テラーノベル
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2話です。関西弁難しいっすね。ではどうぞ
朝から楽屋の空気は張りつめていた。
仁人は椅子に座り、腕を組んで眉をひそめる。
太智は仁人の前に立ち、両手を腰に当ててにらむ。
太智「なぁ仁人、さっきの振り付け、なんでまた間違えたんや?」
仁人「別に、間違えてない!」
声を荒げる仁人。心の奥では「こんなことで怒りたくないのに…」と思うが、口には出さない。
太智「いや、絶対違っとったやろ!どうしてちゃんと確認せえへんねん!」
仁人「確認したって!そんなに大したことじゃないじゃん!」
太智「大したことやから怒っとるんや!何回言わすんや!」
仁人「うるさいな!太智こそ、なんで文句ばっか!」
太智「文句やない、注意や!ええ加減にせえ!」
声が大きくなり、楽屋の空気が震える。
仁人「もう…いい!何でも自分が正しいと思っとけよ!」
太智「仁人こそ、何でも自分の都合で逃げようとすんなや!」
二人の声が重なり、スタッフの気配がかすかに聞こえる。
互いに譲らず、目も合わせない。
仁人は拳を軽く握り、肩を震わせる。
心の奥で小さく「こんなことで喧嘩したくないのに…」とため息が漏れる。
でも口には出せず、さらに強気な声で太智に向かう。
太智は一歩近づき、仁人の肩を軽く叩く。
「そんな顔せんでもええやん。俺は別に怒ってるわけやない」
仁人は一瞬目を見開く。
その言葉の裏にある優しさが、胸に少し刺さる。
仁人「…太智はそう思うかもしれないけど!」
太智「思うけど、もうええわ。」
太智は肩をすくめて少し後ろに下がる。
仁人も落ち着きを取り戻し、息を整える。
沈黙がしばらく続く。
互いの胸に残った熱はまだ冷めない。
でもわずかに互いを意識する距離が縮まっているのを、二人はまだ認められない。
仁人の心の奥で、微かに思う。
――本当は…こんなことで喧嘩したくなかったのに…
太智は無言で仁人を見つめ、軽く息をつく。
次に二人が言葉を交わすとき、今より少しだけ素直になれるかもしれない。
ED
コメント
6件
続きありがとう♩♡ こんなことで喧嘩したくないじんとくんかわいい😖😖(?
うわぁ、塩レいい、🫠 プチゲンカの書き方うますぎる、😖