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ハテナ「よくやった‥、狩山ァ…」
狩山は久志本の背後から隙を見、刀で突き刺した。
久志本様「ぐああぁぁ…、狩山竜二、お前ぇ!!」
狩山竜二「これでお前は封印され、全てが終わる」
久志本様「ふっ封印?‥、封印薬の事か?…」狩山竜二「あぁそうだ」
久志本様「ハァハァ‥、何を言う?‥、封印薬なら俺が持っている…」
狩山竜二「その封印薬は偽物だ」
久志本様「ぐああぁぁぁ~!!!!、やめろ!!、やめてくれぇ!!!」
久志本様「ぐあああぁぁぁぁぁ~~…」グチャッ…
久志本は封印薬の力により、四角い石になった。や
力尽きたハテナは、全身の力が抜け、倒れ混んだ。そして
パチパチパチと所々から大きな拍手が聞こえてきて、
歓声も所々から聞こえてきた。
囚人達「うおおおぉぉぉ~~~!!!!!!!!!」
パチパチパチパチパチパチッ!!!!
狩山竜二「大丈夫か!!ハテナ!!!」
狩山は急いでハテナの元へと近づいた。すると
河崎刑事「囚人共ォ!!、歓声をやめろぉ!!!!…」
河崎刑事「まだ戦いは終わっちゃねぇぞ、」
狩山竜二「は?、何言ってんだお前」河崎刑事「久志本様の恨み…、」
河崎は銃を机から取り、狩山に向けて発砲した。
銃弾は狩山の目の前まで近づいた。
銃弾は狩山により、簡単に斬られてしまった。
狩山竜二「降参するなら今の内だぞ、河崎刑事」
河崎刑事「ん?、降参?」狩山竜二「なっ、お前…」
河崎刑事「俺の頭の辞書に、降参なんて言葉は無い」
狩山竜二「最終決戦か…、」河崎刑事?「そうなるねぇ」
前と同じような黒い砂が、河崎の周りをぐるぐると回り始めた。
すると、黒い砂の中から、針山が現れた。
針山或「さぁ、最後の歴史を刻もうかな」
狩山竜二「誰がお前何かに、最後の歴史を刻ませるか」
針山或「フッ、左肩も落としてやろうかな」
針山は、狩山の視界に入らないように、足元へと近づき、
狩山竜二「痛ぇなこの野郎」針山或「もっと楽しませてくれるよな?」
狩山竜二「ッ!?…」スッパァン!!!ザッバコォンッ!!!!ズリッバチコォン!!!!
圧倒的な力の差で、狩山は針山にボコボコと殴られている。
囚人A「圧倒的戦力差だな…」囚人B「ボコボコにされてやがるぞ…」
一方その頃 火炎刑務所 研究室では…
三咲鈴「多分ここら辺にあったハズ…」
三咲は研究室の薬棚で、何かの薬を探していた。
三咲鈴「ん~と‥、あっ、あった…」スッ…
三咲は「力長」とペンで書かれた、薬の瓶を手に取った。
三咲鈴「これがあれば…」???「…から…せ…」
三咲鈴「んっ?、誰の声?…」???「…こから…せ…」
三咲鈴「うわっ!!?」カンッ!! コロコロコロー…
瓶の中から謎の声が聞こえ、その瓶が棚から落ちてきた。
三咲は恐る恐る、その瓶を手に取ることにした。 パスッ
三咲鈴「何?、これ」???「この蓋を開けろ」三咲鈴「え?」
???「この蓋を開けろと言っているんだ」三咲鈴「あっ、はい」
クルクルクル- パカッ 三咲はその瓶の蓋を開けた。すると
勢いよく瓶の中から何かが出てきた。
???「よくぞ我を眠りから解放してくれた」三咲鈴「あぁ、はい」
三咲鈴「えっ!!?」不死鳥「礼に、お前を不死身の人間にしてやろう」
三咲鈴「あっ、え?」不死鳥「手を出せ」三咲鈴「あっ、分かりました」スッ
