戸を開けるとそこには、赤髪の男・ライオンの耳を持つ男・眼鏡をかけた男など様々な人が居た。
だがやはり、此処にも男しかいなかった。
「君は誰だい……?」
赤髪の男が言った。
僕はその場で立っていることしか出来なかった。
すると、顔の上半分を覆う仮面をつけた男が
「おや…?貴方、この学園の生徒ではありませんね?」
そう放った。
それもそうだろう。
僕はよくも知らないルマという男に此処に連れてこられたのだから。
僕は、そんな事を頭で考えていた。
すると、仮面の男がまた話した
「貴方、どうやって此処に入ったのですか?」
そんなの知らないよ…
そう思った。
しかし、その言葉は口に出てしまっていた。
「どういう事ですか?此処には黒い馬車に連れられて来ない限り入れませんが…」
そんな事を仮面の男は言った。
だが、本当に此処に入った理由が分からなかった。
だから、説明しようとし声を出した。
「あの………。」
だが、僕の弱い声は”バンッ”というとの開く音に掻き消されていた。
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