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こんにちわ〜!今回最終話となります!でも続編も考えております!続編はハート評価数で出していきたいと思います!またリクエストもありましたら、書いていきたいと思います!そして次回から新たな小説を出していきます!!
では、ラストどうぞ!
けちゃ視点 階段登ってる途中
け「やっぱりみんなといると楽しいなー。僕ほんとにみんなに恵まれてるんだなぁ」
けちゃはしみじみと感じていた。
まぜた視点
ま『けちゃ話終わったようだな。どこに行くんだろうか。ついていこう。』
ま「なぁしゆちゃん。けちゃどこに行くか聞いたか?」
し「あぁけちゃならトイレ行くってよ」
ま「わかった、ありがとう」
けちゃのあとを追いかけて屋上に着いた。外はもう黄昏時で、はっきりとは見えないが、けちゃの姿は少し儚さがあり、もう手の届かないどこかへ行ってしまうような、悲しみや寂しさも持ち合わせているような感じであった。
まぜたは声をかけようとした時、けちゃは歌った。
絶望の世界でも1人の者を愛し続ける切ないラプソングを世界に向けて、また愛する人に向けて歌っていた。
※このような曲わからないので、似たような曲があれば教えてください。またその曲を歌っているよう想像してくださればいいです笑
創世のアクエリオンでもいいのかなと思ったけどちょっと違うんだよなぁ…。
けちゃは、全世界の人々に幸福を齎すような天使の歌声あったが、どこか寂しげであった。
けちゃの歌を聞いていたまぜたは、なぜか涙を流していた。まだ1年も経っていないが、地獄の世界になってから、さまざまな出来事を体験した。目の前で人が喰われる。仲間が殺される。家族を失い悲しみで涙を流す人。反対に仲間と協力して生き抜いてきた達成感、絶望の世界でも子供ができたことの喜び。たくさんのことを見て、感じて…色んな思いが溢れ出て。
またけちゃは、けちゃ自身が体験したことや気持ちを歌に乗せており、離れ離れになって、時には敵対同士になっていたが、それ以上に1人の者を、まぜたを愛していることを歌った。
まぜたはもう色々な感情が溢れ、それが涙と共に綺麗に流れていった。
そしてまぜたは1人寂しく歌うけちゃに語りかけるよう歌い出し、最後はお互いが愛してる思いを歌った。
歌い終わって1時間ぐらいずっと何も話さず、お互いの体温を感じながら静かに隣り合って座っていた。
まぜた視点
け「まぜち、顔がすごいことになってるよ笑」
ま「お前のせいだろ」
け「うわぁ理不尽だ〜。まぜちのために歌ったのに」
ま「…」
け「まぜち…。僕これからもみんなと一緒に世界を救っていきたい。でもそれ以上にまぜちとずっとずっとずーーーーっとおじいちゃんになるまで生きていきたい。まぜちが記憶のない僕に殴られたときの記憶が蘇ると、ほんとに気が狂いそうで、まぜちが死ぬなんてもう生きてる心地がしない。やっぱり僕にはまぜちが必要なんだ。だからまぜち、これからもずっと死ぬまで僕の横にいてください。」
ま「…けちゃ。俺も最初けちゃがゾンビに噛まれて離れ離れになった時、心にぽっかりと穴が開いて、すごく苦しかったんだ。もうけちゃがいない世界に、生きている意味なんてあるのかと思った。徐々に立ち直ってきた時も、必ず頭の片隅にはお前がいた。あの日から今まで、お前を忘れることなんて1日たりともなかった。俺にもけちゃ必要だ。俺もこれからずっとずっとずーーーっとお前の隣で生きていきたい。だから俺からもよろしくお願いします。」
け「嬉しい( ;∀;)まぜち、愛してる」
ま「俺もけちゃを愛してる( ;∀;)」
月の光に照らされながら、2人は静かにお互いの愛情を確かめ合うように甘いキスをするのであった。
The end