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何が起きたんだぁ!!!
前回のあらすじ
ドイツに引っ越したらネスとカイザーがいて仲良くなってしまった…
逆行した俺がネスとカイザーと出会ってもう7年の月日がたっていた
今は同じ中学校に通いながら同じチームのサッカークラブで日々練習に励んでいる
7年という長い間にそれはもう色々あった、色々、だ
まず1つ目
今俺はミヒャとアレクと俺の3人で同居している
まあなんでそうなったと言いたいと思うがこれには少しひと悶着あったのだ
俺が小学6年生になった頃また父さんの移動が決まった
今回は少し短く2年間の契約で、終わったらまたドイツに戻ってくるというものだった。だから俺も色んなところに行ける!とどちらかといえば楽しみだったのだがそれを伝えたときのミヒャとアレクがこの世の絶望全てを引き受けたような顔をしていたこととノアのしゅんとした顔をみたとき母性が湧いた
家族と離れるのは2年だけだがドイツは日本より治安が悪いし、まだ中学生だしで同居することが決まっていた
俺を話に入れずミヒャ、アレク、母さん、父さん、ノアで話していて割り込めなかったので端の方で聞いていたのだがおやつとして出されたきんつばにすべて持っていかれた(きんつばさえ上げとけば文句言わない)
そして2つ目は新世代世界11傑に俺も入っているということだ
普通にミヒャとバスタード・ミュンヘンのツートップはってサッカーしてたらいつの間にやらこんなことになってた
出会った頃よりミヒャは強くなっているがまだまだ俺にはかなわない
まあフィジカルを克服し前世の4倍くらい強くなったので当然っちゃ当然なんだけど
話を戻すが新世代世界11傑に俺が入ったことで前世でこれに入っていた一人がいなくなっていた。ごめんな…名も知らぬ人よ
んで最後の3つ目はやたらと二人からのスキンシップが多いということだ
最初は軽くハグとか手を繋いだりだとかソファーに座っているとき肩に頭を預けてきたりだとか仲のいい友達となら普通にするくらいなものだったのに一緒に住むようになってからキスや添い寝、一緒にお風呂などもやっている
前にちょっとおかしいんじゃないか?と気づいて二人に聞いてみたら
「嫌じゃないのなら別にいいでしょう?」
「世一と俺達は深い仲だからな、おかしくなんかないぞ」
と言われてしまった
アレクの言った通り別に嫌じゃないしむしろ添い寝は頭撫でたりポンポンしてくれるから落ち着くし、お風呂は髪洗ってくれるし寝落ちしても大丈夫だしでどちらかというと好きの部類に入る
まあとにかく甘いのだ
最初は前世を覚えてる俺からしたら温度差で風邪ひきそうって感じだから違和感があっただけで今は慣れたものだ
そんな感じで規格外のことも度々あったけど俺、潔世一は充実した日々をおくってます!
【ホラー映画鑑賞】
「や、やだやだやだやだこっち来んなこっち来んなギャァァァァァァ!!」
「こんなのも観れないなんて子供だな世一ィ」
「世一は弱虫ですねぇ笑これから泣き虫世一って呼んであげますよ笑」
こんなに騒がしいのに部屋の電気は消えていて、目の前には100インチの大型テレビが光を放っている
テレビの前にあるソファーの真ん中には俺、そこから右隣がミヒャで左隣がアレクという順に座って密着状態で俺達は今ホラー映画をみています
事の発端は今日の夕方頃のこと
二人にホラー映画みようと誘われたが俺はホラーがあまり得意ではないから二人にそのことを話して断れば散々煽られていらついたからこうなった
みなければ良かった
煽りに乗らなければよかった
頭の中は恐怖と後悔で一杯いっぱいだ
「こんなもんか、あまり怖くなかったな」
「そうですねカイザー」
え?怖くないのこれ?そんなはずはないメチャクチャ怖かったぞ!!
「まあ世一は終始ずっと怯えていたがな笑」
「本当にホラーが苦手なんですね」
映画が終わってエンドロールが流れている中「そろそろ風呂に入るか」とミヒャが言った。時計を見るともう夜の10時を指していたので入らなければならないのだが………怖い!とても怖い!いつもは一緒に入ろうと誘ってくる二人は今日に限って一人づつ入ろうとしてやがるし
お風呂はなんか視線を感じるんだもん、背後から手が伸びて来たらとか幽霊がいたらとか!こんな状態で一人で入れるわけない。となったらあいつらと入るために俺から誘わなきゃいけないということだ
絶対に煽られる、が、覚悟を決めろ潔世一!
「…あの、さ……一緒にお風呂、、入らない?…」
歩き出した二人の服の裾を掴み涙目で言った潔だが、彼は知らない。ここにいる二人が潔にどんな感情を向けているかを。彼は知らない。この映画を見たのも潔から誘ってくれるように仕向るためだということを………。
「…よ、世一君は怖がりねぇ」
「し、仕方ないから一緒に入ってやりますよ」
「ありがとう二人とも!」
満面の笑みでそう返した潔だったが、幽霊よりも恐ろしい存在が目の前にいることに気づいてないない
この後お風呂でどんなことがあったかは本人たちのみぞ知る。
今回もご覧いただきありがとうございました
投稿するのが結構遅くなってしまってすみません
次回は番外編でカイ潔、ネス潔を中心に書いていきたいと思います
本編は次の次くらいになりますが気長に待っていただけると嬉しいです
次回もお楽しみに