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「ああぁ……あっん……やぁっ、はっ、もっ……」
「っつ……指まで締め上げて、美桜はここが弱いんだよな」
指をぐりゅっと中で掻き回しては私の弱い部分を刺激する。
「はあっん……もっ……だめぇ、気持ち良すぎる……あぁっ」
段々と波寄せる快楽に溺れそうになってきた。
「美桜、顔こっちに向けて」
言われるがままに右に顔を向け隆ちゃんの方を向く。きっとだらしのない顔をしているに違いない。
「んんっ――」
唇をハムっと喰べられ舌が唇をこじ開け、口蓋を舌先で舐め上げられる。隆ちゃんとキスするまでこんなところが感じるなんて知らなかった。
息が上がる。
体温が上がる。
感情が感度が、全てが上がり快楽という名の波が打ち寄せてくる。
「んぅっ……んんっ……んあっ、もっ、だめぇっっ――」
勢いよく打ち寄せられた波は静かに、ゆっくりと引いていく。
くたっとベッドに全身を預け、はぁはぁと息を整える。
「大丈夫か? でも俺ももう限界だから」
ビリッと小さな四角のビニールの袋が破かれ、彼のものに手際よく被される。
(わ……隆ちゃんの凄く大きい……アレが入るんだ)
「見過ぎ。そんなに見てたいの?」
「なっ……ち、違うよっ! 大きいなって見ただけだよっ!」
「なっ……本当に無自覚でそれなんだから怖いわ」
「へ?」
「じゃあお望み通り見ながらエッチしよっか」
「はい?」
肩に手を回され身体を起き上がらせられると、向かい合い彼の足の上にまたがって座った状態に。はて、これは一体? と頭にハテナマークが浮かんでいる私の胸に彼は顔を埋める。吐息が直に当たり熱いくらいだ。
「えっ、ど、どうしたの?」
その瞬間れろっと胸の間を舐められた感触。両胸を両脇から挟むようにして揉み寄せられた。
「美桜……俺から目を逸らさないで」
「え……ちょっ、あっ……」
自分の胸を舐める彼を見るのが恥ずかしくてつい横を向いてしまう。
「駄目、ちゃんと見ないと舐めてあげない」
そんな事言われても恥ずかしいものは恥ずかしい。けれど、彼は焦らすように乳首に触れるか触れないかの瀬戸際を舐めまわす。もどかしい。触れて欲しい、舐めて欲しい、刺激して欲しい。
私はいつの間にか視線を戻し彼を見下ろす。
「はい、良くできました」
「え、ひゃぁっ……」
「あぁん、気持ちいぃよ……あっ……ふっ」
「っつ……美桜凄い腰動いてる。そろそろ欲しくてたまらなくなってきた?」
もう欲しくて欲しくて自分の潤んだそこに擦り付けるように腰が動いてしまう。
「もお挿れてっ……はっ……無理だよぉ……」
「じゃあ腰浮かして、自分で挿れて」
「え……じ、自分で?」
「ほら、早く」
ジッと私を見つめる目は本気だ。意を決し、ゆっくりと腰を上げ、彼の剃り勃つソレを優しく手に取ると、ゴム越しなのに熱くてドクドクと脈打っているのが伝わってくる。
(こ、これを……い、いれるのね……)
私の動きをずっと見ている彼の視線が熱く、骨から溶けて崩れそうになるのを踏ん張り、恐る恐る自身の潤んでいるところに当てゆっくりと腰を下ろす。
「んあぁっ……はっ、入ったよ」
「ん、じゃあ自分だけ動いてみて」
「へっ……そ、そんなの無理っ!」
「とか言いながら今も凄いきゅうきゅう締め付けてくる、美桜が読んでる漫画にも自分が動いてるシーンあるだろ? そんな感じでやればいいんだよ」
彼はゴロンと上半身を倒し、下から私を見上げた。全てを見尽くすように、身体を舐め回すように熱い視線を送ってくる。
見様見真似で腰を動かしてみる。
「んぁっ……はっ……ああっ……んぅ……」
「美桜っ……上手いよ、すごい気持ちいい」
彼の歪んだ表情から本当に気持ちが良いと、私のこんな拙い動きでも感じてくれていることに嬉しくて涙が出そうになった。
彼の手が伸びてきて無防備になっていた胸を揉みはじめた。
「あぁっ――、もっ、そんなおっぱい揉んじゃ……」
「美桜、もっと自分の気持ちいいと思う場所に充ててみな」
「なっ……そんなのわかんないっ」
「ゆっくりでいいから、そしたらもっと気持ち良くなれるから」
自分の気持ちいいところに……
正直どこが一番気持ちいいのかはまだ分からない。だって隆ちゃんに抱かれるとどこもかしかこも性感帯になってしまうようで、口の中も、耳も、背中も、自分の中も全てが蕩けるように気持ちがいい。それ以上に気持ちが良い場所があると言うなら少し怖いくらいだ。そんな所を見つけてしまったら自分はどうなってしまうんだろう……怖い、けれど味わってみたいとも思ってしまう。
「んっ……」
「あぁんっ、ひゃあっ……ぁぁん」
「ほら、見てみな。美桜のココが美味しそうに俺のを咥えてる……すっごいエロい音」
「やぁっ……言わないでっ」
チラッと下を見ると私の中に出たり入ったりする彼の膨張しきったソレが見えた。恥ずかしいと思っていても、それでも動かす腰が止められない。
「あっ……あんっ、や、んあっ……」
胸と下腹部の両方の刺激が徐々に重なり合い、ついに綺麗に重なり合った時、やるせない恍惚が流れ込んできた。
ぐったりと彼の胸に身体を折り、頬をつける。少し汗ばんだ身体が吸着感を増せ、彼の鼓動の音がダイレクトに響いてくる。凄く速い。
頭を優しく撫でられふわふわとした恍惚にしばらく浸り、呼吸を整える。
「大丈夫か?」
肌を密着させているからか、彼の声が余計に響いて聞こえ、身体がビクンと反応してしまう。「大丈夫」と答えると、明らかにニヤリと意地悪な笑みを私は見逃さなかった。
「じゃあもう少し頑張ってもらわないとな」
私の中にまだ居た彼のモノがビクンと脈打つのを感じた。
「ひゃあっ……ちょっ、隆ちゃんっ」
両手で腰を抑えられ下から徐に突き上げられる。自分で動かすよりも遥かに強い刺激。一度イッた私の身体には快楽が強すぎて甘く淫らな声が口から垂れ流れる。
「ああぁんっ……あぁっ、はっ、やぁっ……んァア」
「っつ……美桜の中さっきより締め付けてくる」
「んふぅ……んぅ……」
腰を打ちつけられながらも唇を重ね蕩けるように舌を絡める。
「っつはぁッ……も、無理、きもちよすぎてッ……あぁんっ」
「いいよ、もう一回イッて。……っはぁ……美桜のイク顔が見たい」
リズミカルに一番感じてしまう一点を重点的に下から腰を打ち付けられ身体を起き上がらせるのが億劫になる。快楽に溺れ、身体が蕩け、流れてしまいそうだ。
「あぁぁあぅ……りゅちゃんっ、りゅうちゃんっ……はぁぁああんっ――」
二回目の頂点は最も簡単に達してしまうほど、どこを触られてもビクンっと反応してしまうくらい敏感になっている。