指原君か………」
少し態度を冷たくし過ぎただろうか……
そんな事を思いつつも会話を続ける。
〈最近………昼休み中ずっとここに居ますよね…?〉
突然、彼がフェンスにもたれ掛かりながらそう言い放った、
そんなにずっと居ただろうか、。
もしかしたら無意識に行ってたのか、?
あまり覚えはない。
だが、一つだけ言える事があった。
それは、、
ここへ来た途端、来た理由を見失う事だ。
その事を彼に告げるとまた突然話し始めた。
〈今日は穏やかな日ですね…………〉
穏やかな日………確かに今日は風が吹いていない穏やかな日だ。だが、だから何だという事しか考えられない。
また彼が会話を進める
〈こういう穏やかな日なら、屋上に行くのもアリですね………〉
〈あっ、!もう直ぐ仕事なんで、!先輩、!ゆっくり休んでくだいね!〉
と言って彼は去ってしまった…
そう言えば今日は自分は体調不良で医務室に居たのを忘れかけていた。
ふと空を見上げると、雲一つない晴れが広がっていた。
さっき彼がいった穏やかな日には屋上へ行くのもありだという言葉を思い出す…
彼なりの考えなら心が安らぐという意味だったんだろうが…
残念ながら自分は一つも思うことなんて無かった
ただ冷たいコンクリートの床に座って空を眺めているだけ。
そんな事しか考えられ無かった。
だが………今の話を聞いて、一つだけ考えた事がある………それは…
風の強くない穏やかな日に…
ここのフェンスから…..
身を乗り出したらどうなるのかと…..
第6話 恐怖
落ちたら、どうなるのだろうかと考えてから、気になって仕方がなくなった。
そんな事を考えながらフェンスに身を乗り出そうとした瞬間だった。
さっきまで落ちてもいいという思考だったが、急に恐怖が襲いかかってきたのだ。
恐怖が襲ってから、これ以上は身を乗り出すのはダメだと思い断念した。
ー次の日ー
今日は昼から夕方までずっと屋上に居た。
昨日はあんなに穏やかだったはずなのに、今日は真逆で強風が吹き荒れていた。
相変わらずコンクリートの床は冷たいままだ。
雲一つない晴れ。綺麗な夕焼けが輝いている
まるで、あなたの鮮やかなオレンジ色の瞳のように…………
今日も穏やかな日だったら良かったのにと思ってしまう……
少しの恐怖を抱きつつも、フェンスに寄りかかり座った。
「俺は……何人の人を失ったんだろうか…」
急に考えてしまった。
2人の先輩。
3人の同僚
2人の後輩の同期
合わせて7人を失ってしまった。
1人の先輩と同僚はとある犯罪集団の手下に…
2人の後輩の同期は法では決して許されない物を持っていた事によって…
2人の同僚は互いに協力し合ったのち、片方が裏切り、裏切られた方は裏切った方を……
その裏切った方が、あなただった…
そして、1人の先輩はとある囚人と看守によって…
ため息を吐きながらなんでこんな事になったのかと深く考えた
考えている間に外の気温は低くなりいくら長袖を着ているとはいえ、寒くなってきた。
少し長く居すぎたようだ。
辺りを見渡すと、さっきまで夕焼けが輝いていたはずの空は暗い青に染まりつつあった。
「そろそろ戻るか………..」
「また明日も………」
「今度は……..屋上から落ちに行くかもな…」
第7話 本当に気になるんだ。
ー職員室にてー
〈あの日以降…先輩は変わってしまった…〉
〈1日も寝ずに、食事もまともにとってないんだろう………〉
そう考え始めると、さっきまで進んでいたパソコンの文字が止まった、
正直この状態が凄く心配だ。この状態が先輩の意図的な事なら尚更だ。
あなたが屋上へいった理由は半分なら分かる。
どうせアイツの下へ後を追おうとしたんだろう。
正解はわからないが…………
ー医務室にてー
医務室へ戻ってきた。
すぐに冷え切った体を暖めようとベットに横たわって毛布をかけた。
だが、この時間はあまりする事は無いようだ。
眠くない。いや、寝たくない。寝たらあなたの事がフラッシュバックで頭の中に流れてくるからだ。
かと言って食事を取るなんて気力もない。
そんな事を考えながら白一色の天井を見上げる。
「明日は…穏やかな日だといいな…」
少し角度を帰ると、白いカーテンの隙間から窓越しに外の景色が見えた。
もうすっかり真っ暗だ。
あの日の暗闇と同じように…
どうせ今日も眠れないまま夜が過ぎて行くのだろう……
そんな時、ふと思った。
夜に屋上へ行ったらどうなるのかと。
「さっき行ったばかりだけど…また屋上行こうかな……」
ー数分後ー
屋上に着いた。
夕方の時はまだ少し暖かさも残っていたのに…今は少し居ただけで冷え切ってしまう寒さだ…
だが、夕方まで吹き荒れていた強風は治ったようだ。まるで今日一日穏やかな日だったかのように…
空を見上げると無数の星が散らばって輝いている…とても綺麗だ。
なんて事を考えていたら一つの考えが浮かんできた。
落ちたらどうなるんだろう。
なんでこんな事が思い浮かんだのかは分からない。突然の事だった。
だが一度浮かんでしまったら気になって仕方がない。
恐る恐るフェンスに身を乗り出した。
「乗れた…」
その時……
〈先輩!!〉
誰かが屋上に来た。聞き慣れた声…恐らく指原だろう。
〈やっぱりここにいた……って!そんな所に乗ったら落ちますよ?!早く!降りて!!〉
なんで彼はそんなに焦っているのだろう。
とにかく、一度気になったら実行するまでモヤモヤが残り続ける…そんなのは嫌いだ。早くどうなるのかを知りたい。止めるな。
彼は凄く驚いた表情をしている。
何でかは分からない。とりあえず今から実行する。
「さよなら」
ー続くー
コメント
4件
ああ、、。文字だけバージョンも好きだ、、。