このcpめちゃくちゃマイナーなんですよね。増えないかな
監禁はされてるけど激重感情かはわからない
口調と関係値分からなすぎて迷走没気味。
ヴァンパイアハンター×ヴァンパイア
なんかこのヴァンパイアハンターknmcは、特にヴァンパイアを狩ることに躊躇いはないけど、ヴァンパイアに対する執着もない、みたいな。他にやりたいことが出来たらすぐ辞めるし、なんなら裏切る。自分の欲望に忠実。
って感じです。ごめんなさい。
文才なんかありません。
案の定駄文。駄文。
cpはどこかに記載してます。
主はにわかです。解釈違いがあると思います。
※ご本人様には関係ありません。
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ヴァンパイアハンターmc×ヴァンパイアym
暗い部屋で目が覚めた。ずいぶんと意識がぼんやりしている。
寝起きの身体はまだ動かせそうにない。
頭を動かして周囲を見渡せば、いつも通りの自分の部屋。なんら変わりはない。
けど、
「ん、?」
ちょっとした違和感だった。
夜目が利くから、暗くても近くの壁掛け時計くらいなら難なくよめる。そのため、まだ午前中であることもすぐに分かった。
そこで気づいた。
日中なのにこの部屋、暗すぎないか?
カーテンを閉めているとはいえ、ここまで暗くなることはない。
覚醒してきた頭が、”少しの違和感”を次々と上げていく。
あそこの棚の位置が若干ズレてる。机の上が妙に片付いてる。あんなところにコップを置いた覚えはない。あの服ってそこにかけてたっけ。
ていうか、昨日、俺ってベッドで寝てないよね。
あれ、そうじゃん。
昨日、村に襲撃あったじゃん。
思い出した途端、反射的に身体を起こした。
「…い”…っ」
腹に激痛が走る。服をまくり上げてみてみれば包帯が巻かれていて、そこには血が滲んでいる。多分結構な怪我。そして…
「ほんとどういうこと…」
ジャラジャラとした鎖が足首に。
できることも無く、経緯を思い出してみた。
昨日のことはハッキリ覚えてる。なんで忘れてたんだってくらいに。
僕が住んでたのはヴァンパイアが集まって暮らす村で、好戦的なやつは居ない、人間に危害は加えない、そんな平和な村。
たまに人里で輸血といって血を集めるくらいで、特に人間から恨まれるようなことはしてないと思う。
僕は別にすることも無く、昨日も自室にこもって趣味である音楽をやっていた。
その時だった、警鐘がなったのは。
村の中心に位置する巨大な鐘、それが鳴らされるのは、僕らにとっての非常事態を報せるとき。
何が起きたのか分からず、とりあえず窓から外の様子を伺った。
それはもう悲惨なことで、家には火を付けられ、辺りには血が撒き散らされ、同胞の死体がゴロゴロと。
多分ヴァンパイアハンターってやつ。見たことないから確証はなかった。
逃げよう、本能がそう告げて、窓から離れた。
家は村の端っこの方で、裏口は森に面しているから、上手くやればきっと逃げ切れる。
非力と呼ばれる部類に入る自分には、仲間の救助は無理な話だった。
逃走ルートを頭で組み立てて、部屋のドアへ向かった。
キィ、と軋んだ音を立ててドアが開けられた。
『お邪魔します…..あ、ヴァンパイアいた』
そこで詰んだ。ヴァンパイアハンターがいた。武器もなければ、振り切って逃げる程の力と体力もない。
目の前の紫紺色の髪をしたそいつは、武器を向けたり、警戒することも無く、僕のことを見定めるかのように凝視していた。気味が悪い。
目が合ったとき、唇の端を吊り上げて笑ってた。
その次の瞬間には僕の視界に紅い花が咲いて。それでお腹の辺りが熱くなるのを感じて、死を直感して…….
