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信玄はようやく我に返ったように、周囲を見回した。「そ、それに……松平殿はどうなんだ」
声がわずかに震える。
「娘の子を助けるなどと上杉殿や北条殿に申しておきながら、実際には戦にはろくに関わらず……」
目を細める。
「見よ、あれ」
指を差す先には——
いつの間にか要所の砦が押さえられ、松平の旗が立っている。
「すでに松平の勢力圏ではないか……!」
信玄、歯噛みする。
「明らかな…火事場泥棒ではないか!!」
そこには、すでに松平の旗が立っていた。
要所の砦は押さえられ、完全に掌握されている。
その中心で——
✌️☺️
松平元康が、堂々と今で言う
ガッツポーズを決めていた。
「……あっ」
一瞬、目が合う。
(やべっ)
空気が固まる。
(´ρ`*)コホン💨
元康は咳払いをひとつして、すぐに言い訳を始めた。
「えーと、これは違うんです」
手を振りながら必死に否定する。
「武田の残存兵をですね、監視しようと思いまして……😅」
謙信の表情が一変した。
先ほどまでの静かな嘆きは消え、鋭い怒気が走る。
「貴様……」
低く、押し殺した声。
「義の戦に参戦すると申しておきながら、このような振る舞いとは……」
目が細くなる。
「恥知らずめ!!」
一気に空気が張り詰めた。
信玄は、そっと後ずさった。
(よし元康に目が向いた…今のうちに逃げるか……😏)
一歩、二歩——
その瞬間。
「どこへ行くのだ?」
謙信の声が、背後から落ちる。
ーーーーーーー
信玄にとって、時が固まったようだ。
「信玄殿ーーー」
静かだが逃げ道のない呼びかけ。
さらにそこへ、信虎が面白そうに腕を組む。
「ほれほれ、見ておるからな」
にやにやと笑いながら。
「武士ならば武士らしく、ほれ☺️」
😇 信玄はどうしようもないと悟ったのであった