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⚠︎魔人任務のネタバレ有り(スメール)⚠︎


最終話


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

放「…言っているだろう。僕は暇じゃないんだ。」

タル「…本当に行く気はないのかい?」

放「……………」

まただ、この感じは。これで何回目だろうか。

何時になったらこの”ループ”から解放されるんだ。もう何回もやった。なんなら、百回近くやったと言ってもいいだろう。

もういっそのこと、コイツから離れた方が良いのだろうか。

タル「……放浪者?」

放「…すまない。」

後ろを向き、全力疾走で走って奴から逃げた。

タル「あ…!!…何を考えてたんだ?」

もうこうするしかない。でも、また_


???回目

放「…言っているだろう。僕は暇じゃないんだ。」

タル「…本当に行く気はないのかい?」

放「…はぁ。」

思わずため息が出た。これで何回目だ。もしかして、このループの原因を突き止めなければいけないのだろうか。

正直、めんどくさい。

放「…もしかして……、これは輪廻か?」

前にあった、スメールの偽物の神を創造する時にやったあの輪廻なのか。あの時は教令院が凄いと思ったよ。

クラクサナリデビが言っていたが、もしかして夢の主を突き止めなければいけないのか。

夢の主に自分が夢を見ているということを自覚させなければいけないだとクラクサナリデビは言った。

放「…すまないが、君は夢を見ているという自覚はあるかい?」

タル「…??急に何を言ってるんだい?」

放「単なる疑問さ。夢を見てないと思っているなら言ってくれ。」

奴は驚いていた。僕がこんなに真剣に質問をしているからだろう。

タル「……見てない。」

放「本当にそうなのか?」

少し奴を睨みながら、疑いをかける。

タル「本当に見てないよ…!それと、夢ってなんだい?確かに見たりはするけど、今は寝てないだろう?」

まあ、一般人はこう言うだろうと思っていた。

放「…そうかい。それじゃあ、僕は帰るよ。」

タル「俺もついて行っていいかい?」

すばしっこい奴だなと思いながらも口を開く。

放「…勝手に着いてきたらどうだい?」

奴は少し嬉しそうな顔をしながら、後ろに着いてきている。


まずは、クラクサナリデビだ。

クラクサナリデビも経験しているから、一番理解してくれるだろう。

事の経緯をクラクサナリデビに言った。

ナヒ「あら?私もそう思っていたのよ。」

即答だった。本当にそう思っていたのだろう。

放「それで、君は夢を見ている自覚はあるんだね。」

ナヒ「ええ、完璧にあるわ。貴方が夢の主ってことではないわよね?」

放「完璧にないと思っている。それじゃあ、何故僕が自覚しているのに輪廻は終わらないんだい?」

ナヒ「確かにそうね。私も自覚してるわよ。」

すると、急に視界が真っ暗になった。


声「どうやら、気づいたらしいな。」

君は誰だい?

声「お前は身に覚えがないのか。実に残念だ。」

この声は、ドットーレ…?

声「ああ、そうだ。何故私がここにいるかを理解出来ていないようだな。」

そうに決まってる。僕は完全に存在を消したはずだ。お前らの記憶の中にはいないだろう!

声「確かにそうだな。今の私が目を覚ましたら、この事を記憶していないだろう。」

だが、今の間は覚えているんだな。

声「そうだ。ところで、お前は何故存在自体を消した?」

もう必要ないと思ったからさ。ファデュイ執行官第六位という肩書きがあってもいらないからね。

今の僕はファデュイを憎んでいる。もう貴様ら相手には容赦しないぞ。

声「この私に勝てるとでも?」

お前が神に匹敵する強さだということは流石の僕でも知っている。だが、いつかお前を絶対に…!!

声「ふむ…、相当私を憎んでいるようだな。」

僕の友達を殺したんだぞ、お前は!この憎しみがあの世界樹に記録されていた事によって、ファデュイを憎むようになったんだ…!!

声「ほう…?実に面白い。」

…僕は生涯お前を許さない!


雀の鳴き声が聞こえる。

もう朝だ。体を起こすと頭に痛みが走った。

放「………っ」

そうか、夢が覚めたんだ。夢の主は_、クラクサナリデビだったのか。

放「…本当は自覚していなかったのか?」

まあいい、この夢から覚めたことによって奴と関わることはないかもしれない。

今僕は何を感じているだろう。今の僕の頭からは奴と過ごした記憶しか出てこない。

奴のことを気に入ったのだろうか。あんな奴のことを気に入る自分もどうかしているだろう。

ファデュイを憎むようになった僕が、アイツのことを気に入るとは。

タル「おや、目を覚ましたのかい?」

放「は???」

目の前に奴の顔があった。思わず目を見開いて奴の顔を見てしまった。

ハイライトがない目、だがすごく笑顔だった。

放「はぁ…、これだからお前は。」

いつか僕のことをコイツに明かす時が来るのだろうか。いや、生涯来ないだろう。


_僕はこの方が好きだからだ。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

第六話・終〔完結〕

END3・好きだから

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