「あ、お兄ちゃん…
えっ、なんで…?
合コンって言ってたのに…」
あまりに突然で、誰かが帰ってくるなんて、これっぽっちも思っていなかった真子は、これだけ口にするのが精一杯で。
足を閉じることも忘れて、思いっきり開いたまんま。
斜め前から入ってきた兄からは、そのぱっくり開かれた秘部が…思わず目が離せなくなってしまった。
沈黙と緊張の時が流れ、ハッと我にかえった真子。
ぱっと足を閉じ、両手でスカートを掴んでそのまま太ももに押さえつけた。
何か喋らないとと気持ちは焦るが、何を喋ればよいのか分からない💦
あまりの突然の出来事に戸惑いを隠せない兄は、そんな真子から目が離せないまま、ただ立ち尽くしていた。
「お、お兄ちゃん。
あの、これはね、
あの、痛くって。
どうして痛いのか分からないんだけど、
何か出来てるのかなって思って。
誰も帰ってこないと思って。」
必死に喋る真子を見ていて、ようやく言葉を発することができた兄だが、
出てきた言葉は…
「そうだったんだ。
びっくりしたよ。
急に帰ってきて、ごめんな。
で、痛みの原因、分かったのか?
お兄ちゃんが見てやろうか?」
…
…
沈黙のあと…
「うん。」
真子が言った。
恥ずかしくてたまらないが、
こんなとこ、誰にも見られたくはないが、
でも自分でもどうしていいのか分からないし。大好きなお兄ちゃんになら…
真子なりに、
勇気を振り絞って口にした返事だった。
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