中「 邪魔するぜ 。探偵社 。」
探偵社の扉を バンッッ と蹴りで開け 壊し 、入って来たのは 、中原 中也 と 芥川 龍之介 、森 鴎外 だった 。
敦「 芥川 ッッ!?」
国「 な 、何故ッ 、ポートマフィアが此処に”ッ 」
探偵社達は 、攻撃態勢に入っていた 。唯一 、乱歩を除いて 。
中「 何だぁ 、やンのか?あぁ”?」
芥「 人虎 ッッ!!!」
「 「 辞めろ/辞めなさい 」 」
二つの声が社内での響いた 。其の声の持ち主は 、ポートマフィアの首領 森 と 武装探偵社の社長 福沢 のだった 。二人は 、真剣な顔をしていた 。
森「 今は 、其れ処じゃ無いよ 。其れに私達は今 、停戦中だ 。」
福「 森医師が此方に出迎えたと云う事は 、何か有ったと云う事だ 。」
敦「 …… ッ 、す 、すみません … 。」
国「 申し訳有りません … ッ!!社長 … ッ!」
乱「 そんな事より 、うちの【太宰】に何か用?」
乱歩が噺をポートマフィアがしたかった話題に摩り替える 。そこに居た者 、森と福沢以外を除く 、皆が驚いた 。乱歩の口から太宰と云うキーワードが出てきたからだ 。
森「 噺が早くて助かるよ 。」
森「 今朝 、中也君の家に私宛で届いたらしいのだよ 。」
そう云って 、外套から 一通の手紙を見せる 。其の手紙はからは 、既に開けられている痕跡が有った 。
乱「 其れが太宰から?」
森「 そう 。此の手紙の内容がね 、気になったもので 、直接訊こうらと思ったのだが …… 」
チラリっ 森が社内を軽く見渡す 。
乱「 生憎 、太宰は今日 、休暇だよ 。」
森「 其の様だね ぇ 。」
敦「 あのッ!」
敦が少し 、戸惑いと不安を纏わせ乍 恐る恐る手を上に挙げた 。其の事に反応するかの様に森は 、敦の方に躰を向けた 。
森「 何だね 。」
敦「 其の …… 、手紙には 、何と書いてあったのでしょうか …………?」
与「 敦の云う通りだ 。手紙の内容によって 、妾達が動くか決める 。」
森「 ……………… そうだね ぇ 。」
間を開けたが 、ゆっくりと答える 。手紙の内容が気になっていたのは 、敦だけでは無い 。福沢と乱歩 、森の3人以外の全員が気になっていた 。
森「 手紙にはこう書かれていた 。」
『 本の情報が手に入りました 。
情報提供をしたい為 、ヨコハマの在る場所に集合しましょう 。
そこでお待ちしております 。 』
森「 …………… とね 。」
乱「 其れを僕に推理させるのも 、狙いだったんじゃない 。」
森「 さぁ 、如何かな 」
二人は笑みを見せ合う 。恐い笑みを バチバチっ 火花が飛ンできそうなくらいに笑みだけで何かに闘っている 。
敦「 な 、何 … やってるンでしょうか ……… 。」
芥「 然り 、僕らに見えぬ決闘を行っておるのだろう 。」
芥「 其れも判らぬのか?人虎 。」
敦「んな” … ッ!?」
そんな喧嘩が有り乍も 、乱歩の超推理で太宰の居場所を突き止めた 。全員は 、直ぐに太宰の方へと脚を運んで行った 。
太「 そろそろ来る頃かと思ったよ 。」
パタン … っ 読んでいた本を閉じ 、此方に眼をやる 。先刻は 、夕方だ 。橙色に光が太宰達を照らす 。
太「 森さん 。社長 。」
森「 太宰君 、君は此処が嫌いじゃなかったのかい?」
太「 私 、嫌いだなンて 、云いました?」
森「 なら 、私の考えが違ったのかな 。」
太宰は 、森の回答に怪訝そうに見詰め乍 、口を動かした 。
太「 嫌いですよ 。こんな場所 …………… 。」
敦 国「 太宰 、、/さん?」
太「 敦君と国木田君じゃあないか!」
太「 二人には 、少し強いかな?」
与「 何だい?怪我人でもいるのかい?」
国「 何の事
乱「 そんな事より 、太宰 。本の情報だ 。」
国木田の言葉を遮ったのは 、紛れもなく乱歩だった 。乱歩は 、何か真理が判っている様な顔だった
太「 そうですね 。」
太「 何が知りたいのか教えてくれ給え 。教えられる事なら 、教えようじゃないか 。」
森「 太宰君 、其の云い方だと本の在処も知ってるンじゃないかね?」
太「 森さん ……… 最初ッから凄い質問してくるね …… 、」
「 そうかね 。是が太宰君相手だったら 、合理的だ 。」と云い返された 。其れも正しかったので 、何も云い返ささず 、噺を始めた 。
太「 本の在処は 、此処です 。」
太宰は 、指を指す 。
其の指を指した方向に森ですら 、驚いた 。
国「 太宰 、貴様 …… 巫山戯てるのか?」
太「 心外だな ぁ 〜 。私は 、至って真面目だよ?」
太「 本の在処は 、【私を殺す事】で得る 。」
其の言葉を訊いた瞬間に皆驚きを隠せずにいた 。
乱歩は 、翡翠の瞳を見せるかの様に眼を開けた 。敦の手は 震え 、芥川は 自分手を強く握りしめ 、中原は 歯を食いしばり 、国木田は 顔を隠すかの様に手を顔に触れる 。
太宰は 、其の反応を最初から知っていた 、判っていた反応で 、「 あははッ 」 と笑っていた 。
敦「 太宰 、譃 … ですよね?」
譃だと認めて欲しそうに太宰を見詰める 。だが 、其の願いを太宰は 突き放す 。
太「 譃を付いている様に見えるかい?敦君 。」
敦「 ぁ … ッ 、、」
国「 ……… だが … ッ!」
太「 証拠ならちゃんと有るよ 。」
太宰は自ら自分の腕に刃を突き立て 、傷を付ける 。「 何をして … ッ」 と云う言葉は有ったものの太宰はそんなの一つも気にしていない 。そんな言葉も云う暇も無くなるのだから 。
森「 血 …… 、否 、紙 … ?」
太「 是は 、紙の切れ端に過ぎないてますけど 。」
太宰の紅い血は 、血として落ちてくるのでは無く 、小さな紙の切れ端として落ちてきた 。
太「 私が造られた理由 。其れを今から噺ます 。」
噺が纏まらない ……………… 。2000文字だってよ是 、短編集でも無いね 。是は 、( 笑 )
コメント
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すぅ、 続きが気になるゥ、、