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墨刺飾切……幼い頃、彫師である実の父親に言葉巧みに言いくるめられ右胸に蝶と薔薇の刺青を彫られる。
こと日本社会では刺青のある人は生きづらく、それは飾切も例外ではなく息苦しい学生生活を送っていた。
明るく少し強引な性格なのは相手に取り込まれる前に先手を打ち、付け入る隙を与えないと言う、生きていく上で身に付いた世渡りの術なのかもしれない。
初恋の相手が少女であったことに、自分が異性を好きになれないことに悩んだ時期もあったが、麻琴を探す過程でうっすらと見えてきた生き方に、麻宏=麻琴が好きなのだから性別は関係ないと思うようになっていく。
その過程があったからこそ、今の麻琴の存在を素直に受け入れられたのだと思われる。
自身も胸に刻まれた蝶と薔薇を含め見てくれる存在に受け入れられ、安心したようで元来の甘えん坊な部分が強く出ている。
付き合っている宣言はまだしていないが、2人は学校にプライベートとそれぞれを楽しんで過ごしているようである。
次回
『終章~おおかみちゃんだもの』
おおかみちゃんが辿った軌跡。救い救われた軌跡を揶揄する者がいたとしても、本人たちは自分の世界の中で精一杯生きている。
世界から見ればちっぽけな存在。だけれども、おおかみちゃんもこの世界で必死に生きている。