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まきぴよ
数式にない溺愛、計算外のバカップル(あべめめ長編)
「……ねぇ、蓮。なんでそんなに可愛いの? 1秒ごとに可愛さの更新速度が理論値を超えてるんだけど」
休日の午後。
リビングのソファで、阿部亮平は膝の上に乗せためめを後ろから抱きしめ、首筋に何度も顔を埋めていた。
「あべちゃん、また言ってる……。更新速度って何。普通に言ってよ」
めめは困ったように笑いながらも、自分を包み込む阿部の長い腕に心地よさそうに身を委ね、スマホをいじる手を止めて阿部の方を向いた。
「普通に? じゃあ言うね。蓮、大好き。愛してる。世界で一番、僕だけの宝物」
「……っ、急にストレートすぎるよ。恥ずかしいだろ」
真っ赤になっためめが顔を伏せようとすると、阿部は逃がさないようにその顎をクイッと持ち上げた。
「恥ずかしがる蓮も可愛い。……ねぇ、さっきからスマホばっかり見て。僕という最高に効率的なエンターテインメントが目の前にいるのに、無視するなんて計算外だなぁ」
「あはは、エンターテインメントって……。あべちゃんと一緒にいるのが一番楽しいに決まってるじゃん」
めめがふにゃりと笑って阿部の首に腕を回すと、阿部の理性が一瞬で弾け飛んだ。
「……あー、もう無理。蓮が可愛すぎて、僕の脳内メモリがパンクした。……ねぇ、いい? 集中講義、始めても」
「講義……? ん、んぅっ……!」
言葉を塞ぐように重ねられたのは、深くて甘い口づけ。
阿部の指先がめめの柔らかな髪を梳き、耳裏を優しくなぞる。
「ん、ぁ……あべ、ちゃん……。これ、なんの、講義……っ」
「『目黒蓮がいかに愛されているか』を、体で理解してもらうための特別実習。……ほら、もっとこっち見て?」
阿部はめめのTシャツの裾から手を滑り込ませ、引き締まった腰を愛おしむように撫で上げた。
「あ、んっ……あべちゃんの指、つめたい……けど、きもちいい……っ」
「蓮の体温が高いからだよ。……ねぇ、そんなにトロトロした目で見ないで。俺、優しくできなくなっちゃう」
知性的な阿部の声が、次第に低く、独占欲を孕んだ熱い響きに変わっていく。
「……いいよ、あべちゃんなら……。俺、あべちゃんに、めちゃくちゃにされるの、嫌いじゃないし……っ」
めめの無自覚な誘い文句に、阿部は「……反則」と低く呟き、めめをソファに押し倒した。
「……蓮、今日はおやすみでしょ? 明日の朝まで、一歩も外に出さないから。……俺だけを見て、 俺だけの名前を呼んでてね」
「……っ、はぁっ、あべ、りょうへい……。あべちゃん、だいすき、っ、もっと……っ!!」
部屋中に響く、肌が擦れる生々しい音と、甘い吐息。
阿部はめめの全身に、自分だけの印を刻みつけるように執拗にキスを落とし、めめはそれに応えるように何度も阿部の背中に爪を立てた。
「蓮、愛してるよ。……一生、離さないから」「……うん、俺も……。あべちゃんから、絶対離れない……っ」
結局、夕食の予定なんてどこかへ吹き飛び、二人は夜が明けるまで、どちらの愛がより深いかを確かめ合うような、甘くて激しい時間を過ごした。
翌朝、腰をさすりながら「あべちゃんのバカ……」と赤面するめめを、阿部が「バカなのは蓮が可愛すぎるせいだよ」と抱きしめるまでが、彼らのお決まりのルーティーンだった。
コメント
3件
めめあべーー!! めっちゃ最高です👍 続きが楽しみです🎶