シェド攻め ビルダー受け
とっても雑 🔞
午前一時。
煌々とした電気は、まだオフィスに残っていた二人をほのかに照らす。
一人はパソコンのキーボードをカタカタと打ち続け、もう一人はその横のソファーでフライドチキンを頬張る。
「ビルダー、それあとどんぐらい掛かる?」
『…しばらく終わりそうにないな。』
ビルダー、そう呼ばれた男は、長い間ずっと同じ姿勢だった背中をぐいと伸ばす。
『シェドも手伝ってくれたって良いんだがな。』
「俺はここから応援してるよ」
ソファーに寝転んだまま、大きな一口でチキンを食べ進めていく。
ビルダーマンは短くため息をついたあと、また作業を続ける。
チキンを食べ終えたのか、シェドレツキーはソファーから立って、ビルダーマンのデスクの縁に座った。
「たまには休憩もしたほうがいいぜ?ビルダー。」
ビルダーマンは少し黙った後、シェドレツキーの方は見ずにこう言った。
『休憩したいけどな、それだと早く終われないんだ。』
疲れ切った目でパソコンの画面を凝視し、キーボードを打ち続ける。
そんな姿を見て、シェドレツキーは無言でビルダーの目を後ろから両手で覆う。
『シェド?シェドレツキー??何も見えないんだが…。離してくれないか?』
「嫌だね、俺の手あったけぇだろ?アイマスクってことで。」
『…。』
視界が塞がれ、仕方なく作業をする手を止めた。
ビルダーマンは少し不服だったが、シェドレツキーの温かい手は、…確かにアイマスクのように、目の疲労を急速に回復していくようだった。
「首とかも疲れてるだろ?肩とかも…腰も…」
視界が明るくなったと思ったら、目を塞いでいたその手はビルダーマンの首から肩にかけてを撫でる。
そしてそのまま、椅子の背もたれの間を通り、背中を伝って腰に触れる。
少しばかりか、ビルダーマンがびくっと体を震わせた。
『シェド。』
ビルダーマンが彼の方を睨むと、シェドはニヤニヤした表情を浮かべていた。
「なーに?ビルダー?」
シェドレツキーはその表情を崩さず、手をどんどん下の方へ滑らせていく。
太ももの外側から…内側まで。
『…変なことはやめてくれ。』
「んー?どうしようかな」
顔との距離が近い。すぐ耳元で、シェドの熱い息が掛かる。
その度にビルダーマンは小さく身体を震わせた。
そんな様子を見て、シェドレツキーは驚きと興奮を含んだ声でビルダーに問いかけた。
「ビルダーって……感じやすい?」
『なっ?!?』
ビルダーマンは顔を赤らめ、手でそれを覆い隠した。
シェドは無言でビルダーのその手を優しく掴み、そのままビルダーの身体ごと、仰向けにデスクの上に押し付けた。
横に置いてあった書類の山が、バサバサとデスクから崩れ落ちる。
『待って、……シェド?』
ビルダーマンは驚いた顔でシェドレツキーの事を見た。
「…待たない」
シェドの手は、ビルダーマンの服の中に滑り込まれた。
熱を持った指先が、肌を優しく撫で上げる。
その感覚にビルダーは、戸惑いの色を浮かべた。
『シェ…ド、くすぐったい…から…』
ビルダーは身体を捩らせ抵抗するが虚しく、シェドレツキーに押さえつけられた。
触れられた箇所が、異常に熱を持つ。
シェドの指先はビルダーマンの下腹部を撫で、ベルト部分に触れた。
そしてそのすぐ下、少し膨らんだ所に爪を立ててなぞる。
「そろそろここ、きついんじゃない?」
シェドレツキーはまた、ニヤニヤしながらこう言った。
『…もう好きにしてくれ……。』
その声はもはや、諦めに似ていた。
シェドレツキーはそっか、と短く返事をした後、ベルトのバックルを外す。
カチャッ…という音が鳴る。
二人以外誰もいないオフィスで、その音は異様に大きく響いた。
シェドは露わになったビルダーのソレを、優しく手で包み上下に動かす。
『ん…っ……』
何とか声を押し殺そうと、ビルダーは袖で口元を抑える。
その行動が気に入らなかったのか、シェドレツキーは手の動きを速めた。
『あっ…ん、ぁ』
荒い息と共にビルダーの口から甘い声が漏れる。
そろそろ限界に達する時、手の動きが止まった。
「まだイっちゃだめ」
やはりシェドの考えている事は分からない。
ビルダーはいつもそんな自由奔放な彼に振り回されてばっかりいた。
「……ローションとか…ある訳ないか。ビルダー、これ舐めて」
シェドはそう言いきる前に、ビルダーの口に2本の指を突っ込んだ。
『ん゛っ!?』
…本当に彼は何を考えているのか分からない。
突拍子の無いその行動は、さらにビルダーを困惑させた。
しばらくしてシェドは指を引き抜いた。
指先に絡んだ唾液をローション替わりにするようだった。
「ビルダー、力抜いて…」
シェドはビルダーに覆い被さるようにして、唇にキスを落とす。
そしてそのまま指をビルダーの深くまで沈めていった。
『ん゛っ…シェド…』
「どうした?もう限界?」
ビルダーはこくこくと首を縦に振る。
「そっか…じゃあ、俺のでイって?」
『…ぁ……』
慣らした後だった為に、どんどん奥へと入っていく。
『んん゛っ、はぁっ、…』
びくびくと震えるビルダーの体を、シェドレツキーは優しく抱く。
ぱちゅ、ぱちゅ…と卑猥な音だけが響いた。
『んっ…あ゛、無理゛っ、しぇどっ…!』
びくびくっ、と大きく体を震わせ、ビルダーはそのまま達した。
シェドがビルダーを優しく抱き起こすと、今度はビルダーの手をデスクに着かせるようにして、バックのような姿勢になる。
またシェドレツキーが動き始めると、ビルダーはイった後の余韻が残っていたのか、先程よりも声が大きくなる。
『う゛っ、あ゛…イくっ゛、ま゛っ…て…』
ビルダーはデスクに突っ伏しながら、甘い声を漏らす。
「っ……俺も限界かもっ…」
『ん゛ん、っ……!』
デスクのギシギシという音が、スピードを増す。
瞬間、オフィスの空気が詰まった感覚がした。
二人は荒い息を整える。
落ち着いた頃、シェドはビルダーに、今度は浅くキスをした。
「へへ…ビルダーってそんな顔するんだ……」
相変わらずのニヤニヤした表情で、ビルダーにそう言った。
『…恥ずかしいから辞めてくれないか……。』
ぐちゃぐちゃに乱れたパーカーを直しながら、ビルダーは頬を赤く染めて、そう返した。
ふと二人が時計を見ると、時刻は午前三時を回っていた。
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