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#ふかいわ
junp_Sn-Fk.
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昼休み。
悠真と湊は、いつものように並んでお弁当を食べていた。
「これ、うまい」
悠真が笑いながら、湊のおかずを見る。
「……また狙ってる?」
「え、バレた?」
「顔に書いてある」
「じゃあ一個ちょうだい」
「仕方ないな」
湊がおかずを渡す。
「やった!」
悠真が嬉しそうに笑う。
その様子を見ていたクラスメイトが、ニヤニヤしながら聞いた。
「ねえ、二人ってさ……本当に付き合ってるの?」
「……っ」
悠真の動きが止まった。
湊も一瞬黙る。
「な、なんで急に聞くんだよ……」
悠真は目をそらしながら答える。
「だって昨日もデートしてたんでしょ?」
「……見られたからな」
湊が小さく答える。
悠真はさらに顔を赤くする。
「もう忘れてよ……」
「無理!」
クラスメイトが笑う。
「じゃあさ、湊にとって悠真って何なの?」
湊は少し考える。
そして、普通の顔で――
「……俺の彼氏」
「…………」
悠真が固まった。
「…………え?」
数秒遅れて、悠真の顔が一気に赤くなる。
「み、湊!?」
「ん?」
「学校で言うなよ!!」
「聞かれたから答えただけ」
「そういう問題じゃないって!」
悠真は恥ずかしそうに顔を隠す。
クラスメイトは大騒ぎ。
「やっぱり付き合ってたんじゃん!」
「いつから!?」
「どっちから告白したの!?」
質問が一気に飛んでくる。
「ちょ、待って!」
悠真が慌てる。
湊も少し照れたように目をそらす。
「……そんな一気に聞くなよ」
「湊も照れてるじゃん!」
「照れてない」
「耳赤いよ!」
「…………」
湊は黙り込む。
それを見た悠真が、思わず笑ってしまう。
「湊、耳赤い」
「お前も顔真っ赤」
「……それは……!」
悠真はさらに恥ずかしくなって、机に顔を伏せた。
「もう無理……」
「俺も」
湊も小さく笑う。
二人で顔を見合わせる。
そして、ほぼ同時に目をそらした。
――付き合っていることがバレたのも恥ずかしい。
でも。
湊が「俺の彼氏」と言ってくれたことは、悠真にとって少しだけ嬉しかった。
コメント
1件
ああ、もう、このエピソードすごくよかったです……!「俺の彼氏」って湊が平然と言い放つシーン、思わず声が出ました。悠真の固まってからの真っ赤になる流れ、二人の照れ合いが可愛くて。タイトルの「耳が赤い」も、湊が照れてる証拠を指摘されるところがぴったりで、微笑ましくなりました。最後の「少しだけ嬉しかった」という悠真の心情、じんわりきますね。沙良さん、素敵なエピソードをありがとうございます🌷