三咲は不死鳥に向かい、手を出した。その瞬間
三咲鈴「ッ!!…」不死鳥「お前に今、不死身の能力を授けた」
不死鳥「急いでいるんだろ?、行きたまえ」三咲鈴「…はいっ!!」
三咲は不死身の人間になった時、新たな自信が芽生えた用な気がした。
タッタッタッタッタッ… 三咲は急いで屋上へと向かった。
一方その頃 火炎刑務所 屋上では…
狩山竜二「はぁ‥はぁ…」針山或「どうした?、もっと楽しませろって」
狩山竜二「はぁはぁ…」針山或「返事くらいしろよな」
狩山竜二「………!!!!」針山或「あっ?」
狩山は感覚を研ぎ澄ましながら、針山の隙を見計らい、
三咲の持っていた力長薬を投げ渡して貰った。
狩山竜二「おしまいだ‥、」
針山或「なっ、何だ!!?」狩山竜二「うっ‥、ぐあぁ…」
狩山は力長薬を飲んだ瞬間、脈拍が何倍もの早さにも上がり、
血管が身体中に浮き上がり、筋肉も何倍もの大きさに膨れ上がった。
針山或「どっ、どうなってんだ…」狩山竜二「…ウ…ゥ…」
囚人D「よっしゃあ!!、殺っちまえぇぇい!!!!」
囚人A「物凄い迫力だぁ!!」囚人A&B「頑張れぇ!!刀の兄貴ィ!!!」
その瞬間、辺りは時が止まったかのように、シーンと静まり返った。
狩山竜二「これで、本当に‥、」針山或「はぁはぁ…」
狩山は力を左手に込め、針山の腹を本気で切り裂いた。
そして狩山は静かに封印薬を針山の顔にかけた。
針山或「ハァハァ‥待っていろ…」狩山竜二「…ッ?」
針山或「ハァハァ‥俺は必ず…、この封印を解く…」針山或「…その日まで‥、」
針山或「フッフッフッ…」狩山竜二「………」
針山或「…ハッハッハッハッハァ~!!!!!…」グチャッ…
辺りにはそよ風と共に葉が舞った。
そして、針山は久志本と同様に、四角い石に封印された。
ハテナ「はっ!」同時にタイミングよく、ハテナが目覚めた。
狩山竜二「おう、ハテナ」ハテナ「あっ!!、針山はどこだ!!!」
狩山竜二「これだよ」スッパシッ 狩山はハテナにあの石を渡した。
ハテナ「え?、これ?」狩山竜二「まっ、要するに封印してやったんだ」
ハテナ「えっ!?、勝ったのか!!?」狩山竜二「あぁ、そうだ」
囚人達「ううぅぅぅおおおぉぉぉ~!!!!!!!!」
ハテナ「スゲェな、狩山ァ!!」狩山竜二「おい、忘れんなよ?」
ハテナ「あぁ、知ってるよ」タッタッタッ… カチャッカチャッ…
そしてハテナは、俺の拘束を解いた。
俺「よっしゃあ!!、狩山スゲェぞ!!!」
狩山竜二「だろ?」ハテナ「それじゃ、帰るとするか」
すると奥から、二人の男が走ってきた。
???&???「待ってくだせぇ!!」狩山竜二「ん?」
囚人A&B「俺達も!!、連れていってくだせぇ!!!!」
狩山竜二「いやいや、お前は囚人だろ?、ここにいろよ」
囚人A「なら、旅が終わったら必ず、この刑務所に戻ってきます!!」
囚人B「だからお願いします、刀の兄貴ィ!!」
狩山竜二「あ~あ、こりゃどうするよ」俺「どうするも何も」
ハテナ「まぁ面白そうだし、連れて行ってもいいんじゃねぇか?」
狩山竜二「ハテナがそう言うなら…、いいぜ連れてってやる」
狩山竜二「よし、仲間も増えたことだし」俺「行くか!!!!」
俺「皆、改めて、」ハテナ「どうした?」
狩山竜二「ん?」囚人A&B「はい?」
死の水平線 第一章 完
次回 2023年 7月5日 第二章 開始