そこから先は覚えてない。
それで、起きたらこれだ。意味が分からない。
気を失ってるんだったらあの場で間違いなく殺されてた。夢じゃないことは腹の痛みが証明する。
じゃあ、何故?
そこまで考えて、思考が途切れた。
部屋のドアがすんなりと開いた。
『…起きてたんですね、夢追さん。おはようございます』
「は?」
入ってきたのは間違いなく昨日のハンターで、さらに困惑する。
『………こんにちは…?』
いや違うよ。そういうことじゃないよ。おはようであってるよ。
「…いや違ぇよ」
思わず口が悪くなる。なんで漫才やってんだ。
『体の調子はどうですか?というかヴァンパイアも案外規則正しい生活なんですね』
「え、いや…..え…..??」
ランプを持ちながら近づいてきた。
言ってることも、やってることも本当に訳が分からない。
「君は俺の事殺さないの…?」
ようやく絞り出した問いに、そいつは首を傾げた。
『?なんで殺すんですか?…こんなに綺麗なのに』
「え、だってヴァンパイアハンター…..て、ん??」
おかしなことを言われて、頭の中がハテナで埋まる。
そんな僕の様子を気にもせず、そいつは翡翠の目を細めた。
…あれ、昨日は朱殷のような色じゃなかったか。
『…元、ね』
「ん?元って…」
『ああ、そういえばまだ自己紹介してませんでしたね』
『僕の名前はトウヤです。好きに呼んでください』
「あ、うん…」
さらに尋ねようとしたところ、自己紹介に遮られた。
「ん、っと…僕は…ゆめ…」
『夢追翔さん、ですよね。知ってます』
…なんで知ってるかは聞かないことにする。
『それと、いきなりで申し訳無いんですけど、この部屋からは出ないでくださいね』
またもや頭に疑問が浮かぶ。何故?
「…..なんでか聞いても?」
『危険なので』
「…危険って何?そもそも、この怪我も君がやったものでしょ?あの時どうしてヴァンパイアである僕にトドメを刺さなかったの?」
納得の出来ない答えに、溜まっていた不信感や不安をぶつけるように質問を飛ばせば、一拍おいて返事が返ってくる。
『…..貴方に、夢追さんに一目惚れしました』
「…はいぃ??」
どちらにせよ、納得も受け入れも出来ない答えに僕はひたすら困惑するだけだった。
『なので、殺す気はありません。危害を加える気もありません。でも、貴方は綺麗だから…外に出せば悪い虫がつく。それにこんなに細くて頼りないから、放っておけば弱って死んでしまうかも知れませんし…』
心配だ、とでも言うように眉を下げて此方を見るのに頭痛がしてくる。
要するに、ヴァンパイアを殺しに村を襲撃しに来たトウヤは、殺すはずだった僕に一目惚れしたから、殺すのをやめて監禁した。
うん、整理したとしてもよく分からない。
『なので、僕の家に連れてきました』
トウヤは凄いでしょ?とでも言いたげに笑顔になる。
いや、それよりも
「”僕の家”?ここ、どう見ても俺の部屋だけど?」
そう聞くと、ああ、と呟き答えてくれる。
『小動物って、いきなり環境を変えるとストレス溜まっちゃうらしいので、家の地下に夢追さんの部屋を再現しました』
「小動物…」
小動物扱いに少しむかついて軽く睨めば、ものすごく嬉しそうな顔をする。
それが少し怖かった。
『とにかく、』
トウヤが顔を近づけて、かなり至近距離で見つめてくる。
僕はその場から動くことも、目を逸らすことも出来ずに、ただトウヤの目を見つめ返す。
暗闇でも輝きを放つような綺麗な翡翠は、どこか狂気で淀んでいて、言いようのない恐怖に襲われる。
『これからよろしくお願いしますね、夢追さん』
どうやら、思ってたよりヤバいやつに好かれたらしい。
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これほんとに誰かリメイクして欲しい
コメント
3件
さいこう
口調が掴めないんだ